千代田区の神社
都心の真ん中に位置する千代田区は、中心に皇居があり、およそ北側が下町の気風が残るエリア、南西側が国会議事堂や公官庁が並び、南東が大手町や丸の内といった一等地のオフィス街が続きます。
そんな千代田区は総面積が11.64㎢、社祠が47社見つかっています。平均すると1㎢あたりに約4.03社鎮座していて、23区全体で第12位となる密集率です(1位は台東区の14.34社、23位は板橋区の2.20社)。
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掲載ルールとしまして、各社境内末社は扱わず、境外末社は兼務社と見立て1社としてカウントしています。また目視によって所在が確認できる企業神社については、記載はしますが参拝不可なものは数に含めていません。参拝可は□、参拝不可は■、廃止はグレー字、リンク先は当該社の過去記事です。
飯田橋
一番町
□福寿大神
岩本町
1丁目
三上稲荷
2丁目
正面稲荷社 魚澤稲荷 熊谷妙見稲荷 知福立作両社稲荷 花咲稲荷 □金山神社 □繁榮お玉稲荷大明神 藍染稲荷神社(日本橋笠間稲荷へ合祀)
内神田
1丁目
2丁目
■企業稲荷社(鎌倉河岸ビル屋上) 出乳母稲荷・旧長寿院 戸崎稲荷(神田神社末社浦安稲荷へ合祀) □佐竹稲荷神社 □大柳稲荷神社
内幸町
未発見
大手町
未発見
霞が関
企業神社・日本興亜損害保険本社2階(2019年ごろ廃止)
鍛冶町
1丁目
山田稲荷社 玉翁稲荷 □豊川稲荷
2丁目
明徳稲荷(柳森稲荷神社境内へ遷座)
神田相生町
未発見
神田淡路町
賀来神社(別名三七稲荷安鎮稲荷・府内松平家屋敷)
神田和泉町
□金綱稲荷神社 能勢稲荷(妙見山東京別院に遷座)
神田岩本町
未発見
神田小川町
神田鍛冶町
松子稲荷(東漸寺共に移転)
神田北乗物町
未発見
神田紺屋町
未発見
神田佐久間河岸
未発見
神田佐久間町
豊富稲荷社 □草分稲荷神社
神田神保町
2丁目
3丁目
神田須田町
1丁目
2丁目
稲荷社 □柳森稲荷神社
神田駿河台
1丁目
長澤稲荷大明神(高家長澤家屋敷) 壽稲荷社 永井稲荷社 □太田姫稲荷神社
3丁目
廉女稲荷社
4丁目
20
神田多町
1丁目
神田司町
2丁目
神田富山町
未発見
神田錦町
2丁目
□豊川稲荷 ■笠間稲荷社(大新ビル屋上)
神田西福田町
未発見
神田練塀町
未発見
神田花岡町
未発見
神田東紺屋町
未発見
神田東松下町
熊谷稲荷神社(2014年ごろ廃止)
神田平河町
未発見
神田松永町
未発見
神田美倉町
未発見
神田美土代町
四社稲荷(波除稲荷・太郎稲荷・豊川稲荷・広亀稲荷・水神太神・福徳稲荷合祀)
紀尾井町
白玉神社(尾張徳川家屋敷)
北の丸公園
□彌生慰霊堂 (旧弥生神社)
九段北
1丁目
□築土神社
3丁目
□靖国神社
九段南
護国神社(旧九段会館屋上 )
皇居外苑
未発見
麹町
1丁目
2丁目
矢部村稲荷
3丁目
柳川稲荷大明神
4丁目
□豊栄稲荷神社 □豊受稲荷神社
5丁目
□千代田稲荷神社 伊勢八稲荷
6丁目
柳稲荷 五社稲荷 山中稲荷 桃園稲荷
五番町
敬福稲荷(渋谷猿楽町合祀)
三番町
未発見
外神田
1丁目
2丁目
■大国神社(第二電波ビル屋上) 定吉稲荷(神田神社合祀) 内山稲荷(神田神社合祀) □神田神社 □天星稲荷(祭礼時公開・天野屋屋敷神)
4丁目
烏森稲荷・丸山稲荷 出世稲荷 □花房稲荷神社 三社稲荷(儀助稲荷・宝珠稲荷・子安稲荷)
5丁目
6丁目
■企業神社(ミクニビル屋上)
千代田
扇稲荷(清水徳川家屋敷)
永田町
2丁目
玉川稲荷(赤坂氷川神社合祀) □赤坂山王日枝神社 西行稲荷(赤坂氷川神社合祀) 新左衛門稲荷(雲州松平家屋敷) 第六天社
西神田
未発見
二番町
未発見
隼町
未発見
東神田
1丁目
升金稲荷 現福稲荷 福徳稲荷 茶立稲荷 □亀嶋神社
2丁目
3丁目
□豊徳稲荷神社
40
一ツ橋
□毎日神社(パレスサイドビル屋上)
日比谷公園
未発見
平河町
富士見
2丁目
出世富貴稲荷 □桐生稲荷神社 □東京大神宮 稲荷社(牛込御門内)
丸の内
平田明神社(会津蒲生家屋敷) □ラグビー神社(W杯期間限定の特設)
三崎町
有楽町
1丁目
■企業神社(第二日比谷ビル屋上) 企業神社(東宝ツインタワービル屋上) □有楽稲荷神社
四番町
■三郎稲荷大神(シルバービル屋上)
六番町
榎稲荷 三光稲荷(犬山針綱神社・菅原神社・稲荷神社合祀/犬山成瀬家屋敷)
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千代田区内神社の傾向
各地域にはどのような神社、或いは祭神が多い傾向にあるのだろうか。そんな疑問から、区ごとに同名神社の統計を出してみようと思う。都道府県や市区町村というのは、あくまで現代の行政区画であり、この区画を以って地域の(信仰の)特性や傾向と言ってしまうのもややおかしな気もするけど。
面積11.66㎢の千代田区は、23区の中で5番目の広さに47社が鎮座。平均して1㎢あたり4.03社と、お社密集率は低い。
※最高密度は、最も狭い台東区(10.11㎢/23位)に121社の鎮座で、1㎢あたり平均11.96社
※最低密度は、最も広い大田区(60.66㎢/1位)に123社の鎮座で1㎢あたり平均2.02社
千代田区で最も多かったのは、大小様々街中で祀られていることがよくある稲荷の36社で、全体の76.6%を占めた。ちなみに千代田区内に寺院は3つしかなく、何れも稲荷などの社祠はありません。
続いて第2位はと行きたいところですが、千代田区の場合、稲荷社以外はすべて1社ずつしかないことがわかりました。強いて言うなら、靖国神社と弥生慰霊堂(弥生神社)はどちらも招魂社であるから稲荷に次いで多いと言えなくもない。この1社しかない神社が全部で11社で、全体の23.4%。
ビル屋上の屋敷神も合わせた神社の総数は53で、屋敷神は、社号・祭神の明白・不明を問わず、6社で全体の11.3%という結果となった。
廃止と新設
ブログを始めた2012年以降に廃止された社祠は5社、そして新設された神社は3社でした。
※数字は2026年2月時点で所在が確認できた神社に基づきます。
あとがき
ランキング形式にしてみたものの、千代田区にだけ皇居という例外が存在していることに気づきました。というのも皇居は区の10%にあたる面積を有し、尚且つ皇居内(旧江戸城時代)神社の現存については知る手立てがありません。総面積は皇居を省いてはいなさそうなので、神社密集度は正確ではないでしょう。
このリストは、ブログを開始した2012年から2025年までの間に、調査・確認した区内の社祠を数え集めたものです。一部、企業敷地内にある屋敷神も掲載していますが、これは特段の許可を必要とせず参拝できる場合や、祭礼日のみ公開されるケース、あるいはビルの建替えなどを契機に一般公開されるようになった例があるためです。なお、本記事ではすでに廃止された社祠についても記録として掲載していますが、総数には含めていません。
掲載対象は、①一般参拝が可能な社祠、②参拝はできないものの目視によって現存が確認できる社祠、③ネット・書籍・各種刊行物などにより存在が確認できる社祠で構成しています。明らかに個人宅の屋敷神と判断できるものについては、今回のリストには含めていません。
