赤茄子(あかなす)とは、

夏野菜トマトの異称で、

そもそもトマトは、ナス科ナス属の赤い実の植物だからです。

NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で登場した

「赤茄子ごはん」

今でいうチキンライスのことですが、タマゴで包んだオムライスのような

ハイカラな料理ではなく、簡単まかない料理です。

たっぷりのトマトに、それぞれの旨味成分を活かせた、

赤茄子ごはんを作ってみました。

【材料(3皿分)】

ごはん(600g) ミニトマト(15粒程度) 鶏もも肉(200g) 

マッシュルーム(ブラウン ホワイト各7粒)

たまねぎ(1個) にんじん(1本) えんどう(適量)

トマトケチャップ(大さじ3) 塩胡椒(少々)


おいしいく感じられる食べ物は

旨味成分の相乗効果でおいしくされているものが多く、

旨味成分は大きく分類するとアミノ酸系、核酸系、有機酸系

和食の基本は「だし」からというのは有名ですが、

昆布の「グルタミン酸」(たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸の一種)

鰹節・煮干しの「イノシン酸」(核酸成分の一種)

干椎茸の「グアニル酸」(核酸成分の一種)など

三大旨味成分は一般的に知られている和食において「だし」になる成分。

それぞれ互いの旨みを引き立てる相乗効果により

おいしく感じられる「旨味のあるだし」は化学なのです。

また「酢酸」「クエン酸」「乳酸」「コハク酸」など

(窒素を含まない炭素化合物である有機酸系の一種)があります。

素朴ながら味わいのある赤茄子ごはんには、

トマトとたまねぎの「グルタミン酸」 鶏肉の「イノシン酸」

マッシュルームの「グアニル酸」が活かされた西洋料理です。

トマトが赤くなればなるほど、グルタミン酸の量が増え、

皮や種を取って調理する人が多いようですが、

皮や種にこそ旨味がいっぱいあって、βーカロテン(ビタミンA) ビタミンC

リコピン ポリフェノールなどの栄養素が豊富で、実よりか皮と種です。

トマトはカラダを冷すという特徴のある夏野菜ですが、

油で炒めたり、加熱することでリコピンおよびビタミンAの吸収率がアップにより

カラダを温め代謝を良くし、しかも甘味が増しておいしくなる野菜です。

ただし水溶性ビタミンであるビタミンCは熱に弱いので効果はありません。

パスタやグラタン・シチューにはかかせないマッシュルームは

低カロリー、高タンパク質、高ビタミンに加え食物繊維が豊富な食品

ブラウン種とホワイト種がありますが、

唯一 生でも食べられるキノコでサラダに利用できるのが強みです。

ホワイト種はまろやかで上品な風味に

ブラウン種は椎茸には劣りますが、濃厚な風味がします。

椎茸の2.5倍も含まれていると言われるマッシュルームの「グアニル酸」

グアニル酸はグルタミン酸と混ざると相乗効果で

飛躍的に旨味が強くなることがわかっています。

また健康面においてもよりコレステロールを低減に効果がある

トマトとマッシュルームの組み合わせです。


鶏もも肉はぶつ切りに、ミニトマトは半分に切って、さやえんどう豆は軽く塩茹でしておきます。

たまねぎはみじん切りマッシュルームはスライス切りにします。


【作り方】

①熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、中火でたまねぎから炒め

②鶏肉を入れ塩胡椒(少々)し炒めてから

③マッシュルーム にんじんを加え鶏肉が色づくまで炒め、

④トマトを加え、潰しながら他の食材と絡ませトマトケチャップを加え

⑤強火にして、水分が少なくなるまで強火で焦げ付かないよう手早く炒めます。


⑥水分が少なくなってきたら、ごはんを加え 切るようにさばきながら絡め

  強火で手早く、炒め水分を飛ばし



⑦お皿に盛りつけえんどう豆をトッピングさせ出来上がりです。


トマトケチャップだけでなく、

トマトやマッシュルームを加えた「赤茄子ごはん」

素朴だけど、旨味成分の相乗効果がもたらした

おいしいさがじんわり感じる味わいです。

そして抗酸化作用もあるヘルシーな西洋料理です。

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