
楽しく読めて、スカッと学べる著者の本。
【能力の出し惜しみ】
月々10万円ほどの収入で家族を養っている人が10%の1万円寄付するのは大変であるけれど、100万円近く収入のある人が10%の10万円寄付するのは、ぜんぜん大変じゃない。神社に奉納される玉串にしても、額の多寡によらず、ピカピカと輝くお玉串があるのだという。そのお玉串を奉納した人の真心とか精神性まで映っているのだろう。
体力のある人、たとえば 「自分は、300坪ぐらい、耕しちゃうんだ」 って、いう人がいる、でも、体力がなくて、一日に50坪も耕せない人がいる。
そうすると、300坪耕せる人は、周りを見て、「200坪ぐらいでいいかな」 って思ってサボりだすんですね。ところが、50坪しか耕せない人は、一生懸命、一生懸命耕しているうちに、やがて体力もつく。そして、なぜか、いいことが連続して起きる。
ところが、300坪耕せる能力があるのに、200坪しか耕さないような人は、なぜか不運に見舞われるんです。 ・・・(中略)・・・、それで 「この世の中は不公平で、神も仏もない」 っていうんですよね。
でも、神も仏もいるから、サボってることがわかるんです。神様がいなきゃあ、サボってる人が、エラクなりますよね。
上から見てる人は、全力を尽くしている人と、尽くしていない人が分かるんですよね。(p.38-40)
全力を尽くしているかどうかという判断は、言い換えるなら、誠を尽くしているかどうかという判断なのだろう。誠は個人単位で計られる絶対評価である。人と比べてどうのこうのという相対評価では計れないものなのである。そうすると、300坪耕せる人は、周りを見て、「200坪ぐらいでいいかな」 って思ってサボりだすんですね。ところが、50坪しか耕せない人は、一生懸命、一生懸命耕しているうちに、やがて体力もつく。そして、なぜか、いいことが連続して起きる。
ところが、300坪耕せる能力があるのに、200坪しか耕さないような人は、なぜか不運に見舞われるんです。 ・・・(中略)・・・、それで 「この世の中は不公平で、神も仏もない」 っていうんですよね。
でも、神も仏もいるから、サボってることがわかるんです。神様がいなきゃあ、サボってる人が、エラクなりますよね。
上から見てる人は、全力を尽くしている人と、尽くしていない人が分かるんですよね。(p.38-40)
月々10万円ほどの収入で家族を養っている人が10%の1万円寄付するのは大変であるけれど、100万円近く収入のある人が10%の10万円寄付するのは、ぜんぜん大変じゃない。神社に奉納される玉串にしても、額の多寡によらず、ピカピカと輝くお玉串があるのだという。そのお玉串を奉納した人の真心とか精神性まで映っているのだろう。
【一生懸命使えば、もっと良くなる】
認知症ケアのデイサービスを利用している人々の中には、元教員が比較的多いと聞いたことがあるけれど、学校の先生なんて民間人に比べたら、圧倒的に頭を使ってないことなどハッキリしている。知的な職業であろうと生徒に教えることなんて長年に渡って同じことの繰り返しなのである。何十年間も頭を使わずに錆つかせてきたのだから自業自得というものだろう。
人間についてるモノって、手でも、足でも、一生懸命使えば、もっとよくなる。頭もそうです。一生懸命使うと、頭の回転がよくなります。
「あの人は、昔、頭がよかったんだけど、頭を使いすぎて、最近、頭の回転が悪くなった」
とかって、いう人がいるけれど、あれはウソですよ。(p.43)
そう、嘘に決まってる。「あの人は、昔、頭がよかったんだけど、頭を使いすぎて、最近、頭の回転が悪くなった」
とかって、いう人がいるけれど、あれはウソですよ。(p.43)
認知症ケアのデイサービスを利用している人々の中には、元教員が比較的多いと聞いたことがあるけれど、学校の先生なんて民間人に比べたら、圧倒的に頭を使ってないことなどハッキリしている。知的な職業であろうと生徒に教えることなんて長年に渡って同じことの繰り返しなのである。何十年間も頭を使わずに錆つかせてきたのだから自業自得というものだろう。
【アメリカに勝てない日本】
批判するより、良いところを真似しよう。
こんなこと、いいづらいんだけど、日本って、経済的に当分アメリカに勝てません。何でかというと、テレビを見ようが、何しようが、日本の評論家の方でも何でも、アメリカの欠点ばかり見ているんです。
アメリカは民主主義で、資本主義で、成果主義で、ここが悪い、あそこが悪いって、悪いところばかりを、ずっと、いっているけど、それだけ悪いところがあるアメリカに、日本は負けているんです。
ということは、アメリカには良いところがあるから、アメリカが勝っているんです。悪い部分を探すより、その良いところを真似しない限り、日本がアメリカを抜くことはできないんです。(p.83)
政治経済問題としての記述なら、但し書きをつけたくなるけれど、この著作は、“明るく、笑顔で、前向きに、長所を育てよう” を基調とした自己啓発書だから、この記述の通り受け入れておく。アメリカは民主主義で、資本主義で、成果主義で、ここが悪い、あそこが悪いって、悪いところばかりを、ずっと、いっているけど、それだけ悪いところがあるアメリカに、日本は負けているんです。
ということは、アメリカには良いところがあるから、アメリカが勝っているんです。悪い部分を探すより、その良いところを真似しない限り、日本がアメリカを抜くことはできないんです。(p.83)
批判するより、良いところを真似しよう。
【 「ありがとうございます」 って、いえるだけの気持ちをもった人】
「ありがとうございます」
って、いえるだけの気持ちをもった人が、「魂」 を向上させていこう、っていう人間なの。(p.103)
んだ。って、いえるだけの気持ちをもった人が、「魂」 を向上させていこう、っていう人間なの。(p.103)
【指導される側の力】
怒られても注意されても、向上したいという意志を示す人って、やっぱり賢い。
《参照》 『「人をつくる」という仕事』 テリー伊藤・木村政雄 (青春出版社)
【木村さんの秘書】
世間の人は、指導力だ、指導力だというけれど、優秀な指導者が出てくることを望むけれど、その前に、優秀な指導される側の人間がいないと、その指導力はどうにもならないのですよ。
それで、一番大切で、忘れられているのは、指導力じゃないんです。指導される側の力がなさすぎるんです。(p.108)
指導される側の力は、 “素直になって、怒られ強くなる” 力で計られる。
それで、一番大切で、忘れられているのは、指導力じゃないんです。指導される側の力がなさすぎるんです。(p.108)
注意したときに、
「私が気づかないことを教えてくれて、どうもありがとうございます。これから気をつけます。あの、もっとあったら教えてくださいね」
と、いう人がいたら、みなさんは、どうです? (p.107)
賢い人って、こういう人のことを言うのだろう。「私が気づかないことを教えてくれて、どうもありがとうございます。これから気をつけます。あの、もっとあったら教えてくださいね」
と、いう人がいたら、みなさんは、どうです? (p.107)
怒られても注意されても、向上したいという意志を示す人って、やっぱり賢い。
《参照》 『「人をつくる」という仕事』 テリー伊藤・木村政雄 (青春出版社)
【木村さんの秘書】
【両方が気持ちよくなれる言葉を発する人】
両方が気持ちよくなれる言葉を発した人が、「大人」 なんです。(p.126)
例えば、講演中に誰かの携帯が鳴ってしまった時、著者の場合、
「いやぁ~、このヘンで音楽が欲しいと思っていたところだから、すごく助かりますよ」 (p.125)
<了>
斎藤一人(舛岡はなえ・芦川政夫)著の読書記録