小田真嘉
私は20代の時に
ひたすらパワー(スキル、才能、実績)に憧れていました。
もっと勉強してスキルを身につけないと
もっと練習して才能を開花させてないと
そして
数々の実績を積み重ねないと
そう思って
たくさんのことにチャレンジしました。
時には破れ、自信を失い
時には手にし、満足感を得て
それでも
必死に頑張り
なんとか前に進むほど
不安、恐怖、疑問が大きくなっていくばかりでした。
何かが違う?
そんな日々を過ごしていました。
先日、師・北極老人と話していて
大きな気づきが、心の中に広がりました。
人はなぜ
パワー(スキル、才能、実績)を求めてしまうのでしょうか?
幸せになるため?
豊かになるため?
満足感を満たすため?
自己を肯定するため?
パワー(スキル、才能、実績)によって
人が不幸になってしまうとしたら?
大切な何かを失っていくとしたら?
実際に
経済の進歩によって、不幸が増えました。
科学の進歩によって、大事なことが失われました。
医学の進歩によって、大切なことも忘れられてしまいました。
パワー(スキル、才能、実績)を求めるほど
人間性が失われていきます。
もちろん
パワーが不要だと言っているのではありません。
そもそも
パワー(スキル、才能、実績)とは
他の何か(人、モノ、会社)と交換可能なものです。
スキルや才能で人を見るなら
そのスキルや才能がある人なら誰でもいいわけです。
その人に会う目的はスキルだけになり
人を性能で選ぶようなものです。
それはまるで
パソコンを選ぶかのように・・・。
パワー(スキル、才能、実績)で判断するとは
そのウラ側では
パワーがない人をバカにしている自分がいるということ。
自分にはパワーがないと失望しているということ。
そんな自分がイヤで
もしパワーを求めて
勉強(練習、訓練)するのであれば
それは真の勉強ではありません。
勉強とは本来
おのずから、自然とするものです。
勉強しようと思ってする勉強は
中毒、逃げ道、自己満足。
そんな勉強の副作用として
頭が固くなる。
人との出会いを失う。
人間性を失うわけです。
パワー(スキル、才能、実績)を求めるのは
今が不幸だから
今に心がないから
今に愛がないから
大事なことは
現時点で、心が魂が輝いているか?
今に幸せと愛があるか?
ということ。
今、不幸なら、何をしても不幸。
何かしたら幸せになることはない。
何かを得たら幸せになることもない。
人は職業という枠にとらわれがち。
人間性と職業一切関係ありません。
職業とは
自分という料理を乗せる皿のようなもの。
職業ばかり見ているうちは
自分を味わうことはできません。
自分を楽しむこともできません。
だから
職業をしているという自分をやめると
本来の自分がまるごと現れます。
その本来の自分で
毎日を丁寧に、心をこめて過ごせば
人生を教えてくれる人と出会うでしょう。
人生を共に歩む仲間とも出会うでしょう。
人をイキイキさせるのは人しかいません。
人を幸せにするのは人しかない。
人が輝くためには人が必要です。
パワー(スキル、才能、実績)を求めるほど
人から遠ざかります。
だから、不幸になる。
だから、冷たくなる。
目の前の人と、愛をこめて向き合うこと。
目の前の事と、心をこめて向き合うこと。
パワー(スキル、才能、実績)を求めるほど
愛を減らす、心を亡くす。
パワー(スキル、才能、実績)に逃げるのは
日常生活が不幸だから、充実していないから。
日常生活が幸せなら、充実していたら
パワー(スキル、才能、実績)に逃げなくなる。
だからこそ
天職を求めたとき
それは、天職ではなくなる。
天命を求めたとき
それは、天命ではなくなる。
愛と心をこめて
目の前の人に向かったとき
それが天職となる。
それが天命となる。
本当のゴール(真の答え)は
いつも目の前の人の中にあるものです。
パワー(スキル、才能、実績)の中には決してない。
そう、深く感じたのでした。
小田真嘉
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