今回の参詣は千代田区一ツ橋の毎日神社へ。

ここは皇居東御苑(江戸城本丸)の北側、竹橋や一ツ橋、平川門と呼ばれるエリア。

 

 

 

パレスサイドビルディング

今回訪れる神社は毎日新聞社東京本社が入るパレスサイドビル。大規模な複合商業ビルの先駆け的な存在の建築で、昭和41年(1966)に竣工した。現在もテナントの多くが毎日新聞社と資本関係の会社。

 

 

 

 

屋上へ行くには、建物の西側か東側にあるエレベーターで9階まで上がり、階段で屋上へ出る。部外者からすると、神社まで最短ルートのエレベーターや、8階止まりのエレベーターとの違いがわからないので、ここで運の良さが試される。

 

 

 

 

毎日神社

屋上の中央北側(一ツ橋IC方向)に鎮座している。

当社は毎日新聞社が企画した世界一周連続就航を達成した記念に創建された神社。

一般的に神社の創建由来というと、目的達成や、今後の安全・発展を願うものだけど、達成した記念として創建されるのは現代ではめずらいしい。中世では源義家親子や藤原秀郷が凱旋の折に創建した神社というのが多いのだから、特段変わっているわけではないのかもしれない。

 

 

 

さてその世界一周を成し遂げたのは、帝国海軍山本五十六中将から払い下げられた九十六式陸上攻撃機を輸送機に改造した「ニッポン号」という三菱式双発輸送機。

毎日新聞社が企画し1939年8月26日に羽田飛行場を離陸、四大陸二大洋を飛び、55日後の10月20日に帰国。総飛行距離52,886km。

積載燃料5万2000リットルなのでリッター1kmかよと思ったけど、現代の旅客機はリッター50メートル程度だそうなのでむしろ超低燃費。

 

御由緒

境内掲示より字体改行などそのまま記載

毎日神社由来

 本神社は昭和十四年(一九三九年)十月二

十日毎日新聞社機「ニッポン」号による同社

主催世界一周大飛行の完成記念として創建

された。祭神は天照大神産土神日枝大神な

らびに飛行の平安完遂を祈願し全国読者から

寄進の御神符が奉安されている。

 同航空機は中翼単葉の双発機で翼長二五㍍

・全長一六㍍の純国産 当時日本航空科

学の粋を集めて制作された 全航程五万三

千㌔ 北太平洋横断無着陸飛行に成功 空

の難関といわれた南米アンデス越えの新記

録や大西洋横断の快記録など 世界航空史

に不滅の光彩を放っている

祭日 例大祭十月二十日 月例祭二十日

 

 

 

 

屋上はきれいな芝生とベンチのみ。これだけの大きなビルでありながら、余計なものが全くないので景色は最高に良い。眼前には大手町、神田、小石川あたりまで眺望できる。

 

 

 

 

柵まで寄ると真下に桝形の平川門が良く見える。

江戸時代には大奥から一番近い門であったため、「御局御門」といわれたのだそう。これだけ離れていても、大きな渡櫓の迫力がよく伝わってくる。

 

 

 

写真はすべて2017.08.30 撮影

 

備考

社号 毎日神社

創建 昭和十四年(1939)

祭神 天照大神・日枝大神

祭日 10月20日例大祭 毎月20日月例祭

末社

社務所

所在地 東京都千代田区一ツ橋1—1−1

その他 パレスサイドビル屋上中央(首都高側)