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 書いている人は変な人ではない。6年連続で実質納税額が日本一であったという著者の講演内容を記録したもの。スッキリした内容で分かりやすい。
 本を読むのが好きではない人でも、1時間の忍耐力があれば読める。(もっとも、そんな人はCDを聞くのだろうけれど)活字が大きく、すこぶる風通しの良い行間隔である。どれほど丁寧に読もうが1時間はかからない。


【プロになる】
元取るのは当たり前、利益を出すのがプロの商人です。
我々商人は、一生懸命お金をもうけて、税金を払う、これが仕事です。
私たちは社会の心臓です。心臓が肝臓みたいなことを言ってはいけません。
肝臓は解毒の臓器、お巡りさんみたいなものです。お巡りさんが金儲けばかり考えてはいけません。
その代わり、金儲けを考えない商人は、侍で剣術ができないのと同じです。これはロクな侍ではありません。
自分の仕事は何か、自分は立派なプロの大工だ。
自分は立派なプロの主婦だ、これをビッチリ見極めて、そのことに没頭する。そのことを突き詰めるのです。
みんながプロになりましょう。プロになったと同時に、指導霊がついてくれます。そのことを信じるのです。そうすれば、学校の成績が良くなかった人でも、成功できます。
その現実が、みなさんの前にいる私です。(p.94-96)


【自分はツイてるんだ】
 「私、うんと弱い人間なんです」
 と言う人も、そのままで言いのです。弱くてもいい、そのままの自分を信じて、ただ
 「自分はツイてるんだ」
 と言い続け、自分がなすべきことを一生懸命やるのです。 (p.101)


 

【助け合い】
 敵を作ってはいけません。敵を作ることより、まず友達を作ることです。競争するより、協力したほうがいいんです。
 学校の先生も、日頃は、「助け合いだ」 と言っておきながら、「テストのときは隣を見ちゃいけません。自力でやりなさい」 というから、私のようなデキの悪い子供ができてしまうのです。「みんな、助け合って、協力し合っていくんだよ」 と言っていれば、今のようないじめ問題は起こりません。
 確かに、私が学生だった頃にもワンパク坊主はいたけれど、日頃は、宿題を見せてもらったりしている奴のことを守ったりしたものです。実に和気あいあいでした。そういう時代に戻ればいいだけです。(p.38-39)


 ツキを大切にしていること、競争をしないことなど、著者の考え方は、船井幸雄さんと同じである。
 この本は、批評するような内容の本ではない。感じ取って実践するか否か・・・だけである。

 

<了>