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この仕事につくまで ②


変化のない会社勤めにもすっかり慣れた
ある年の初め
「今年は会社を辞めようかな」などと思っていた矢先に事件は起きた


細かい内容を書き始めると
かなり長くなるので差し控えるが

むちゃくちゃ短く言うと


会社の中で不正が起こり
それが引き金となって
会社が閉鎖されることになったのだった


と同時に
私ともう一人は同系列の会社に引き取られることに決まったのだった


文章で書くとあっさりしたものだ(^_^;)



だけど当時は大変だった


年の初めにコトが発覚し
会社に行けば毎日状況が変わっていて
まるでドラマを観ているような
そんな錯覚さえ覚えた


人のいろんな部分も見えた

会社が閉鎖になるかも という流れを察知して
すぐに顧客リストを持ち出す人もいた

これが役職のついた人間のすることか と呆れたこともあった


私ともう一人(上司)が同系列の会社に行くことになったのは
仕事上たまたまその会社の担当をしていたからだった
その会社が新たに部門を作るということで
私たちを迎え入れてくれたのだった


考えてみれば
ありがたい話なのだ


だけど当時はとてもそんな風に思えなかった


理不尽だ と思っていた


なぜ
誰かが引き起こしたことで
こんな風にならなくちゃいけないのか



私からすれば
「なんでこんな目にあわなくちゃいけないの!?」
という怒りが収まらなかった


いまにして思えば
元々会社を辞めようと思っていたのだから
その時点で「辞めます」ということも可能だったはずだ


だけど
一緒に行くことになっていた上司から
「1年間だけ頑張ってみよう」と言われ
断ることもできなかった



どこにもぶつけることのできない怒りは
新たな会社に入ってからもずっと続いた
その上司は
私をなだめるのに大変だったと思う


とにかく当時の私は何に対しても怒っていた


許せない


そんな気持ちを常に持っていた

 につづく