たぶん、あと1~2ステップ! 〜ねこ福の大屋根工事レポ㉔〜 | 山里リトリートねこ福 ✢✢ 時間が止まる龍宮城へようこそ ✢✢ 大阪高槻 神峰山の郷

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Timeless Comfort ~ 時間が止まる龍宮城 ~
築130年古民家をリノベーション、大地からの贈り物に包まれて内観するための空間をご提供しています。こだわって過ごす交流の場にも。大阪駅・京都駅から1時間、奇跡のアクセスで桃源郷へ♪

 

ギャラリーねこ福はこんなところ

 

 

工事22日目。つづき。

 

午後、掛け持ちの現場から親方さん登場。

いろんな作業が同時進行になって、見学も忙しい。

 

 

角っこの仕舞が始まった。

瓦の向きが違う境界には棟が葺かれる。ここは隅棟というらしい。

 

棟の仕事をむっちゃ間近で見れることに。

 

 

下段に合わせてピンとした角が据えられた。個人的には気に入らない(笑)

しかし全てはバランスなので、きっとこれがベスト。親方の選択に間違いなし…

 

 

 

そうか、角(かど)なだけに角(つの)か

 

 

 

 

 

長ーいビスで固定される。

 

 

繋ぎ合わせに合うようにカットした瓦、嵌るか確認。

 

 

棟の土台、整った。

 

 

漆喰風のセメントどんどん盛る。

 

ハラミがショートケーキに変わっていくコテ捌きが美しい↓

 

 

瓦の凹凸に沿ってセメントを立てる。まるでパティシエ。

 

 

 

そうかと思えば、

また電ノコを握って瓦をカット。隅っこにパチっと嵌った。

 

 

 

動と静、振り幅の大きな作業に見えるんだけど。淀みはなく進んでいく。

 

 

 

他の仕事を見てる間に、反対側に。

 

「マジか!」って。

キワキワに蔵が建ってるので、なんとまぁツノを立てる隙間がないらしい。

 

 

 

 

しかし、さすが。3呼吸ののち、代替策への取り掛かりが始まった。

わたしには何がなんだか分からないけど、ビスが抜かれて外された瓦1枚。。

 

その後、ツノは電ノコのライブアートよろしく料理されていきました。

 

音ウルサイです、注意。音量編集はしたけど、けたたましいことに変わりなし。

 

 

そして見事スッキリ収まったのでした。拍手!

 

 

 

 

 

 

庭でバンバン音がする。そっちの作業も気になる。

 

 

板金工作。

 

実は休日に、板金のこと触ってみてた。分厚いし、硬い。

そんなものを屋根の上で折り紙のように扱う握力って如何程?

 

 

それには、地上であらかたの折り目をつけておくようです。

 

 

 

 

ガタガタ音がしていたのは、この道具を使うとき↓

 

 

バッタというらしい。沿わせながら折っていくと、寸法が狂わないようだ。

 

でも微妙な角度はコテで挟んでつけるのかな。

 

こんな大きな板金を正確に折るって、すごい。折り紙でも歪むのに。

 

 

 

 

感心して入母屋に戻ると、料理された棟、既に仕上がってた。

 

 

この鬼瓦は壁を睨んで息苦しそうだ。

 

詳しくは、またいつか観察してみよう。

 

 

 

 

先ほどの板金はこの隙間に。

 

 

母屋と御座敷の接合部の壁。ずっと土壁が剥き出しだったみたい。えー!

狭すぎて作業ができなかったのだろうとは察するが、それってどう?

 

難しい顔をして寸法を測ってらしたのは、ピチーッと嵌めるためだったんだな。

 

板金が画用紙に見える(笑)

 

板金の商品名は“極みMax”だと。非常に頼もしい名を吹いている。気に入った(笑)

 

 

 

 

 

反対側の隅棟、この日はここまで。

あともう一息。

 

 

 

 

 

 

次は棟の仕舞い。

さっきの母屋と座敷の接合部の隙間に棟瓦を積む。

 

今までこの隙間には棟がなかったらしい。えー!

瓦の取り合いは雨の侵入口。塞いでくださいました。

 

けばら(?)という木のひさしが邪魔になるらしく、ノコで切って開口された。

びっくりしたけど、いや、屋根の本質は雨仕舞いである、見た目ではない。…見守った。

 

 

キッチキチの隙間にどう棟瓦を差し込むのか、若い職人さんも注目してた。

 

 

 

遠目にはよく分からんかった。

 

けど、どうにかすると決めた人はどうにかしてこなす。

 

そこにマニュアルはなく、いつだって現場合わせ。

振り返ると、なぜ上手くいったのか言葉では説明できないこともある。

 

宇宙の法則だな。すぼっと嵌った瞬間、そう思った。

 

 

 

 

「もうー、大変よ。」っとカラッと笑いながら言い放つゆとり。見習いたいな。

 

 

 

 

 

 

ところで、わたし屋根歩きが上手くなった。

前日到底無理と思ってた妻下の幅狭い屋根も平気になった。

 

行動範囲広がる。

御座敷の屋根の北側を覗いてみた。

 

 

棟の端を葺いてくださってた。

 

 

 

漆喰アートと至近距離でご対面。

 

 

 

 

 

入母屋の鬼瓦も手を伸ばせばアップに。

 

 


 

 

 

 

【シリーズになってます】

㉒日本瓦でお洒落な屋根、出来ました!

㉑突風が運んできた打出の小槌 

⑳入母屋屋根、スッキリと蘇る*\(^ ^)/*

⑲時に忍耐力も要求される。電ノコ辛し。 

⑱業者選びが着工の肝だと思ってる

⑰屋根瓦の流行りも時代とともに変わってく

⑯詰めの作業ほど技術が要る、万事そうかも

⑮瓦1枚に何人の手が掛かっているのかな 

⑭雨のなか、雨仕舞い。ご苦労様でした 

⑫瓦の葺替え、折り返し 

⑪鬼瓦講 

⑩人事を尽くしたら天命に託す 

⑨修理工事から学んでることたくさん 

⑧保存するのは温故知新をキャッチする為かも

⑦屋根はお家のファッションなのだ 

瓦職人さんの雨予知能力は凄かった 

猫さんと職人さんの微妙な距離感 

④上空で熟達の職人技を鑑賞する 〜

③頭の上を10トンの土で守られていたんだと! 

②棟瓦って今の時代っぽくない 

①130年働いた瓦、ご引退 

 
 

雨の降らない梅雨明けた。

「本格的に降ったの1日だけでしたね。」

 

「そうでしょう〜♪」っとしたり顔してみたけど、

いやいや暑い暑い1日、お仕事ありがとうございました。

 
 
でもあと1日だけは降らないでね。