英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
今日は昨日視聴した動画から感じたことを書きますね。
「英語のハノン」の著者でもある横山雅彦先生が、倉田誠先生の動画を紹介されていました。
紹介された動画を実際に見てみたところ、印象に残る言葉がいくつもあって、思わずメモを取りながら最後まで観てしまいました。(3分程の短い動画です)
1. 映画の台詞ほど不自然な会話はない
倉田先生が冒頭で語っていたのが、「映画の台詞ほど不自然な会話はない」という指摘です。
これは私も同感で、映画の会話は脚本家が書いた台詞であり、「演じる」ことを前提に設計されています。
日常会話とは発話のリズムも構造も大きく異なります。
英語学習者が映画で英語を学ぼうとする気持ちはよく分かりますが、映画の英語と日常英語の間には、かなりのギャップがあることは意識しておく必要があります。
2. 覚えた表現はすぐ使う―良い意味での「お調子乗り」であることが重要
倉田先生がおっしゃっていた中で、特に面白いと感じたのが「お調子乗り」という表現です。
「覚えた表現はすぐに使ってみる。それが良い意味でのお調子乗りであることが大切だ」という趣旨のことを語っていました。
これは非常に本質を突いていると感じます。
多くの学習者は表現を「もっと完全に理解してから使おう」と考えがちです。
でも実際には、使ってみないと定着しないことが多いですね。
完璧な準備を待っていたら、いつまでも使えません。
「まだ早いかな」くらいのタイミングで使ってみる。
うまくいかなくても、そこから学べるものがあるということです。
3. 健全な絶望(sound desperation)とは何か
倉田先生の動画でもっとも印象に残ったのが、「健全な絶望(sound desperation)」という言葉です。
英語を勉強して自信がついてきて、いざ英語を使ってみると思うように使えず、鼻をへし折られる様な経験をすることはよくあります。
思うようにいかないことがあると絶望感を覚えますが、倉田先生は不健全な絶望ではなく、健全な絶望をおぼえることが重要だとおっしゃっていました。
その絶望をバネに又努力して英語力を高めていくことは英語を上達させる上では必要なことだと私も思います。
私も数え切れないくらいの失敗をして、絶望感を感じ、その絶望感をバネに今までやってきました。
もっとも今でもしょっちゅう絶望していますが…![]()
4. 成功しても絶望しても、どちらも学習の糧になる
面白いのは、倉田先生が失敗の話だけをされていたわけではないということです。
「覚えた表現を使って成功したら嬉しくて覚える、失敗したら絶望してそれを覚える」
つまり、どちらに転んでも記憶に残るからWinWinだとおっしゃっていました。
「毎日絶望を覚える、そしてまた絶望を糧に勉強する」
「絶望」という言葉は一般的にはネガティブなイメージしかありませんが、一種形容矛盾である「健全な絶望」という言葉にはポジティブなニュアンスがあるのが良いですよね。
私も「健全な絶望」という言葉は今後も大切にしていきたいです。
まとめ
- 映画の台詞は日常会話と構造が異なるので注意が必要。
- 覚えた表現はすぐ使う「お調子乗りであること」が英語の上達を加速させる。
- 英語学習では「健全な絶望」が大切。
- 成功も失敗も、どちらも学習の原動力になる。
失敗しても大丈夫です。
その絶望が次の一歩になります。
皆さんはどう思われますか?是非コメント欄で教えて下さい。
ご意見、感想大歓迎です。
