英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

「どの学習法が正しいのか分からない」「色々やってみたけど、何が自分に合っているのか分からない」という声を、生徒さんからよく耳にします。

 

 

今回の記事では、英語学習法についての私の私見をまとめて書きたいと思います。

 

 

 

結論から言えば、「1つの学習法にこだわらず、自分のレベルと目的に応じて色々試してみる」ことが、遠回りのようで実は一番の近道ではないかと感じています。

 

 

 

 1. 軸になる学習法を持つことの大切さ 

 

 

 

「軸になる学習法を持つこと」は、とても重要だと思っています。

 

 

私自身、音読、多読、多聴を20年以上続けてきましたが、継続することで確実に効果を感じています。

 

 

 

何かを続けるためには、自分の中で「これは効果がある」という実感が必要です。

 

 

 

軸を持ちながら、必要に応じて他の学習法を組み合わせていく、というスタンスが現実的ではないかと感じています。

 

 

 

 

2. 「これ1つでできるようになる」方法は存在しない 

 

 

一方で、「これだけやれば英語ができるようになる」という学習法は、残念ながら存在しないと私は思っています。

 

 

例えば多読。

 

 

効果的な学習法であることは間違いありません。

 

 

ただ、万能ではないのです。

 

 

👉 自分のレベルに合っていないと、効果はほとんど出ません。

👉 内容が理解できないものをただ読み続けても、意味のあるインプットにはなりにくいです。

👉 多読だけでは、今の自分のレベルを大幅に超えた英文を読む力は付きにくい側面があります。

 

 

多読は素晴らしい学習法ですが、それだけで全てが解決するわけではない、ということですね。

 

 

 

 

 3. 「精読」と「多読」は対立しない 

 

 

ここで少し整理したいのが、「精読」と「多読」の関係です。

 

 

ちなみに私は多読で300万語以上読んでいますので、精読と多読について語る資格はあると思っています。

 

 

精読の反対は「多読」ではありません。

 

 

精読の反対は粗読、つまり「適当に読むこと」です。(祖読は松井孝史先生が使われていた言葉です)

 

 

 

この誤解が広まっているせいか、「精読か多読か」という対立構造で語られることがありますが、それは少し違うと感じています。

 

 

多読と精読(英文解釈)を両方実践することで、それぞれの弱点を補い合うことができます。

 

 

 

つまり精読をすることで英文解釈力が上がり、さらに高いレベルの英文を多読することができるようになるのです。

 

 

ただやみくもに多読するだけでは英語力は上がらないので注意するようにして下さい。

 

 

 

 

4. 「大体分かればOK」の落とし穴 

 

 

よく言われる「大体分かればOK」という言葉。間違いではないのですが、少し注意が必要だと感じています。

 

 

問題は、学習者が「大体分かっている」かどうかを自分で正確に判断することが、非常に難しいという点です。

 

 

私の指導経験でも、生徒が「大体分かりました」と言った後に確認してみると、実はほとんど理解できていなかった、ということが何度もありました。

 

 

リーディングの難しさはここにあります。

 

 

リスニングやスピーキング、ライティングは、自分がどこで詰まっているかを実感しやすいです。

 

 

 

でもリーディングは、誤読していることに自分では気づきにくいという特性があります。

 

 

 

故國弘正雄先生も4技能の中でリーディングが一番難しいとおっしゃっていました。

 

 

 

だからこそ、精読(英文解釈)を通じて正しい読み方を身につけることには、意義があると思っています。

 

 

 

 

5. 英文法は「英語を理解するための便法」 

 

 

英文法についても触れておきます。

 

 

駿台予備校の伊藤和夫先生は、英文法を「英語を理解するための便法」とおっしゃっています。

 

 

 

英文法は一通り学習しておくと、その後の学習がスムーズに進むことが多いです。

 

 

文法の知識は、読む・聞く・書く・話すの基盤になります。

 

 

ただ、スピーキングで文法を気にしすぎて話せなくなるのは本末転倒ですね。

 

 

ここで私が大切にしているのが、通訳の第一人者である國弘正雄先生の言葉、「繊細かつ大胆に」です。

 

 

- 初級者のうちは「大胆に」を意識して、まず話すことを優先する。

- レベルが上がるにつれて「繊細に」を意識し、文法のミスを減らしていく

 

 

 

英語を話す時にミスをすることは、ある程度やむを得ません。

 

 

それでもミスを減らす努力を継続することが、特に中上級者には重要ではないかと思っています。

 

 

 

 

まとめ 

 

 

- 軸になる学習法を持ちながら、他の方法を組み合わせてみる

- 「これ1つでOK」という学習法は存在しない。多読も万能ではない

- 精読と多読は対立しない。精読の反対は「粗読(適当に読むこと)」

- 「大体分かればOK」を自分で判断するのは難しい。リーディングは誤読に気づきにくい

- 英文法は英語を使う上での「便法」として考える。「繊細かつ大胆に」のスタンスで

 

 

 

色々試してみて、自分に合う学習法の組み合わせを見つけるようにして下さい。参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

ご意見、感想大歓迎です。

 

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

「英語を学ぶ時は日本語を使わない方がいい」という意見を、よく耳にします。

 

 

英語を英語のまま理解する、いわゆるイマージョン学習を推奨する声は多いですし、気持ちはよく分かります。

 

 

ただ、私はこの考え方に少し疑問を感じています。

 

 

特に初中級レベルの方にとって、日本語を一切排除した英語学習は、必ずしも効率的ではないと思っているからです。

 

 

今回は「英語を学ぶ時に日本語を使うべきではないのか」というテーマで、私なりの考えを書いてみたいと思います。

 

 

 

1. 因果関係が逆になっていませんか? 

 

 

「英語を英語で学ぶから、英語が上達する」——よく聞かれる考え方ですが、私はこれは因果関係が逆ではないかと感じています。

 

 

正確に言うと、「英語力が上がれば、日本語を介さずに英語で学べるようになる」ということではないでしょうか。

 

 

 

つまり、英語ができるようになった結果として、日本語の介在が減っていくのです。

 

 

 

英語を英語だけで学ぶから上達するのではなくて、英語力が上がった結果、英語だけで学べる場面が増えてくる。

 

 

 

この因果関係を、忘れないようにしたいですね。

 

 

 

 

2. 初中級レベルでは日本語を使う方が効率的 

 

 

特に英語を学び始めたばかり、あるいは中級手前くらいのレベルでは、日本語を活用した方が学習効率は高いと感じています。

 

 

一例として単語を覚えることを考えてみます。

 

 

英単語を覚える時に英和辞典ではなく、英英辞典を使った方が良いと言われます。

 

 

確かに意味の違いが分かりにくい形容詞の単語を覚える時は英英辞典を使った方が良いですね。

 

 

例)properとappropriateの違い(どちらも日本語では「適切な」という意味)

 

 

proper-socially or legally correct and acceptable

 

appropriate-correct or acceptable for a particular time, situation or purpose

 

 

このように同じ日本語でも使い方が違う形容詞は英英辞典を引いて、その説明を読むことで単語のニュアンスを正確に理解できます。

 

 

ただ全ての単語を英英辞典で引くことがわけではありません。

 

 

例えばwhaleを英英辞典で引くと

 

 

a very large animal that lives in the sea and looks like a fish but is actually a mammal

 

 

と書いてありますが、一言「クジラ」と日本語で言った方が簡単に理解できます。

 

 

上記の英語の説明を読んでも「クジラ」をイメージできないケースも多いと思います。

 

 

 

最もわかりやすい例が、英文法の学習です。

 

 

「仮定法」「関係代名詞」「分詞構文」——こうした概念を英語の文法用語で理解しようとすると、概念の理解より先に用語の暗記という手間が発生します。

 

 

しかもこのような文法用語は覚えても使う機会がほとんどないので、すぐに忘れてしまうのがオチです。

 

 

英語の文法用語を英語で覚えることに、必ずしも価値があるわけではありません。

 

 

 

母語である日本語でしっかり概念を把握してから、英語の実例を理解していく方が、はるかにスムーズに学習が進みます。

 

 

ある程度学習が進んで、英文法を深く学ぶ時に英語で書かれた文法書を使うのはアリだと思います。

 

 

 

私も以下のに文法書を使いましたが、文法をより深く理解することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3. イマージョン環境は、作れる人には有効 

 

 

「英語を英語だけで学ぶ」イマージョン環境は、整えられるなら確かに有効です。

 

 

海外に移住する、仕事や生活の場で日本語を一切使わない環境に身を置く——

 

 

そういった状況であれば、日本語を介さず英語で学ぶのは自然な流れだと思います。

 

 

ただし、日本に住む大人の多くにとって、そのような環境を維持するのは現実的に難しいことが多いです。

 

 

仕事も生活も日本語中心の中で、無理に日本語を排除しようとすると、かえって学習効率が下がってしまうこともあります。

 

 

環境が整っていないのに日本語を「禁止」にする必要はありません。

 

 

 

自分の置かれた状況に合った方法を選んでいただければ、と思います。

 

 

 

 

 4. 英語を英語で学べば文法は学ばなくて良い?
 

 

 

英語を英語のまま多読、多聴すれば、英文法を学ばなくても、英語はできるようになると主張される英語教育者がいらっしゃいます。

 

 

私の指導経験でも英文法をほとんと学ばなくて、多読中心で英語ができるようになった生徒が数名いましたが、普通の生徒にはまず難しいでしょう。

 

 

英文法を学ぶことなく、多読によって帰納的に英文法のルールを学ぶということは不可能だとは言いませんが、一般的ではありません。

 

 

 

まずは基本的な英文法のルールをきちんと学んだ方が上達が早いというのが私の考えです。

 

 

 

 

 5. 中上級レベルになれば英語だけを積極的に活用する 

 

 

一方、中上級レベルになれば、話は少し変わります。

 

 

 

ある程度の語彙力・文法力・読解力が身についてきたら、英語だけで学ぶ機会を積極的に増やす方がいいと感じています。

 

 

 

具体的には——

 

- 多読(graded readers、洋書、英字記事など)

- 多聴(英語のポッドキャスト、ドラマ、映画など)

 

 

こうしたインプットを日常に取り入れることで、英語の自然なリズムや表現が少しずつ定着していきます。

 

 

「英語で考える」感覚も、この段階から少しずつ育てていけると良いですね。

 

 

 

 5. 言語力は相関する——私自身の経験から 

 

 

私自身の経験からも感じていることがあります。

 

 

英語力が上がると、不思議なことに日本語力も上がる、ということです。

 

 

英語で文章を読んだり書いたりする中で、「この概念を日本語ではどう表現するか」を考える力が鍛えられます。

 

 

逆に、日本語で深く考える力が上がると、英語でも論理的に表現できるようになる場面が増えます。

 

 

少なくとも私の経験では、言語力には相関関係があると感じています。

 

 

 

だからこそ、日本語を「英語学習の邪魔もの」として排除しようとするのではなく、英語力を高めていく土台として活かす視点が大切ではないでしょうか。

 

 

 

 

まとめ 

 

- 「英語で学ぶ → 上達する」ではなく、「英語力が上がる → 英語で学べる場面が増える」

- 初中級レベルでは日本語を使った学習の方が効率的(特に英文法)

- イマージョン環境が作れるなら有効だが、日本在住の大人には現実的でない場合も多い

- 中上級レベルになれば、多読・多聴を積極的に取り入れる

- 日本語力と英語力は相関する——日本語も大切に

 

 

 

初中級レベルの方は、日本語をしっかり活用しながら英語の基礎を固めることを優先するのが良いと思います。

 

 

 

中上級レベルの方は、英語のポッドキャストや英字記事等を使って多くの英語に触れることで英語力を上げていきましょう!!

 

 

 

全ての人に最適な学習法はありません。

 

 

 

色々試してみて自分に合うやり方を見つけるようにして下さい。

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

先週末は東京に行っていて、ブログの更新ができませんでした。

 

 

行く前は出来たらブログの更新をするつもりだったのですが、やっぱり無理でしたね。

 

 

東京では、品川、吉祥寺、渋谷、有楽町等に行きました。

 

 

天気があまり良くなかったですが、どこも人が多かったですね。

 

 

東京では友人や教え子に会いました。

 

 

 

今日は教え子と話して感じたことについて書きます。

 

 

 

 

Z世代の大学生活 

 

 

 

以前もブログに書きましたが、今の大学生は本当に真面目です。

 

 

今回も教え子の話を聞いていて改めて感じました。

 

 

ろくに大学にも行っていなかった私とは大違いですね。??

 

 

同じ大学でも個人差はかなりあるようです。

 

 

大学の勉強自体はあまり面白くはないようですが、就職のことを考えて早くから行動している子が多いです。

 

 

 

就活自体も早くから始まるので、話を聞いていても大変だなと思います。

 

 

2年生ぐらいから長期インターンに行く子も多いと聞いて、驚きました。

 

 

就職のために資格試験の勉強も早くから始める学生も多いみたいです。

 

 

将来のことをきちんと考えながら大学生活をおくっている生徒が非常に多いように感じました。

 

 

 

 

Z世代の就職についての考え 

 

 

 

就職についての考えも色々だなと感じます。

 

 

かつての様にしゃかりきに働い立身出世を目指すという学生は少ないみたいです。

 

 

仕事とプライベートのバランスを考えて働きたいという考えを持っている学生が多いように感じます。

 

 

 

「父には感謝しているけど、父みたいな社畜にはなりたくない」と言っている教え子もいました。笑い泣き

 

 

 

大手志向が強い子もいますが、名前や待遇だけでなく、その企業がどういう形で社会貢献しているかも考えながら就活している学生が多いです。

 

 

 

最近では終身雇用はあまり成り立たなくなっていますので、就職したからその会社にずっといようという考えはあまり持っていませんね。

 

 

 

ある程度転職することも前提に考えています。

 

 

 

私自身も日本でも転職することが普通になるのは良いことだと思っています。

 

 

 

私も含めて20歳そこそこではどんな仕事をしたいとか、どんな働き方が自分に合っているというのはなかなか分かりません。

 

 

 

また仕事観も年齢やライフスタイルの変化で変わるのが普通です。

 

 

 

私も会社名とか待遇だけでなく、自分の価値観や勤労観に合う会社を選んだ方が良いよということを教え子に伝えています。

 

 

 

 

指導後の生徒との関係 

 

 

教え子は今でも私のことを先生と呼びますが、私自身は生徒とはフラットな関係でいたいと思っています。

 

 

今はもう先生、生徒の関係ではないので、上下の関係でない方が良いんですよね。

 

 

教えている時は自分の過去の話やプライベートのことはあまり話しませんでしたが、指導後は自分の話を色々するようにしています。

 

 

 

何かの参考になればと思っていますが、私自身にあまり華々しい経歴があるわけではないので、あまり役には立ててないかもしれませんね。

 

 

 

どちらかと言えば失敗談の方が多いですし…

 

 

 

私自身も生徒から教えられることがたくさんあります。

 

 

生徒からの何気ない一言で気づかされたこともたくさんありますね。

 

 

 

今度は逆にこちらが教えられることも多いです。

 

 

 

生徒の成長に負けないように 

 

 

 

生徒たちはみんな驚くようなスピードで成長しています。

 

 

会う度にその成長に驚かされます。

 

 

若い人の成長のスピードは本当に速い!!

 

 

私自身も負けないように頑張ろうと思います。

 

 

皆さんのZ世代の印象はいかがですか?

 

 

 

是非教えて下さい。

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

 

「英語は子どもの頃から始めないといけない」「留学しないと本当の英語力は身につかない」―そう思っている方は、今も少なくないのではないでしょうか。

 

 

 

私はこうした思い込みは、今一度考え直して頂きたいと思っています。

 

 

 

 

 1. 英語学習の環境は激変した 

 

 

10〜20年前と今を比べると、英語学習を取り巻く環境は別世界と言っても過言ではありません。

 

 

 

オンライン英会話を使えば、自宅から世界中のネイティブと会話できます。

 

 

YouTubeやPodcastには質の高い英語コンテンツが無数にあり、AIを使えば発音や文法のフィードバックをその場で受けることも可能です。

 

 

 

つまり、日本にいながらにして「英語漬けの環境」を作ることが、今は十分にできるのです。

 

 

 

 

 2. 海外経験なしで英語ができる人は確実に増えている 

 

 

私が指導してきた生徒さんの中にも、留学経験が一度もないのに高いコミュニケーション能力を持つ方が数多くいます。

 

 

 

英語を使う職場で活躍している方、オンラインで海外クライアントと業務をこなしている方―こうした人たちに共通しているのは、海外に行ったかどうかではなく、継続的に英語に触れ続けたかどうかです。

 

 

 

環境と方法が整っていれば、日本を出なくても英語は習得できます。

 

 

 

またこうした環境は日本でも作ろうと思えば、お金をかけなくても作ることは可能なんですよね。

 

 

 

私の知人にも海外経験なしで、通訳や翻訳の仕事をしている人はたくさんいます。(ちなみに私も海外経験はほぼありません)

 

 

 

「海外に行かなくても英語は習得できる」と私自身の経験、指導経験からも間違いなく言えます。

 

 

 

 

  3. では、留学に意味はないのか? 

 

 

ここで誤解してほしくないのですが、留学を否定したいわけではありません。

 

 

私が伝えたいのは「留学しなくても英語はできる」という事実であって、「だから留学は無駄だ」ということではないのです。

 

 

留学の本当の価値は、言葉を学ぶことを超えたところにあると感じています。

 

 

 

異なる文化的背景を持つ人たちと同じ時間を過ごし、価値観の違いを肌で感じる経験は、教室の中だけでは絶対に得られないものです。

 

 

 

物の見方が変わる。世界が広がる。そういう意味で、留学はとても意義のある経験だと思います。

 

 

 

私自身も留学をしたかったのですが、諸事情でできなかったからこそ、特に若い人たちには留学して欲しいと思っています。

 

 

 

 

 4. 物価高騰の今だからこそ 

 

 

正直に言うと、昨今の物価高騰と円安の影響で、海外留学のハードルがかなり上がっています。

 

 

 

かつては1年間の留学が現実的な選択肢だった時代と比べると、今の状況はとても残念に感じます。

 

 

 

費用の問題で留学を断念せざるを得ない方が増えているのは、英語教育者として率直に悔しいと思っています。

 

 

 

ただ、だからこそ「海外に行けないから英語が身につかない」という思い込みは、ぜひ手放していただきたいのです。

 

 

 

 まとめ 

 

 

- 幼少期から英語を始めていなくても、英語は習得できる

- 海外経験がなくても、環境と継続次第で十分な英語力は身につく

- IT時代の今、日本にいながら本格的な英語学習環境を作ることは可能

- 留学の価値は「言語習得」より「視野を広げること」にある

- 英語を学ぶことは、物の見方を広げることにつながる

 

 

 

「海外に行けないから」ではなく、「今ある環境で何ができるか」を考えてみてください。

 

 

 

英語学習を通じて、少しずつ視野を広げていきましょう。

 

 

 

皆さんはどう思われますか?

 

 

 

英語学習への思い込みや、ご自身の経験など、是非コメント欄で教えて下さい😊

 

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

 

最近、「英語さえできれば、日本語はできなくてもいい」という意見を耳にする機会が増えてきました。

 

 

英語を公用語にするべきだという人もいますよね。

 

 

グローバル化が進む中で、こうした考え方が広がるのは理解できます。

 

 

ただ、私はこの意見に賛同できません。

 

 

今回の記事では、なぜ英語と日本語の両方の言語運用力を高めるべきなのかについて書きたいと思います。

 

 

 

 

英語だけでは差別化できない時代 

 

 

世界では現在、英語を話せる人の数が急増しています。

 

 

ノンネイティブを含めると、英語話者は20億人を超えるとも言われています。

 

 

英語が共通語となった結果、英語を話せることは「当たり前のスキル」になりつつあります。

 

 

英語だけが得意でも、グローバルな競争の中では埋もれてしまうリスクがあります。

 

 

英語しかできない人の競争上の優位性は、思っているよりも低いかもしれませんね。

 

 

 

英語話者が世界中にあふれている以上、英語を軸にした競争はかなり過酷なものになります。

 

 

後私達がいくら努力しても、英語力ではネイティブにはどうやってもかなわないというのが厳しい現実です。爆笑

 

 

 

日本語+英語の希少価値 

 

 

一方で、日本語と英語を両方使いこなせる人材は、世界的に見てもごく少数です。

 

 

 国際言語学者の溝江達英先生はセミナーで、

 

 

「みなさんは言葉で大きなアドバンテージを持っていますが、それは何か分かりますか?

 

それは日本語ができることなんです。

 

英語ができる人なんて、世界にたくさんいますが、日本語ができる人は世界にそんなにいないでしょう。

 

日本語ができるということは大きなアドバンテージなのですから、それをしっかりと活かすことを考えましょう」

 

という趣旨のことをおっしゃっていました。

 

 

 

世界には日本文化や日本語に強い関心を持つ人が大勢います。

 

 

 

アニメ・ゲーム・食文化・伝統工芸・文学など、日本語でなければ十分に伝わらない情報や表現は膨大にあります。

 

 

英語と日本語の両方を高いレベルで使える人は、その「架け橋」となれる希少な存在です。

 

 

日本語を学びたい人に英語で日本語を教えるというのも1つの方法です。

 

 

私の友人の1人はこのやり方でビジネスをやっていますが、結構上手くやっているようです。

 

 

これは一種の競争優位性と言えるのではないでしょうか。

 

 

「グローバルな共通言語」と「ニッチだが深い需要のある言語」を併せ持つ強みは、これからの時代に大きな価値を持つと感じています。

 

 

 

 

 英語学習が日本語力も高める 

 

 

私は英語(外国語)を学ぶことで日本語力も高めることができると考えています。

 

 

英語を深く学ぶ過程では、文法・語順・文の構造を意識的に分析する機会が増えます。

 

 

これは日本語を論理的に運用する力にもつながりますね。

 

 

少なくとも私の経験では、英語(外国語)を学ぶことで「言語とは何か」を深く考えるようになり、日本語での表現力も向上した気がします。

 

 

 

複数の言語を学ぶということは、それぞれの言語の特性を客観的に捉え、母語の日本語を俯瞰的に見ることが出来るので、とても有用だと考えています。

 

 

 

「英語は英語で学ぶべき」への私の立場 

 

 

最近は「英語は英語で学ぶべき」という考え方が広まっています。

 

 

英語を英語のままで理解することが大切なのは確かです。

 

 

ただ、私はこれを絶対視することには賛成できません。

 

 

英語を英語で理解するというのは英語ができるようになれば、結果的にそうなるのであって、学習の手段で日本語を完全に排除するというのは賢明な学習法ではないというのが私の考えです。

 

 

特に初中級者にとっては、日本語を介して文法や意味を確認した方が、理解が深まり学習効率が上がることも多いです。

 

 

日本語は英語を学ぶ上で「邪魔もの」ではなく「強力なツール」です。

 

 

日本語との対比で英語の構造を理解することで、より的確な運用力が身につく側面もあります。

 

 

 

15カ国語以上を自在に操る溝江達英先生は「英語で英語を学ぶ」というのは大人の学習法としては効率が良くないとおっしゃっていました。

 

 

「英語を英語で学んでいたらマスターするのに20年はかかる。フランス語をフランス語で学んでいたこれもマスターするのに20年はかかる。こんなやり方では多言語をマスターすることなんて出来ません。その前に死んじゃいます(笑)。」

 

 

とおっしゃっていました。

 

 

 

溝江先生は日本語を基盤に外国語を学ぶことが大人にとっては良いとおっしゃっていました。(子供は又事情が少し異なるようです)

 

 

 

 

 外国語を学ぶことで視野が広がる 

 

 

英語に限らず、外国語を学ぶことには視野を広げる効果があります。

 

 

別の言語を学ぶとは、別の文化・思考様式・世界観に触れることでもあります。

 

 

英語でしか表せない概念、日本語でしか表せないニュアンスが確かに存在します。

 

 

複数の言語を知ることは、「言葉で世界を見る方法」を増やすことだと考えています。

 

 

これは英語力を高めるだけでなく、知的な豊かさにもつながるのではないでしょうか。

 

 

外国語学習は、英語の習得という実用目的にとどまらず、人間としての可能性を広げてくれるものだと感じています。

 

 

 

 まとめ 

 

 

- 英語話者の急増により、英語だけでの差別化は難しくなっている

- 英語+日本語を両方使いこなせる人材は世界的に希少価値が高い

- 英語学習は日本語の論理的運用力も高めてくれる

- 日本語を介した英語学習は初中級者に有効な方法でもある

- 外国語を学ぶことは、視野と思考の幅を広げることにつながる

 

 

 

英語だけを追い求めるより、日本語も大切に磨きながら両方の言語運用力を高めていくことが、これからの時代に求められる姿勢ではないでしょうか。

 

 

 

皆さんはどう思われますか?是非コメント欄で教えて下さい。

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

 

「学校で習った英語なんて、社会に出たら何の役にも立たない」

 

 

 

そういう声を、これまで何度も聞いてきました。

 

 

そう思ってしまう気持ちは分かりますが、全面的には同意できないんですよね。

 

 

 

 

 1. なぜ「役に立たない」と言われるのか 

 

 

学校英語が役に立たないと感じる理由は、だいたい次のどちらかではないでしょうか。

 

 

- 試験のために詰め込んだだけで、実際に使う練習をしなかった

- 「話せない・聞けない」という経験が積み重なり、自信を失った

 

 

 

確かに、読み書き中心でスピーキングやリスニングに時間を割けなかった時代の英語教育には、限界があったと感じます。

 

 

ただ、これは「学んだこと自体が無駄だった」というより、「使い方や練習の機会が足りなかった」という話ではないでしょうか。

 

 

 

 

2. 学校英語が「基礎」として機能する理由 

 

 

英語力を家に例えると、文法・語彙・読解力は「土台」にあたります。

 

 

学校で学んだ英語は、この土台を作る上では、かなり役立っているんですよね。

 

 

「be動詞って何ですか?」「現在完了形と過去形の違いが分かりません」

 

 

こういった質問に答えられる大人は、実は多いはずです。それは学校教育のおかげです。

 

 

ゼロから外国語を学ぶことがどれほど大変か——語学習得の研究を見れば、基礎的な文法知識と語彙の蓄積がいかに重要かがよく分かります。

 

 

その土台がすでにあるというのは、決して小さなことではないと感じています。

 

 

 

 

3. 最近の中高英語教科書は質が上がっている 

 

 

せっかくなので、もう一つお伝えしたいことがあります。

 

 

最近の中学・高校の英語教科書は、以前に比べてかなり質が上がっています。

 

 

扱われているテーマの幅も広く、英文のクオリティも高い。

 

 

実はこれ、大人がやり直し英語を始めるときの最初の教材としても、十分おすすめできるんですよね。

 

 

 

 

アマゾンでも中高の英語の教科書は買えますがかなり高価です。

 

 

 

 

 

 

 

 

このサイトであれば送料はかかりますが、定価で買うことができます。

 

 

 

 

 

 

 

今の教科書はQRコードがついていますので、音声を聞くことができるのでとても便利です。

 

 

後は教科書ガイドを買えば、大人の英語のやり直し学習にもピッタリです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高価な英語教材を買うよりはるかに安上がりですよ。

 

 

 

 

4. Unlearnではなく「update」するという発想 

 

 

 

最近、「アンラーン(unlearn)」という考え方をよく見かけます。

 

 

「古い知識をいったん捨てて、新しいやり方を入れ直す」という発想です。

 

 

ただ、英語学習においては、少し違う捉え方をしたほうが良いと私は感じています。

 

 

 

学校で身につけた知識を「捨てる」のではなく、アップデートするという発想です。

 

 

 

 参考になるのが、『受験英語をバージョンアップする』という書籍です。

 

 

 

 

 

 

 

受験英語で培った知識を否定するのではなく、それを土台にしながら、より実用的な英語力へと積み上げていくアプローチが丁寧に解説されています。

 

 

 

「学校で学んだことを活かしながら、実際に使える英語へ」——そういう方向性を模索している方には、特に読んでみてほしい一冊です。

 

 

 

 

 5. 私自身の経験から 

 

 

少し個人的な話をすると、私自身も学校で学んだことは、英語に限らず色々な場面で役に立ったと感じています。

 

 

たとえば、高校で学んだ古典・漢文は、日本語の文章を読む力に影響していますし、数学で鍛えた論理的思考も、論理的に物事を考えたり、話すことに生きています。

 

 

 

英語も同じです。試験のために詰め込んだはずの語彙や文法が、通訳・翻訳の現場で「あ、これあのときやったやつだ」という形で出てくることは、今でも少なくありません。

 

 

 

あのとき学んでいたことが伏線だったのか」と気づく瞬間、あなたにもきっとあると思います。

 

 

まとめ 

 

 

- 学校英語が「役に立たない」のは、学んだ内容の問題ではなく、使う練習が足りなかったから

- 文法・語彙・読解力という土台は、すでにあなたの中に積み上がっている

- 最近の中高教科書は質が高く、やり直し学習の入口としてもおすすめ

- アンラーン(捨てる)ではなく、アップデート(バージョンアップ)という発想が有効

 

 

 

学校で学んだ英語は、決して無駄ではありません。

 

 

 

それを「使えない英語」と切り捨てるのではなく、実用英語への橋渡しとして活用する——そういう視点に切り替えるだけで、学習のハードルはずっと下がるはずです。

 

 

 

せっかくこれまで積み上げてきた土台があるのですから、ぜひ活かしていきましょう。

 

 

 

一緒に英語学習を頑張りましょう!

 

 

 

皆さんは学校で学んだことが、後になって「役に立った」と感じた経験はありますか?是非コメント欄で教えて下さい。

 

 

 

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「もう年だから、新しいことを始めるのは難しいな…」

 

 

そう感じたことがある方は、少なくないのではないでしょうか。

 

 

私も同感で、そういう気持ちはよく分かります。

 

 

でも、少し立ち止まって考えてみると、それは「年齢」の問題というより、「思い込み」の問題なのかもしれない、という気がしています。

 

 

 

 

1. チャレンジを諦める前に確認したいこと 

 

 

人生100年時代と言われるようになった今、50歳でもまだ人生の折り返し地点に過ぎない時代になっています。

 

 

それを考えると、「もう年だから」という理由だけで新しいことを諦めるのは、少しもったいないのではないでしょうか。

 

 

もちろん、体力や記憶力など、年齢とともに変化するものはあります。

 

 

でも、それがそのまま「新しいことへの挑戦」の障壁になるかというと、必ずしもそうではないと感じています。

 

 

 

 

2. 年を重ねるからこそ有利なこと 

 

 

 

「年を取るとチャレンジが難しくなる」という印象を持たれがちですが、実は逆の側面も大きいと感じます。

 

 

例えば、次のようなことが挙げられます。

 

 

- 豊富な経験と知識の蓄積:過去の経験が、新しい分野を理解するための土台になる

- 人脈とネットワーク:長年の活動で培った繋がりが、新しい挑戦を後押しする

- メタ認知力:自分自身のの強みや弱みを知っているので、無駄な回り道をしにくい

- 継続する力:困難に直面したときの対処法を、経験から知っている

 

 

逆説的に言えば、若い頃よりも「チャレンジの質」を高められる条件が揃っている、とも言えるのではないでしょうか。

 

 

色々な経験を積んできたからこそできることがある、というのは本当だと思います。

 

 

 

 

3. 私自身のこれからの挑戦 

 

 

私自身も、これからチャレンジしたいことがあります。

 

 

英語指導・通訳・翻訳等英語関連の仕事は長年続けてきましたが、実はまだ本格的に取り組んでいない専門分野があります。

 

 

新たな分野の通訳にトライしてみたいという気持ちを、ずっと持ち続けています。

 

 

 

「もう十分やってきたから…」と思う気持ちがゼロとは言えませんが(笑)、それよりも「まだまだ新しいことを吸収できる」という気持ちの方が大きいです。

 

 

 

英語を通じて、自分の可能性をもっと広げていきたいと思っています。

 

 

 

まだまだ新しいことに貪欲に挑戦していきたい、という気持ちは、これからも大切にしていくつもりです。

 

 

 

 

 4. チャレンジし続けるために大切なこと 

 

 

新しいことを始めるとき、最初から完璧を目指す必要はないと思います。

 

 

「ちょっと試してみる」という軽い気持ちで始めることが、実は長続きのコツだったりしますよね。

 

 

私が意識していることを、いくつか挙げてみます。

 

 

- 小さく始める:最初から大きな目標を設定せず、できることから少しずつ始める

- 比較しない:他人との比較ではなく、今日の自分と向き合う

- 失敗を学びに変える:うまくいかなかったことも、すべて次につながると考える

 

 

特に「小さく始める」は重要だと感じています。

 

 

新しいことへの一歩が重く感じるのは、最初のハードルを高く設定しすぎているからかもしれません。

 

 

 

 

 まとめ 

 

 

- 「もう年だから」は思い込みである可能性が高い

- 年を重ねてきたからこそ、活かせる強みがある(経験・自己理解・人脈)

- 人生100年時代、何歳になっても新しいことを始めることができる

- 小さく始めて、比較せず、失敗を学びに変える姿勢が大切

 

 

 

新しいことに挑戦するのに「遅すぎる」ということはない、と私は信じています。

 

 

 

皆さんも、何か新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちがあれば、ぜひ一歩踏み出してみて下さいね。

 

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

 

今日は昨日視聴した動画から感じたことを書きますね。

 

 

「英語のハノン」の著者でもある横山雅彦先生が、倉田誠先生の動画を紹介されていました。

 

 

 

 

 

 

 

紹介された動画を実際に見てみたところ、印象に残る言葉がいくつもあって、思わずメモを取りながら最後まで観てしまいました。(3分程の短い動画です)

 

 

 

 1. 映画の台詞ほど不自然な会話はない 

 

 

倉田先生が冒頭で語っていたのが、「映画の台詞ほど不自然な会話はない」という指摘です。

 

 

これは私も同感で、映画の会話は脚本家が書いた台詞であり、「演じる」ことを前提に設計されています。

 

 

日常会話とは発話のリズムも構造も大きく異なります。

 

 

 

英語学習者が映画で英語を学ぼうとする気持ちはよく分かりますが、映画の英語と日常英語の間には、かなりのギャップがあることは意識しておく必要があります。

 

 

 

 

2. 覚えた表現はすぐ使う―良い意味での「お調子乗り」であることが重要 

 

 

倉田先生がおっしゃっていた中で、特に面白いと感じたのが「お調子乗り」という表現です。

 

 

「覚えた表現はすぐに使ってみる。それが良い意味でのお調子乗りであることが大切だ」という趣旨のことを語っていました。

 

 

これは非常に本質を突いていると感じます。

 

 

 

多くの学習者は表現を「もっと完全に理解してから使おう」と考えがちです。

 

 

でも実際には、使ってみないと定着しないことが多いですね。

 

 

 

完璧な準備を待っていたら、いつまでも使えません。

 

 

「まだ早いかな」くらいのタイミングで使ってみる。

 

 

うまくいかなくても、そこから学べるものがあるということです。

 

 

 

 

 3. 健全な絶望(sound desperation)とは何か 

 

 

倉田先生の動画でもっとも印象に残ったのが、「健全な絶望(sound desperation)という言葉です。

 

 

 

英語を勉強して自信がついてきて、いざ英語を使ってみると思うように使えず、鼻をへし折られる様な経験をすることはよくあります。

 

 

思うようにいかないことがあると絶望感を覚えますが、倉田先生は不健全な絶望ではなく、健全な絶望をおぼえることが重要だとおっしゃっていました。

 

 

その絶望をバネに又努力して英語力を高めていくことは英語を上達させる上では必要なことだと私も思います。

 

 

私も数え切れないくらいの失敗をして、絶望感を感じ、その絶望感をバネに今までやってきました。

 

 

もっとも今でもしょっちゅう絶望していますが…滝汗

 

 

 

 

4. 成功しても絶望しても、どちらも学習の糧になる 

 

 

面白いのは、倉田先生が失敗の話だけをされていたわけではないということです。

 

 

「覚えた表現を使って成功したら嬉しくて覚える、失敗したら絶望してそれを覚える」

 

 

つまり、どちらに転んでも記憶に残るからWinWinだとおっしゃっていました。

 

 

 

「毎日絶望を覚える、そしてまた絶望を糧に勉強する」

 

 

 

「絶望」という言葉は一般的にはネガティブなイメージしかありませんが、一種形容矛盾である「健全な絶望」という言葉にはポジティブなニュアンスがあるのが良いですよね。

 

 

 

私も「健全な絶望」という言葉は今後も大切にしていきたいです。

 

 

 

 

 まとめ 

 

 

- 映画の台詞は日常会話と構造が異なるので注意が必要。

- 覚えた表現はすぐ使う「お調子乗りであること」が英語の上達を加速させる。

- 英語学習では「健全な絶望」が大切。

- 成功も失敗も、どちらも学習の原動力になる。

 

 

 

失敗しても大丈夫です。

 

 

 

その絶望が次の一歩になります。

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

「多読多聴で英語力がぐんと伸びた!」

 

 

こういった声、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

 

SNSやYouTubeを見ていると、「○○という学習法が最強」「△△は効果がない」という断言系の発信を目にする機会が増えましたよね。

 

 

今回の記事では、そこに隠れた落とし穴についてお話ししたいと思います。

 

 

結論から言いますと、ある学習法が効果的かどうかは、意外と簡単には決められないという話です。

 

 

 

 

 1. 「その学習法のおかげ」とは言い切れない3つの理由 

 

 

 

英語学習を続けていると、ある時期に「これが効いた!」と感じる学習法に出会うことがあります。

 

 

ただ、その効果が本当にその学習法だけによるものかどうかは、少し慎重に考える必要があると感じています。

 

 

理由を3つに整理してみますね。

 

 

 

 

   理由① 「それ以前の学習」が土台になっていた可能性

 

 

例えば、何年も単語暗記・文法学習・精読をこつこつ続けてきた方が、ある時期から多読多聴を始めて「急に読めるようになった!」と感じたとします。

 

 

この場合、多読多聴そのものが効いたというより、それまでに積み上げてきた語彙力・文法力・読解力が土台になっていた可能性が高いのではないでしょうか。

 

 

「後から始めた学習法」が劇的に見えても、その裏には長年の積み上げがある、ということは少なくありません。

 

 

 

  理由② 学習法は有機的に絡み合っている

 

 

英語学習は、単独の学習法が単独で効果を生み出すものではない、という気がします。

 

 

単語力・文法・リスニング・スピーキング・読解など、各要素は相互に影響し合っています。

 

 

「多読をしたらリーディングが強くなった」「リスニングをやったらスピーキングが改善した」というのはよくある話ですが、これはそれぞれの学習が絡み合っているためです。

 

 

どれか一つを切り取って「これが効いた」と判断するのは、構造上なかなか難しいんですよね。

 

 

 

 

  理由③ 時間差で効果が出ることがある

 

 

学習の効果はすぐに現れないこともあります。

 

 

今は「これ、意味あるのかな?」と感じている学習法でも、半年後・1年後になって「あの頃やっていたことが今効いているんだな」と気づくことがある、というのは私自身の経験でもあります。

 

 

つまり、「試した当時は効果を感じなかった」からといって、その学習法が無効だったと決めつけるのも、必ずしも正確ではないかもしれません。

 

 

 

2. 「○○は効果的」という断言の落とし穴 

 

 

英語指導者の立場からも、少し申し上げておきたいことがあります。

 

 

「従来の英語学習では効果がなかったけど、多読多聴をやったら伸びた!」という体験談を根拠に、「だから多読多聴が最善の学習法だ」と結論づけるのは、少し危険な気がします。

 

 

繰り返しになりますが、それ以前の積み上げが土台になっていた可能性が十分あるからです。

 

 

 

指導者が「○○は絶対に効果がある」「△△は意味がない」と安易に言い切ることで、学習者がそれに振り回されてしまうケースを、私はこれまで何度も見てきました。

 

 

 

自分の体験を一般化しすぎることには、注意が必要ではないでしょうか。

 

 

 

いつもお伝えしていますが、万人に合う学習法はありません。

 

 

 

少なくとも「私の経験では効果があった学習法です」「ただし、ある程度の準備が必要かもしれません」という形で伝えるのが誠実だと感じています。

 

 

 

3. では、どうすればいいのか 

 

 

「じゃあ、何を信じて学習すればいいの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

私が提案したいのは、最初から「最善の学習法」を探そうとしすぎないということです。

 

 

 

✅ 色々試しながら、自分に合う方法を見つける

 

 

学習法に「唯一の正解」はありません。

 

 

TOEIC対策であれ、英検対策であれ、「まずこれを試してみよう」というスタンスで取り組むことが、継続につながると思います。

 

 

合わなければ別の方法を試せばいい、ぐらいの気持ちで大丈夫です。

 

 

 

色々試してみて自分に合うやり方を見つけるようにして下さい。

 

 

 

 ✅ 「今は効果を感じなくても」続ける価値がある

 

 

今取り組んでいる学習が、後から効いてくることは珍しくありません。

 

 

特に単語暗記や文法の基礎固めは、効果を感じづらい時期も長いですが、多読多聴や実践練習に入ったときに確実に力になります。

 

 

「結果がすぐ出ないから意味がない」ではなく、「今はインプットをしているんだ」と考えることも大切です。

 

 

 

✅ 一つの学習法に依存しすぎない

 

 

「これだけやれば大丈夫」という単一の学習法への過信は、視野を狭めることがあります。

 

 

単語・文法・リスニング・読解・スピーキングは、バランスよく取り組むのが長期的には安定します。

 

 

もちろん学習段階によって優先順位は変わりますし、個人差もあります。

 

 

「この学習法が絶対に正しい」という思い込みを少し手放すことが、むしろ柔軟な成長につながるのではないかと感じています。

 

 

 

 

 まとめ 

 

 

 

- ある学習法の効果は、以前の学習の積み上げ・他の学習との絡み合い・時間差の効果などが関わるため、単純には判断できない

- 「○○をやったら伸びた」という体験談は、それ以前の準備があってこそのことが多い

- 指導者は安易に「○○が最善」と言い切ることを避け、前提条件や個人差を丁寧に伝えることが大切

- 学習者は最初から最善を求めすぎず、色々試しながら自分に合う方法を探すのが現実的

- 今は効果を感じなくても、後から効いてくる学習法もある

 

 

 

参考になれば嬉しいです。一緒に英語学習を頑張っていきましょう!^^

 

 

 

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英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 

 

「英文解釈をやると英文を読むのが遅くなる」という声を耳にすることがあります。

 

 

こうした意見を聞かれた方も多いのはではないでしょうか?

 

 

でも、これは英文解釈の学習法に対する大きな誤解だと感じています。

 

 

 

今回の記事では、英文解釈に関するよくある批判とその実態について、私の考えを書きたいと思います。

 

 

 

 

英文解釈への批判 

 

 

 

英文解釈に否定的な意見として、よく聞かれるのがこういったものです。

 

 

「英文を読むとき、いちいち文の構造を分析しているから読むのが遅くなる。英文解釈は速読に向いていない。」

 

 

確かに、英文解釈の参考書を開くと、1文1文をSVOCに分け、節の構造を丁寧に解説するスタイルが続きます。

 

 

 

「これを毎回やっていたら、時間がいくらあっても足りない」と思うのは自然なことですよね。

 

 

 

 

 でも、実際はそうではない

 

 

英文解釈を学んでいる人が、すべての英文を逐一分析しながら読んでいるわけではありません。

 

 

簡単な英文、たとえば "I went to the gym yesterday." のような文は、構造を意識しなくても意味がすっと入ってきます。

 

 

英文解釈の構造分析が必要になるのは、一読して意味が上手く取れない難しい英文に出会ったときだけです。

 

 

 

つまり、英文解釈の学習で身につけるのは「常に構造を分析する習慣」ではなく、「難しい文に出くわしたときに、きちんと対処できる力」です。

 

 

 

 

英文解釈が速読につながる理由 

 

 

英文解釈をきちんと学ぶことで、英文の構造が自動的に見えるようになってきます。

 

 

最初は意識的に考えないと分からなかった英文の構造が、繰り返し学習することと多読を通じて、次第に無意識のレベルで処理できるようになっていきます。

 

 

 

👉 英文解釈の学習 → 構造の自動化 → 難文でも詰まらない → 結果的に速く読めるようになる

 

 

 

この流れが、英文解釈が「速読の妨げ」ではなく「速読への近道」である理由です。

 

 

 

 

 伊藤和夫先生が「英文解釈教室」のあとがきに書かれていること 

 

 

 

英文解釈の名著として知られる『英文解釈教室』(伊藤和夫著)のあとがきに、こんな一節があります。

 

 

筆者はこの書物の中で英語のこ構文を理論的に解明することを主眼とし、英文の読解にあたってその構造をできる限り意識的に分析しようとした。

 

しかし「はしがき」でも述べたように、英語の力は理解が半分、習練による慣れが半分である。

 

英語を読むことによってのみ英語は読めるようになる。

 

読書にあたって、われわれは形式と内面の両面から考えているはずであるが、本書の内部にいる限り、常に形式面の考慮が優先していた。

 

しかし数多くの書物を読み、多くの英文にふれて英語に慣れることによって、形式に対する考慮はしだいに意識の底に沈んでいく。

 

やがては形式上特に難解な文章にぶつからぬ限り内容だけを考えていればよくなる。

 

その時、つまり、本書の説く思考法が諸君の無意識に世界に完全に沈み、諸君が本書のことを忘れ去ることができた時、「直読直解」の理想は達成されたのであり、本書は諸君のための役割を果たし終えたこととなるであろう

 

 

 

 

 

 

 

 

これは非常に重要な言葉だと感じています。

 

 

伊藤先生自身が、「形式(構造)への意識は、やがて無意識の底に沈むものだ」とはっきり述べています。

 

 

英文解釈は、ずっと構造を意識し続けるための学習ではなく、構造を意識しなくてもよい状態へ至るための訓練だということです。

 

 

 

まとめ 

 

 

- 英文解釈を学んでいる人が、すべての英文を逐一分析しているわけではない

 

- 難しい英文にだけ、構造を考えながら読めばいい

 

- 英文解釈をきちんと学ぶことで、構造把握は次第に自動化される

 

- 伊藤和夫先生も「思考法が無意識に沈んだとき、直読直解の理想は達成された」と述べている

 

- 英文解釈は速読の妨げではなく、速読への正しいプロセス

 

 

 

英文解釈は地味で時間がかかる学習に見えます。

 

 

でも、それをきちんと積み上げた先に「速くて正確な読解力」があると私は感じています。

 

 

焦らず、一歩ずつ取り組んでみて下さい。

 

 

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