東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ、院長のかとうようこです。
中高生の生理の話題から始まったこのシリーズ。
普段と違う生理痛の原因はこれだ!患者さんの体験談と鍼灸師ようこのアドバイス
ゆる養生で生理痛とつきあう。東洋医学が教える3つのタイプ
生理痛の話~問診からひもとくカラダの様子
今回は東洋医学から見た生理不順とその対処法についてお話していきます。
※以下、月経というワードを多用していきますのでご了承ください。また、東洋医学の用語もちりばめております。こちらもご了承ください。
月経不順とは?
通常、月経周期は28日が目安で、その前後7~8日までなら正常範囲と考えられます。これを超えて早すぎたり遅すぎたりする場合は「月経不順」と呼ばれます。
西洋医学でもこの基準は似ていますが、東洋医学ではこれに加えて、経血の「量・色・質」や随伴する症状を組み合わせて体の状態を判断します。
治療では「月経を整える」ことを中心に行います。ただし、不順の原因が他の病気であればそちらを治すことで月経も整いますし、逆に月経不順を改善することで、関連する不調が治まることもあります。
月経を整えるときに共通して使いたいツボは 三陰交 と 関元。
この二つに加えて、症状に合わせてツボを組み合わせるのが東洋医学的なケアの特徴といえます。
1 月経が早まるタイプ(経早)
① 実熱タイプ
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原因:もともと熱がこもりやすい体質で、辛いものの食べすぎなどがきっかけ。
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症状:周期が早い、経血が多い、色は鮮紅〜紫紅で濃い。
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随伴症状:胸のもやもや、口の渇き、便秘、尿の色が濃い。
② 肝鬱化熱タイプ
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原因:ストレスや感情の抑圧から肝気が滞り、それが熱に変わった。
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症状:周期が早い、経血量は多かったり少なかったり、色は紅〜紫紅で濃く血塊が混じる。
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随伴症状:胸や脇、下腹部の張り、イライラ、口の苦み。
③ 陰虚血熱タイプ
④ 気虚タイプ
2 月経が遅れるタイプ(経遅)
① 実寒タイプ
② 陽虚タイプ
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原因:慢性疾患や性生活過多で腎陽を損傷。
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症状:周期が遅い、経血は少なく淡紅でサラサラ。
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随伴症状:下腹部のじんわりした痛み、めまい、足腰のだるさ、冷え。
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ツボ:命門、太渓。
③ 肝鬱気滞タイプ
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原因:ストレスで肝気が滞り、気血の流れが悪化。
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症状:周期が遅い、経血は少なめで色・質は正常。
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随伴症状:下腹部や乳房の張り、胸脇部の痛み、イライラ。
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ツボ:太衝、合谷。
④ 血虚タイプ
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原因:出産や病後で血が不足、または脾の働きが弱い。
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症状:周期が遅い、経血が少なく淡紅で薄い。
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随伴症状:顔色が悪い、肌の乾燥、目のかすみ、動悸。
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ツボ:足三里、脾兪。
思い当たるタイプがありましたか?
症状の部分をご自身の月経の状態と照らし合わせてみるとわかりやすいと思います。
月経不順は、熱・冷え・ストレス・体力不足など、体のバランスの崩れを映し出すサインでもあります。
あせらず自分の体質や生活習慣に合ったケアを続けていくことが、月経を整える一番の近道です。
次回は周期が乱れるタイプと閉経についてお話いたします。
※画像について
ピンクとブルーバックのイラストⓒsutudioyokoyama
その他~イラストAC
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