
吉本興業が東京に進出してからの仕事ぶりで有名になった “ミスター吉本” の木村さんと、かつては番組制作会社の社員で今や独立しテレビで活躍中のテリー伊藤さんの対談。
【木村さんの秘書】
当初は派遣できていた女性だった。その頃、資料のコピーを頼んだとき表紙が付いていなかった。
それで僕は怒って、「君、いい加減にせえよ。肝心な表紙がついてないやないか」 と電話で叱ったら、彼女は 「申し訳ありません。これからも至らないところがあったらもっと叱ってください」 って言ったんです。その時、「ああ、この子、いい根性してるなぁ」 と思いましたね。そういうふうに捉えられる人間っていうのは、絶対に伸びますよね。 (p.25)
日本には昔から、「素朴で素直は神一厘」 という諺がある。お稽古事をしている人々はよく耳にする言葉である。「はい」 という素直さに、9部9厘の努力が重なれば、神様が仕上げの1厘を加えてくれるという考え方なのだけれど、極度に捩れた人間は 「申し訳ありません」 という言葉以前に、決して 「はい」 という言葉を言わない。人間ばかりではなく神々ですら避けて通り過ぎてしまうだろう。自業自得と言ってしまえばそれまでだけれど、勿体ないことである。
【タモリさんを見習うべき】
私でも時々、若者の行動が全く理解不能に思えることがあるけれど、そんな時は “彼らは宇宙人、私達人間の発想では地球は救えない” と考え受け入れている。
タモリさんのすごさって、・・(中略)・・若い人と分け隔てなく接することができるじゃない。これ実はね、いまのオジサンたちに一番足りないことなんですよ。 (p.45)
と書かれているけれど、私の周りにそんなことを言うオジサンたちはいない。私でも時々、若者の行動が全く理解不能に思えることがあるけれど、そんな時は “彼らは宇宙人、私達人間の発想では地球は救えない” と考え受け入れている。
【相手が気持ちよく話せる状況を作る】
カリスマ美容師っていわれる人たちもそうだし、スタイリストも、メークさんもそうだけど、彼らって、タレントさんとうまく付き合ってるんですよね。彼らって、本当に聞き上手なんです。だから人とうまく付き合える。とはいっても、別にやたらほめたりしているわけではない。彼らはほめるんじゃなくて、相手が気持ちよく喋れる状況を作るのがうまいんです。 (p.64-65)
この後、チリチリドリルの東野さんがその実例として語られている。実に分かりやすい。誰にでも合わせられる才能って、基本的には家庭環境、とくに母親の気質に負うところが多いように思う。
【島田伸介さんが本番前に行方不明:引きこもってた!】
サンデープロジェクトという報道番組の司会を務めていた伸介さん。本番の前日に行方不明になっていたのだという。自分の東京のマンションで、ドアに鍵をかけて部屋中の電気を消して潜んでいたのだという。「自信がないから辞めさせてください」 と。
意外! 伸介さんが司会をするお笑い番組のトークは本当に面白い。よほど頭の回転が速くなければ、あんなふうにはとうてい話せないと思う。そんな利発な伸介さんでも報道番組はすごいプレッシャーだったらしい。
サンデープロジェクトという報道番組の司会を務めていた伸介さん。本番の前日に行方不明になっていたのだという。自分の東京のマンションで、ドアに鍵をかけて部屋中の電気を消して潜んでいたのだという。「自信がないから辞めさせてください」 と。
意外! 伸介さんが司会をするお笑い番組のトークは本当に面白い。よほど頭の回転が速くなければ、あんなふうにはとうてい話せないと思う。そんな利発な伸介さんでも報道番組はすごいプレッシャーだったらしい。
【研究熱心なサンマさん】
(サンマさんは)もともと若い頃から、研究熱心でしたからね。いまでもきっと、後輩のネタをチェックしていると思いますよ。 (p.170)
明るく楽しい人って、なぜか努力している姿に結びつかない。しかし、太陽のようなミスター・ジャイアンツ長島さんだって、朝まで徹夜で素振りを続け、朝食を取るのも忘れて球場に出かけて行ったという話は伝えられている。(ついでに一茂くんを球場に置き忘れてきたとか・・・・)【常識に賞味期限あり!】
常識というものにも、賞味期限ってあると思うんです。たんに昔のルールを繰り返すだけが常識ということでは決してない。昔のルールの中だけで収まっているのはというのは、逆に不真面目ということかもしれないですよね。自分の人生を生きている意味がない。自分なりのアレンジをしていかないと。 (p.85)
関西地盤の吉本興業を東京の銀座でプロデュースしたり、ニューヨークで興行した木村さん発言だけれど、日本では、江戸時代から、花柳界や歌舞伎界などは時代の最先端を率先して取り入れる革新性を常に備えていた。大衆相手の興行の世界は、常に革新的であり最先端であるのは当然である。伝統という言葉は、内に革新性を含むものとチャンちゃんは解釈している。少なくとも日本神道はそうであるはず。<了>