昨日に引き続き、
オーダーメイドの魔法の杖にまつわる
不思議の森でのお話しを紐解くシリーズをご紹介していきます。
 
 
 
 
 
★好評だった、過去の魔法の杖の物語はこちら!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のお話しは、
ひとつ前の物語にまつわるサイドストーリー。
 

表では見えなかった部分を見つめる

裏のお話し。

 

表はこちら

▶️【魔法の杖の物語】風の吹く丘

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本日のお話しも、
謎の美人作家Nora先生に執筆していただいた
オリジナルのストーリーです。
 
 
 
 
 

両方を改めて読み返すと

さらに味わい深くなる

 

そんなside Bからみた視点。

 
 
 
 
 
 
 
 
「勇気」というテーマを掲げた魔法の杖は
持ち主さまに名前をつけられています。
 
 
その中身はいったい何だったのか。
 
 
そして、Side Aで登場してくるまで
なぜ、その中に閉じ込められていたのか?
 
 
 
そんなヒントも隠されています。
 
 
いちど読んだら、
また再度、表のお話しを眺めなおすと
かなり読みごたえのある作品であることがわかるはず。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

それではみなさんも一緒に、

物語のページをめくっていきましょう。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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【魔法の杖の物語】

side B 輪廻

 

 

 

 

 

 

あれを恋と呼んでいいのか、いまだに分からないでいる。

私たちは一心同体であり、二人で一つの魂を形成していた。

怖いものなど何もなく、世界の果てまで、一緒に行けると思っていた。

それなのに。
世界はどんどん形を変えていった。

私も、
彼も、
日々その形を変えていく。

私の身体が私の思うとおりにならない。
丸みを帯び血を流し始める。

世界の冷たさを目の当たりにする。
親しげに振る舞うひとが、何食わぬ顔で嘘をつき、辻褄の合わないことをのたまう。

怖い。何も信じられない。自分自身さえも。


混乱した私は、箱を作ることにした。

リンネのように分類し、そっとしまいこむ。

美しく並んだ箱は、私に平安をもたらした。


ところが、だ。

平安を打ち砕く者が現れた。

ベタベタとまとわりつき、次から次へと箱を開けようとする。


疲れ果て、堪らずに問う。

「なぜ私を困らせるのか」

「 困ってくれなんて頼んでないわ 」

その生き物は、いつかの私と同じ眼をしていた。


いくつめかの箱に「カン」がいた。
彼は、すっかり姿を変えたようにも、全く同じようにも見えた。

「一緒に行こう」
あの頃と同じ声が聞こえた。


もう一度、私はこの世界に恋をする。
世界が私に恋をするように。



 

STORY by 

 Nora











 


 

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この杖の物語をかいてくださっているNora先生から
この作品のあとがきとしてメッセージがありましたので
 
(勝手に)引用して記載させていただきますね。
 
 
 
 
「カンはカイロンであり、杖であり宝石であり勇気である。それは他者であり自己であり、与えられた物であり、中から湧き出るものであり、一部でもあり、全部でもある。
この事象をどう捉えるかは各々の自由。
その人が見たい物語が繰り広げられるのだ。

これは、私から見える、あなたの物語。
少し切なく、とても美しく、私を惹きつけてやまない。」
 
 
 
 
 
 
また、sideAのお話しと本作とを執筆した著者として、
先生はこうもいっていました。
 
「短編映画をノベライズしてるみたいな感覚」
と。
 
 
 
以前の作品も素敵でしたが、
 
今回の連作はその中でもとくに、
それぞれ映像として浮かび上がってきて
脳内で色鮮やかに再生されているようでした。
 
その時間のさいに
アップでのカットや、
背景に映ってゆくカメラワークなど
場面がかなりリアルに感じられます。
 
 
 
 
 
 
私自身が持ち主さまを知っている、
ということもあるかもしれませんが
 
 
 
 
きっとご存知ない方でも
素晴らしい内容の映画を見終わった感覚になったのでは?と思います。
 
 
 
みなさんはいかがでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ああ!
 
なんだか単純だけれども
ちょっと久しぶりに恋でもしてみたくなってきちゃいますね!
 
 
 
 
 
 
 
 
実際、恋には
様々な要素が含まれており
たいへんドラマティックで密度があると思います。
 
その対象が何であれ、ね。
 
 
 
 
 










 
 
 

次回は、明日。

また別の魔法の杖のお話しをご紹介します。

 
 
 
 
 
 





 
 
 
 

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