昨日に引き続き、
オーダーメイドの魔法の杖にまつわる
不思議の森でのお話しを紐解くシリーズをご紹介していきます。
 
 
 
 
 
★好評だった、過去の魔法の杖の物語はこちら!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のお話しは、
ひとつ前の物語にまつわるサイドストーリー。
 

表では見えなかった部分を見つめる

裏のお話し。

 

表はこちら

【魔法の杖の物語】side A 川のほとり

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本日のお話しも、
謎の美人作家Nora先生に執筆していただいた
オリジナルのストーリーです。
 
 
 
 
 

両方を改めて読み返すと

さらに味わい深くなる

 

そんなside Bからみた視点。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
金色の川の底をながめたときに、
きらりと光るちいさな砂粒。
 
・・・そんな描写が、
のなかで登場してきましたが
 
本日ご紹介するサイドストーリーは、
この「川」の視点からみえる物語です。
 
 
その川を、川と言っていいのかわからない。
物質というよりは、
概念のようなもの。
 
それをひとまず、
「川」ということにしておく。
 
というような形で、
side Aでは語られていました。
 
 
 
 
その正体について、
掘り下げてみます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

それではみなさんも一緒に、

物語のページをめくっていきましょう。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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【魔法の杖の物語】

side B 黄金

 

 

 

 

 

 

私の意識が生まれたときの話をしよう。

私は流れていた。

何かと何かの間を。

どこから始まりどこで終わるのかも知れず、ただそこにあった。

どうやら私は「川」と呼ばれるものらしいと、青い小鳥が教えてくれた。

だが、その先がいけない。

色んなものが、色んな事を言うのだ。

美しい。涼やかだ。怖い。大したことはない。横暴だ。豊かだ。

私は混乱した。

私は私であるだけなのに、どうやら他者から見える姿は一定ではないらしい。

私は不安になった。
私はそもそも、川ですらないのかもしれない。

私を称える者もいれば、毛嫌いする者もいた。

好意は嬉しいが、行き過ぎた好意には何故か怖気づいた。
反感は構わないが、見下されるのには我慢ならなかった。

そうしながらも、徐々に、私は「川」の体をなしていることを受け入れるようになった。

雨を受け止め、淀みに傷つき、流れに乗って様々なものを運ぶ。

自分を理解して初めて、他者の評価の差異を理解できるようになった。

他者は私の一部しか理解しえないのだ。

皆、自分の都合のいいように、私を見ようとするのだ。

私がどうあるかでなく、どうあってほしいか。

それに気づいた時、私に怒りが生まれた。

冗談じゃない。

与えるのは構わないが、利用されるのはごめんだ。

私の尊厳を傷つける者は許さない。


その意識は金の粒と化し、私は誇り高い黄金の川となった。

豊穣をもたらし、嵐を待つ。
期待には応えよう。その望みが曇りないものであれば。

時に刃を向けるだろう、逃げたければ逃げればよい。

川面に映る姿を否定する者に用はないのだ。

 

 

 

 

 

 

STORY by 

 Nora











 


 

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いつもよりも、
強めの終わり方をしている
このストーリーには
 
自我と他者との関りや
それを通して変化してゆく様が描かれています。
 
 
みなさんも生活の中で
「自分」というものを意識する瞬間があるかとおもいますが
 
様々な視点からみる目を知ったあとで
 
どのような考えを採用するか?
ということを
選択してく機会によって
 
自律や自発といった
自分発のエネルギーを使うことを覚えていきます。
 
 
 
それは幼いころ、
幼少期から大人になるまで
いろんな場面で突き当たることでしょう。
 
 
 
その「選択」の繰り返しが
 
言動を変え
性格を変え
ひいては運命まで
変えていくこととなります。
 
 
 
 
 
そのとき、いかにしっかりと
自分というものをくみ取ってゆくかどうかで
器も広がってゆく。
 
 
これはおもしろいことに、
わがままを通してしまったと思うようなことも
のちに拡大につながっていく事態になったりする。
 
 
 
トラブルがあったり
絶望したり
怒り憤慨した大きさがでかいほど
 
その容量はたくさんになるのかもしれないし
 
あるいは、
委ねる、という
力になってゆくのかもしれません。
 
 
 
 
 
このようなひとつのきっかけによって
人生観をも問われているような作品です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、
通常でしたらこのside Bで
ひとつの杖についてのお話しは
ひとまずおしまい、なのですが
 
今回のものに関しては、
物語はまだ続きます。
 
 
 
 
 
 
 
 

次回は、明日

引き続き、この元・万年筆だった

魔法の杖のお話しをご紹介しますね。

 
 
夜の7時に更新します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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