東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ、院長のかとうようこです。
主催する講座の中ではお話していたけれど、ブログでは全然取り上げてこなかった東洋医学のお話をしばらく続けて書いていこうと思います。
東洋医学といえば「なんとなく体にやさしそう」「自然な治療法?」そんなイメージを持つ人も多いかもしれません。
あとは圧倒的に「古くさい」イメージでしょう。
いや、これ実は本当に古くさいんです。
だって!ながーーーーーーーーーい歴史を持っているのは事実だから。
(神農像)
鍼灸について、最古の記録はなんと4000年前とも言われています。中国では、今から3600年前、殷(いん)という王朝の時代には、すでに鍼やお灸のような治療法が使われていたようです。発掘された当時の文字(甲骨文)からも、そうした形跡がうかがえます。
(甲骨文)
鍼のはじまりは、新石器時代にまでさかのぼります。「へん石(へんせき)」と呼ばれる石器が見つかっていて、これが鍼の原型と言われています。
狩りの途中でトゲや石が体に当たったとき、「あれ?痛みが楽になった?」なんて偶然の体験から、わざとツボに刺激を与えるようになったのかもしれません。
(へん石)
ツボといえば、アイスマンのお話も知ってますか?
どうやら腰痛すべり症のため、ツボ刺激をしていたと考えられています。
お灸の方も同じような流れです。たき火にあたっていたら腰の痛みが楽になった、温めた石を抱えていたらお腹の調子がよくなった、そんなあったか体験から「燃やした草で温めるって、アリじゃない?」と気づいたのでしょう。
さらに、中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』は2000年ほど前にまとめられたとされ、ここで鍼灸理論はぐっと体系的になります。経絡(けいらく)やツボの考え方も、ここから本格的に整理されたのです。
ただ、実際にはもっと前から人々のあいだで「この場所を押すと楽になる」という知識は共有されていて、代々口伝で伝えられていたようです。ツボの発見も、そうした経験の積み重ねだったんですね。
面白いのは、こうした鍼灸のルーツが、古代中国の神話ともつながっていること。たとえば、八卦(はっけ)を生み出したという伏羲(ふくぎ)は、古代の「九鍼(きゅうしん)」をつくったと言われています。
彼は人間の姿をしていなかったという伝説もあり、医学だけでなく婚姻や漁業、占いの知識まで広めたすごい人物(あるいは神様?)とされているんです。
その後、こうした東洋医学の知識は、A.D.500年ごろに日本にも伝わりました。ちょうど飛鳥時代の少し前あたりですね。日本がまだ縄文時代の頃、中国ではすでに医学として理論をまとめていた。
つまり、鍼灸の歴史はざっくり言って約4000年、日本に伝わってからでも1500年。
とんでもなく長い長い歴史の上に、今の東洋医学があるわけです。
もし「鍼灸ってちょっと気になるな〜」と思っている方がいたら、それはもはや人類の経験の「DNAの記憶」かもしれませんね。
(DNAの記憶ってことば鬼滅の刃ででてきたね)
※文中にある写真は、上海中医薬大学での研修の際に博物館で撮影したものです。
ほんと、写真とっておいてよかった.....(昔の自分に感謝)
鍼治療が初めての方
美容鍼から始めてみませんか?
毎週金曜日は美容鍼の日!
その他の施術メニューはこちらから
X(旧Twitter) / Facebook / Instagram
・当日予約・キャンセル・予約変更
・各種セミナーの優先ご案内・割引き







