213-《山本》by贾平凹 | トミモの『中国語の原書とドラマを求めて・・・』

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自分のフィルターに落として日本語で紹介できたら…とブログ開始。

私にとって213作品目の読了原書です。 

      これ↓

  贾平凹著《山本》

 

贾平凹さんの作品は今回で16冊目です。

  ↓(下)

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本書は520頁に及ぶ長編小説です。

2015年に構想を始め、

2016年末に初稿が出来上がり、

修正を加え2017年に完成して、

2018年に発刊されたそうです。

 

題名の《山本》は

日本人の苗字≠山本さんではなく、

山=陕西の秦岭を指しています。

 

物語の時代は明記されていませんが、

蒋介石、红军といった言葉が出てきたので、

1910年前後かと推測します。

 

登場人物が多く、

これは《秦腔》を超えるかも?!

と、読了後にカウントしてみました。

結果は・・・

《秦腔》156人+2匹(犬)

《山本》497人+1匹(猫)

《山本》の圧勝でしたアップ

ただし本書の登場人物で

巻末までの生存者は1割を切りますダウン

 

「人を呪わば穴二つ」

という言葉があります。

私はこの作品に触れて

「人を殺せば穴無限」

と、感じました。

 

ヒューマニズムを描いた文学作品ですが、

「戦争と平和」ではなく

「戦いと憎悪」が核になっていて、

荒々しく残忍なシーンが多いです。

 

特に終盤。

私は、

苦しくて

怖くて

腹立たしくて

読み終えた途端に

涙がボロボロと流れてきました。

 

あとがきの中に、

私が感じたことを

記述している箇所がありました。

下矢印

《山本》里没有包装,也没有面具,一只手表的背面故意暴露着那些转动的齿轮,我写的不管是非功过,只是我知道了我骨子里的胆怯、慌张、恐惧、无奈和一颗脆弱的心。我需要书中那个铜镜,需要那个瞎了眼的郎中陈先生,需要那个庙里的地藏菩萨。

 

上記以外にも、

あとがきや作中で

「山」について贾平凹さんが述べていました。

日本人の

「人が死んだら、土に返る」感覚が、

贾平凹さんにとっては

「人が死に建物が壊れたら、山に返る」ようです。

だから、

この作品は戦争小説ではなく、

中国の名もない歴史上の

人間と山の物語なのだと。

 

怖いけれど、

いつか陕西の秦岭を訪れてみたいです。

 

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