東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ、院長のかとうようこです。
そういえば全然語ってこなかった生理の話。
しばし続けます。
東洋医学では、女性の体をみるときに、結婚や妊娠・出産の経験だけでなく、必ず月経の状態をお尋ねします。
なぜかというと、
からだは月経の影響を受けやすく、逆に月経の状態から体のバランスを推測することができるからです。
ですので、必要に応じて以下のような質問をさせて頂いています。
①月経の周期
②経血量
③経血の色とタイプ
④月経痛
⑤おりもの
東洋医学での用語も交えつつ、もう少し詳しくお話していきますね。
1 月経周期からわかること
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経早(けいそう):周期が7~8日以上早まる。内熱や気虚が原因。
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経遅(けいち):周期が7~8日以上遅れる。寒邪・内寒・血虚・気滞・血お・痰濁が原因。
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経乱(けいらん):周期が乱れ、早くなったり遅くなったりする。肝気鬱結・腎虚・血おが関わる。
2 経血量からわかること
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月経過多:経血が多すぎる。内熱・気虚による。
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月経過少:経血が少なすぎる。血虚や冷え、痰濁などによる。
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閉経:妊娠していないのに3か月以上月経がない。気虚・内寒・血おが関わる。
3 経血の色と質からわかること
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正常:紅色で、サラサラでもドロドロでもない。
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淡紅色で薄い:気虚・血虚。
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濃い深紅色:内熱。
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紫暗色で血塊あり:寒邪・内寒。
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暗紅色で血塊あり:血お。
4 月経痛からわかること
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月経前〜月経中に張るような痛み:気滞・血お。
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冷えて痛み、温めると楽になる:寒邪・内寒。
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月経中〜後にじわじわした痛み、腰のだるさ:気虚+血虚。
5 帯下(おりもの)からわかること
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白く薄く、においがない:虚証・寒証。
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黄色く濃く、においがある:実証・熱証。
以上、あれこれ患者さんと会話をする中で情報収集しています。
その情報をまとめて不調の原因を推察する!
体の中に熱がこもれば血流が速くなり、月経が早まったり出血が増えたりします。
逆に冷えが強いと血が滞って固まり、周期が遅れたり、経血が少なくなったりするんです。
経血の色や質、月経痛の様子と合わせて考えることで、体の状態をより正確に見立てることができる、というのが東洋医学的な見方です。
(この推理がめっちゃ楽しくて、いまだに鍼灸やってる理由はそこかもしれないのです)
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