両方を改めて読み返すと
さらに味わい深くなる
そんなside Bからみた視点。

それではみなさんも一緒に、
物語のページをめくっていきましょう。
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【魔法の杖の物語】
side B 輪廻
あれを恋と呼んでいいのか、いまだに分からないでいる。
私たちは一心同体であり、二人で一つの魂を形成していた。
怖いものなど何もなく、世界の果てまで、一緒に行けると思ってい
それなのに。
世界はどんどん形を変えていった。
私も、
彼も、
日々その形を変えていく。
私の身体が私の思うとおりにならない。
丸みを帯び血を流し始める。
世界の冷たさを目の当たりにする。
親しげに振る舞うひとが、何食わぬ顔で嘘をつき、辻褄の合わない
怖い。何も信じられない。自分自身さえも。
混乱した私は、箱を作ることにした。
リンネのように分類し、そっとしまいこむ。
美しく並んだ箱は、私に平安をもたらした。
ところが、だ。
平安を打ち砕く者が現れた。
ベタベタとまとわりつき、次から次へと箱を開けようとする。
疲れ果て、堪らずに問う。
「なぜ私を困らせるのか」
「 困ってくれなんて頼んでないわ 」
その生き物は、いつかの私と同じ眼をしていた。
いくつめかの箱に「カン」がいた。
彼は、すっかり姿を変えたようにも、全く同じようにも見えた。
「一緒に行こう」
あの頃と同じ声が聞こえた。
もう一度、私はこの世界に恋をする。
世界が私に恋をするように。
STORY by
Nora
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この事象をどう捉えるかは各々の自由。
その人が見たい物語が繰り広げられるのだ。
これは、私から見える、あなたの物語。
少し切なく、とても美しく、私を惹きつけてやまない。」
次回は、明日。
また別の魔法の杖のお話しをご紹介します。
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