見れば見るほど好きになる映画『海角七号』2018年5月更新版 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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『海角七号』の話、まとめました。世間の皆様は、そ、それほどこの映画に興味お持ちじゃあない。とは知りつつも自己満足で♡好きだから、海角七号が。映画30回以上見てるから。お許しを!

映画の中の台湾語7)海角七号
映画の中の台湾語7)海角七号 その2 
映画の中の台湾語7)海角七号 その3


『海角七号』マニアクラブ結成
『海角七号』マニア小物








私も初めて見たときは、実はそれほど好きだとは思わなかった。

心の奥底にグサリと刺さるような鋭いメッセージがあるわけではない。社会的に何か問題提起するような深いテーマがあるわけでもない。主人公の一人である日本人の女の子にぜんぜん感情移入できない。どころか「ちょっとかんべんしてくれ」というような描き方がされている。過去と未来が交錯するストーリー展開が若干わかりにくいとこもある。

なのに、ここまで好きになってしまったのはどうしてだろう。

それぞれの登場人物がほんとにいい。リアルな設定、リアルな演技、みんな本当にうまい。特に茂じいさんと小学生のダーダー。この二人が出てくる場面はどこも大好き。

そして風景がいい。美しい海。砂浜。海辺のホテル。南国の市場、教会、街の人が集まる集会所。いますぐ飛行機に乗ってこの街に飛んでいきたくなる。

また何よりも音楽がすばらしい。ラブレターが朗読されるときに流れるテーマ曲も、アガが歌う『国境の南』も、茂じいさんの『野ばら』も。他の曲もみんないい。

これらの「いいところ」が見れば見るほど前面に出てくるのだ。だから最初にあげたちょっと苦手な部分も凌駕して、今ではもう何にも気にならなくなってしまった。

曲をバックに映像だけでそれぞれの愛が語られる。そのシーンはホント全部いいです。

七通の手紙のテーマ曲を背景に、登場人物たちがそれぞれに海を見つめる場面。日本統治時代の住所、海角七号の場所をきいてまわるシーン。ものすごく好き。

何欣穗の『娘から父へのラブソング(給女兒)』の流れるシーンは、メインの場面、アガと友子のラブシーンよりも、脇を固める人たちの、少し切ない愛が心に残る。いいよーいいよー、ほっんとにいい。

中孝介(あたりこうすけ)の歌う『それぞれに』の流れる場面は、この映画の中で一番好きなところかもしれない。特に神父さまがダーダーの頭に手を置いて、神様は父のように見守っていてくださる。と微笑むところ。ほかのところでは泣かないけど、ここだけは涙が出る。

この映画のテーマは、愛だ。だから好き。