前回までの話はこちらです
この仕事につくまで ③
怒りが生きるベースになっているだなんて
書いていても健康的な感じはしない
だけどその感情にどっぷり浸かっているときにはわからないものだ
怒りと新しい会社でのストレスなどが重なって円形脱毛症になり、
肺炎で入院し、
更には子宮頸がんの一歩手前(高度異形成)になったのだった
そんなことになっていながらも
いや、そんなことになったからこそ
余計に感じていた
「なんでこんな目にあわなくちゃいけないの」
被害者意識ばかりだった
そんなときに
テレビでふと見たのがプロレスだった
怒りを持て余していた私にとっては
そのエネルギーをぶつける場所を見つけたようなものだ
もちろん当時はそんな風に思うはずもなく
だけどプロレスに出会ったことで
エネルギーの発散が徐々にできたように思う
のちに私が「人生の先生」と呼ぶようになった
小橋建太選手がリングで勝つようになってきたのも
この頃だった
プロレスに熱中し
格闘技観戦に熱中した
過去を振り返っても
あんなに熱中したものは他にない
あのときプロレスに出会って本当に良かったと思う
新たな会社でも
同じ部門に人が入ってきたり
以前同じ会社で働いた人がやって来てくれて
ようやく慣れて来つつあった
気持ちがほぐれるまでに
数年間を要した
そんなある時
入社時から一緒だった上司が突然辞めることになった
ご両親の介護ということで実家に帰るということだった
思えば
ずっと愚痴ばかり言っていた私を
なだめ、励ましてきた人だった
実の父親は怖い存在でしかなかったので
まるで何でも話せる父親のように思っていただけに
悲しかった
⑤ につづく
