【人生】23歳⇒24歳新米教師とっティー 私を支えてくれたもの(前編)
おはようございます。
『ココロを軽くするお手伝いを・・・』マヤ暦アドバイザーとっティー
23歳で経験したうつ病 そして脱出までの過程の連載。
そろそろフィナーレか!?
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私がどん底にあった時
そばで寄り添い続けてくれた母。
末期手前の胃がんと診断され手術・入院生活
夏の終わり母は退院した。
カラダのあらゆる臓器を切除した母は
以前のような勢いは持てず嘔吐を繰り返す日々。
家で横になることばかりの生活だった。
だが
母は私が仕事への気持ちを180度シフトしたことを素直に喜んでいた。
学校での出来事を面白おかしく 時にぼやきを入れながら話す毎日。
「あなたらしいね!」
たくさん心配をかけてしまった母に渡せる私だけの薬だった。
一向に上向きにならない母のカラダ。
がん細胞は全部取り除けたというのに なんでなんだ。
何か手段はないものか?
今と違いネット社会ではない当時。
どこからか丸山ワクチンがガンに効くらしい とか
東京お茶の水の漢方の医者がスゴイらしい
そんな情報を入手。
『母にとって少しでも良くなるのであれば・・・・』
学校側に状況を伝え
私と姉は交代で仕事を休む生活が続いた。
月2ペースでクラスを空ける担任の私。
「みんな~ごめんね!
明日デート!デートだからお休みしま~す![]()
![]()
」
「いるわけねぇ~くせにテキトーなこと言うなよ!!」
「そんなモノ好きいるんだぁ~!!」
生徒たちにギャーギャー言われながら
「オトナの事情よ!オトナのね!お子様にはわからないのよ~!!
中学生のお子様にはね![]()
![]()
」
などといつも誤魔化し続けてきたのだが
さすがに年が明け
連日シャレにならない嘔吐続き。
どうやら手術跡の癒着がひどくくさった腸液が出てきているという状況下
母がイヤがっていた手術
もうこりごりといっていた手術日が決定。
おせんべいを食べたい
カーテンを新しいのにしたい
しっかり元気になって家の改築をしたい
こんな思いの56歳。
少しでもまともに生活できるのならと母は手術を受け入れた。
手術をするということは
また入院生活も続く。 みんなにもいろいろ迷惑をかける。
「デート」だなんていつまでも言い続けている場合じゃない。
本当のことを伝えよう・・・・
そう決心した。
ある日の帰りの学活。
いつもは私の話などまともに聞かないクラスの生徒たちに
いつになく静かに話始めた自分。
「みんなにずっとずっと言えなかったことがあります。
よく私は休んでるよね。
いつも『デート デート』って誤魔化してきたけれど本当のことをいいます。
実はね 私の母親がシャレにならない状態でね・・・」
「えっ!??死んじゃうの!??」
間髪入れず
一番前の席のNがおどけて一言。
「いっていい冗談と悪い冗談があんだよっーーー!!!」
いきなりの絶叫に静まりかえる教室。
今まで抱えてきたもの
ひた隠しに隠してきたもの
そこをいきなりどストレートに突かれ
38人の生徒達を前に23歳の私は声をあげて泣いた。
さらに鎮まりかえる教室。
やばいやばいやばい
やばいのだ
みんな困ってるじゃないか・・・
泣いてる場合じゃないのだ
「いきなりゴメン・・・かくかくしかじか・・・・
というわけで明日手術なんだ。学校休みます。
この先もまたいろいろ迷惑をかけると思うけどよろしくね。
明日の10時手術スタート。
みんな 祈っててね。 おわりにします・・・」
いってしまった
それもあんな風に爆発しちゃって・・・・
熱くなり過ぎた自分を省みて一人職員室。
ようやく気持ちを取り戻しはじめた時
「トントン 失礼します」
二人の男の子が入ってきた。
「ごっごっごっご・・め・・ん・・な・・さ・・い・・・・」
しゃくりあげて泣くN。
いつもふざけっこをしている仲良しのCに支えられ私のところにやってきた。
ひくひくと声にならない。
痛々しいN。全身で自分の思いを伝えにきたN。
本気でそう思っていったんじゃない。
十分すぎるほどわかっていた。
「いやぁ~あまりにもストレートだったからさ。
ごめんね・・・・私もあんな風に爆発させちゃって・・・
でもさ
いつも前の席で面白いこと 楽しいこといってクラスの雰囲気を明るくしてくれる
あなたには感謝してるんだよ。
今日は今日。これからも今まで通りよろしく頼むわ~~」
そう言葉をかけると
メガネの奥のまん丸い目玉をさらに真ん丸にし
うん うんと深く深く何度もうなづき私の元から去っていった。
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そうして翌日朝。
母の2回目の手術日。真冬の2月上旬。
「これでおせんべいが食べられるね
のりが食べられるね」
自分でとぼとぼと手術室へ向かって歩く母の姿を
私は今でも思い出す。
元気になってうちに帰ろう!
そう送りだしたあの時の自分も忘れやしない。
この数時間後、悲しすぎる未来を突きつけられることなど
露ほども思っていなかった私たち家族だった。
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あと2話です







