わたくしチッチことヨーコが
なぜいまの仕事につくことになったのかを書いています

結構長いです(^_^;)ので
お時間のあるときにお読みください

まだまだ続きます(^_^;)




Iさんは自分の話をし始めた

奥さんとは深い縁があって出会ったこと
周囲の反対を押しきって一緒になったこと


私からみても
仲睦まじい夫婦というよりは
同じ目的を持った「同志」のような
そんな感じだった


そして
奥さんと出会った頃に臨死体験をしたことを話してくれた


一度肉体から意識が離れて
再び戻ってきたときに
頭の中にワーーッと数字や数式が入ってきたのだそうだ


その前までは
全く畑違いの職業で
パソコンも触ったことがなかったのに
頭の中に入ってきた数式は
どうやら何かのプログラミングの情報だったようだ


私はそんなIさんから
溢れ出てくる話というか情報を
たくさん聞かせてもらったのだった


「チッチさん、これからは財布を持たなくても買い物できる時代が来るんよ」


Iさんは電子マネーや仮想通貨の時代がやって来ることを言っていたのだ
そしてその開発をやっていたようだ


出会った当時はまだそれが実現化しておらず
奥さんが経済的に支えながら
一生懸命頑張っておられる頃だった



上司が退職して、気弱になっていた私にとっては
ご夫婦の不思議な話を聞くことで
励まされていたのかもしれない



何年か経った頃
私の家のポストに手紙が入っていた


奥さんからだった


Iさんとお別れすることにした と書いてあり
「ヨーコさんがこの手紙を読む頃は私はもういません」 と書いてあった
私とは「また別の形で会うときが来るかもしれない」とも書いてあった


意志の強い人だったので
一度決めたら変わらないだろうとわかっていた


奥さんとは
縁があればきっといつか会えるだろうと今も思っている


二人の家にはIさんとワンちゃんが残った


その後私から会うことは控えていたが
Iさんから初めて連絡をもらったことがあった

ワンちゃんが天国へ行ったとの報告だった


その時に久しぶりに直接会ってお茶をした


Iさんが一番精神的に弱っていたときだった
Iさんの成功を願って精一杯支えてくれた奥さんがいなくなり
二人の思い出のワンちゃんもいなくなったのだから


「Iさん大丈夫かな」と内心思っていた

そんな私の気持ちに気づいていたんだろう
Iさんは言った
「大丈夫よチッチさん 死んだりしないから」


一度は臨死体験をして生かされた命だから
自ら命を断つことはしないよ 


と言っていたと思う


慰めの言葉が見つからなかった





その後
更に数年経った頃 偶然Iさんに出会った


その時私は会社をすでに退職し
タロットを仕事にしていたので
いまから数年前のことになると思う


博多の「ぶんカフェ」さんの前を
ワンちゃんを連れて歩くIさんだった

ワンちゃんは以前のワンちゃんとは犬種も違っていた


思わず声をかけ
ぶんカフェさんでお茶をした


パソコンは未だに自分では打てず
「人差し指でキーボードを叩くので精一杯」と笑っておられたが
頭にあったたくさんの数式や考え方を
息子さんが形にしてくれており
会社を設立されていた
あの当時言われていたことが現実となり
すでに軌道に乗っているとのことだった
実務的な運営はその息子さんに任せ
今は悠々自適の生活だ と笑っておられた

そしてこう言われた


チッチさん 僕は思うんよ
今はお金にも不自由しない
幸せな生活よ
だけどCちゃん(奥さん)を幸せにできんかった
心の真ん中にポッカリ穴が空いたままなんよ
幸せってなんだろうね


Iさんはいつも私にありがとう と言った
Cちゃんと仲良くしてくれてありがとう という意味だったようだ

Iさんと会ったのはそれが最後だ


 につづく