東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ、院長のかとうようこです。
ここまで「冷え」についてお話してきましたが、
冷えとはなにか?〜冷えの正体とからだの中で起きていること
体が冷えていく理由~薬が体に与える影響について
運動不足と冷え~巡らない体は温まらない
40代から気になり始める「冷え」への対処法― 無理なく続ける6つの基本 ―
今日は少しだけ食養生のお話を。
東洋医学では食べものやお薬は「何を食べるか」だけでなく、
体の中でどう働くかをとても大切に考えます。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、
ざっくりで大丈夫。
「へぇ、そうなんだーー」くらいで読んでくださいね。
食べものには「体を温めるもの」と「冷やすもの」がある
まず、いちばん大事な考え方。
食べものには
体を温める性質のものと
体を冷やす性質のものがあります。

だから、
-
冷えている人に生姜がおすすめ
-
夏でも冷えを感じる人にスパイスを少し使う
こんな話が出てくるのです。
ちなみに、
白菜や大根などの冬野菜は「体を冷やす」と言われることもありますが、
鍋物や温かい調理にすると、体を温める働きに変わります。
一方で、茄子はかなり体を冷やす食材。
煮たり焼いたりしても、冷やす性質は残ります。
だから昔から
「秋茄子は嫁に食わすな」
とか、
焼き茄子に生姜をのせる
なんて知恵が生まれたんですね。

軽い食べものは「上へ・外へ」働く
次は、食べものの「重さ」のお話。
見た目や質感が軽いものは、
体の中で上へ向かう・外へ発散する働きを持っています。
たとえば、
-
胡椒などの小粒のスパイス
-
シソやパクチーのような薄い葉
-
ネギのように層が薄い野菜
こういったものです。
この性質は、
-
お腹の調子がゆるいとき
-
内臓が下がり気味のとき
-
風邪のひき始め
などに役立ちます。
体の中で「下へ・内へ」たまりがちな状態を、
ふわっと動かしてくれるイメージですね。
(この考え方、食べ物だけでなく生薬でも同じように使われます。)
重い食べものは「下へ・内へ」落ち着かせる
反対に、
重さを感じる食べものは、
下へ・内へ落ち着かせる働きをします。
たとえば、
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根菜類
-
セロリや白菜のように肉厚な野菜
-
ゴーヤやきゅうりなど、少し苦みのあるもの
こうした食材は、
-
のぼせ
-
イライラ
-
咳やしゃっくり
-
胃がムカムカする
といった「上に上がりすぎている状態」を
落ち着かせてくれます。
潤す食べもの・乾かす食べもの
もうひとつだけ。
水分が多かったり、粘り気のある食べものは、
体に潤いを与えてくれます。
たとえば、
-
山芋
-
蓮根
-
魚や海藻
などがイメージしやすいかと。
逆に、
唐辛子のような辛くて乾いた食材は、
体を乾かす働きがあります。
だから、
乾燥しやすい人が辛いものばかり食べると、
不調が出やすくなることも。

大切なのは「バランス」と「今の自分」
食養生でいちばん大切なのは、
どれかを極端にとることではありません。
基本はバランスよく。
そのうえで、
-
冷えているな
-
乾いているな
-
のぼせているな
と感じるときに、
それを助けてくれる食材を
少し足してあげる。
それだけで十分です!
冷え対策も、
食べものからやさしく整えていきましょう。
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