保存するのは温故知新をキャッチする為かも〜ねこ福の大屋根工事レポ⑧〜 | 山里リトリートねこ福 ✢✢ 時間が止まる龍宮城へようこそ ✢✢ 大阪高槻 神峰山の郷

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Timeless Comfort ~ 時間が止まる龍宮城 ~
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ギャラリーねこ福はこんなところ

 

工事8日目。昨日はここまで。

 

 

 

 

御座敷の瓦、一部を除いて全部外されました。

 

昨日は午後外出したので作業を見学できませんでした。

まだ明るいうちに帰ってきたのだけれど、

どこまで進んだのか見届ける勇気がありませんでした。

今夏初、冷房の洗礼を受けて寝込んでしまったというのもある

 

 

辛いのであります。

 

物への執着というよりは、

おばあちゃんがとてもとても大切にしていた

というか触れもせずただそっと放置してきたともいう

御座敷、とうとう見限り付けないといけなくなって。

 

いざ、屋根の上の荷物がどんどん下されていくと、

自分の心の重しもどんどん軽くなってくる現象に驚いてる。

 

どうにか守らなくちゃいけない、でもどうやって?

そんな重圧に縛られてたんだなってことを今知る。

 

 

そんなに大事か?

なんだったんだ、あの託された思いって…。

 

リュシアンくんが添い寝してくれて、なんか色々な思いが通り過ぎていくのでした。

冷房のせいなのか、座敷屋根ショックなのか、どっちだ?とか思った。

 

 

 

 

 

さて、気を取り直して、冷静にレポートしてみよう。

今朝、死海の塩で足湯したら復活した。

 

 

 

母屋と御座敷は建てられたタイミングが違い、工法も違います。

おばあちゃんが生まれたとき母屋はあったけど、

御座敷は建てるのを見てたって言ってました。

 

 

母屋ほど敷板に隙間がないから、盛り土が落ちずに済んだのか痩せてない。

本来これくらい土が盛られてるんですね。

 

 

13年前の大改修のとき、厨子に落ちてた土の量はすごかったもんなー。

半分以上落ちてたんじゃないのか。

 

 

 

使える瓦は使ってあげたいってお願いしたので、

近年に応急修理した新しいめの瓦は人介戦術で丁寧に降ろされました。

 

 

 

さて、その作業、いちばんスリリングなポジションってどこだと思いますか?

 

 

 
屋根の端キワキワにしゃがんで地上の人に瓦を渡す動き、どんどんズッていくそうです。

 

 

呼吸が合ってるからこそ安心して見ていられる流れ、

なんかいいなぁ。

 

昭和というか、江戸というか、古来のリズムを感じて

何か懐かしい旋律が聞こえてくるのでした。

 

 

 

まだ使える瓦を選別しながら順送り。

確かに面倒で時間がかかるって嫌がられるのもわかるけど、

あえてそこは“贅沢な作業”って呼んでみたいな。

 

 

 

ご先祖さん面々思い入れの建物、

せめて丁寧なお仕事でリニューアルしてもらうことで、わたしも多少気が済むのでした。

 

 

 

 

 

着工へと踏ん切りをつけさせた御座敷の入母屋屋根。

 

 

造りが複雑すぎて、雨漏りの原因になりやすい箇所がいっぱいあるそうです。

 

昨年夏に軒の漆喰が崩れたのは、ここの部分の雨漏りが内部を伝っていったせいなんですって。

 

 

 

 

 

 

あぁ、壊されていく壊されていく…

 

 

出掛ける前に見届けたのはこんな感じ。

 

 

 

 

残したい、でも消えていくほど心が軽くなる…。

 

「保存」ってエネルギー要る行為なんだなぁ。