学童で言うことを聞かない子どもへの対応法5選 | 10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

学童保育歴20年・島根県スーパーバイザーのさとさんが、特に低学年の子どもとの信頼関係作りをテーマに、働くママを応援するブログです。「聞く・訊く・聴く」を軸に、自己肯定感を育む関わり方と、親子のタイプに合わせた4つの関係性モデルを実例とともに紹介しています。

お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。

 

さみどり保育園でバルーンパフォーマンス、盛り上がったぞ。

 

 

さて、おやつの時間に怒る・叱る学童保育は多い問題。

 

なぜかおやつの時間?

 

おやつというご褒美を利用して、ルールを身につけさせようとしているから。

 

・「おやつ」で「しつけ」!?

・注目させるスキル

・子どもたちの中で食べる

・生活全体を見直すチャンス

・怒っちゃいけないわけじゃない

 

 

 「おやつ」で「しつけ」!?

 

おやつの時間に怒っている学童保育は、「言うことを聞かない」ことに悩んでいる場合が非常に多い。

 

「おやつ」というご褒美を使って、ルールを覚えさせようとしているのだけど、全く逆の方向に作用するよ。

 

おやつの時間に、必ず怒られる子どもの立場になれば、すぐわかることなんだけどね。支援員になるとわからなくなってしまうんだよね。

 

仲のいい友達とご飯食べに行って、ついつい話し声が大きくなった。その時に、店員さんが「もう少し、静かにしてくれませんか?」と言われたら…あまりいい気しないでしょ?

 

子どもも同じです。

 

「ルールを覚えてほしい」というメッセージではなく「うるさい」「めんどくせーな」と受け取られる。

 

怒られる時間になると、おやつの時間が嫌になる子もいる。

 

さらには、子どもに子どもを注意させるところもある。支援員はその子をほめて、先におやつを与えたりするとますます逆効果。

 

「先に食べたい」と騒いでいる子たちも、「静かに待つ」素振りだけをする。

 

結果、全員が静かになると、「先に食べる」順番が決められなくなり、支援員に選択の自由が発生。

 

結局「静かに待つ」をやっても先に食べられない状況が生まれ、さらに騒ぎ出す。

 

悪循環

 

 

 注目させるスキル

 

静かにしないと、おやつを出さない。

 

これは罰を与えているやり方で、はっきり言って…

 

調教

 

 

「静かにする」ことを子どもたちに任せてしまう学童保育・児童クラブもよく見かけます。職員は見てるだけで、高学年や係の子どもに静かにさせることを任せる。

 

手におえない状況になるまで見ていて、最後には「こんなに頑張ってるのに、なんで静かにならないの!」と最終的に怒る展開もある。

 

子どもに任せると、子どもたち同士で怒号が飛び交う展開になりやすく、日常の生活にも「注意」という名の怒号が飛び交う児童クラブになります。

 

子ども同士の注意は、はっきりおすすめしません。

 

おやつの時間は、子どもにルールを教えるのではなく、支援員のスキルを上げる時間にすることをおすすめします。
 

おやつ前に怒ることが多いのなら、今迄のやり方を見直すチャンス。

 

騒がしくなっている子どもたちを注目させる。

 

子どもを注目させるスキルは、支援員の力量が問われる場面ですよ。

 

ポイントは3つ

目の前の騒がしい子どもたちを、支援員である「私」に注目させることが重要です。

 

ポイントは3つ

 

1.話しかける立ち位置

2.話しかける声の質

3.ユーモア

 

1.話しかける立ち位置

そもそも騒がしいところに支援員がちょっと大きい声を出したところで、聞こえません(それほど、学童保育は騒がしくなりがち)。

 

子どもたちの視線に入っていない場所から話しかける支援員も多い。

 

子どもから見える場所で、できるだけ近づいた場所に立ちましょう。


それだけで、数人の子どもが注目をしてくれる。

 

2.話しかける声の質

子どもへのしゃべり方も子どもが注目する方法の一つです。

 

大きな声を出せるなら一言なんでもいいから言ってもいい。

 

おーい
 

 

こんなのでも、OK。わざと小さな声を出してみるのも面白いよ。

 

その日学校であった行事について、話しかけるのもいい方法。間違いなく、子どもからのレスポンスがもらえる。

 

大切なのは「怒り」が伝わらない声の質。

 

さらに言えば「表情」。

 

何も言わずに眉間にしわを寄せて、ちょっと遠くから見ている支援員さんって、結構な割合で見かけます。

 

おやつの時間はコミュニケーションの時間。子どもとのいい関係を築く時間として捉えましょう。

 

3.ユーモア

子どもというのは、おもしろいことが好き。

 

子どもを笑わせてみるのも、注目をさせるスキルですよ。

 

ちなみにさとさんは、話す内容の9割くらいは適当なことばっかり言ってます。

 

子どもたちの前に出て、「おはようございます」というと、子どもたちも返してくれるもんです。慣れてきた上級生は、普通に返してきます。

 

険しい顔して「静かにしなさい!」と叫ぶより、くだらないことでもいいから面白いことを言ってみてほしい。

 

前に立って、ルービックキューブをすることもあります。

 

こんな本もあったりするぞ。

 

 

 

 子どもたちの中で食べる

 

おやつの時間、子どもの中に入らずに支援員だけで集まってお茶をしているのも実によく見ます。

 

一緒に食べる心理的効果は、ここで難しいことを書かなくても、皆さん実感されていることですよね。

 

子どもとの関係が日常的に良くないから、一緒に座って食べないパターンもありそうなんだけどね。

 

一緒に食べて、何気ない会話をする中で、子どもを知ることもできます。

 

コロナもうるさくなくなったので、一緒に食べることも可能になってきました。ぜひ、一緒に食べて、コミュニケーションを図ってくださいね。

 

 生活全体を見直すチャンス

 

「子どもが言うことを聞かない」ときに「おやつ時間」を利用しても、うまくいことはあまりない。

 

 

それよりも、学童保育・児童クラブの生活自体が子どもにストレスがかかっている可能性が高いです。

 

小学生が放課後の時間集まってやりたいことは遊ぶこと。

 

学童保育・児童クラブの遊びについては、今迄の記事の中にもたくさん書いてきました。

 

あらためて、学童保育マニュアルとして「遊び」についても書きますね。

 

子どもが荒れていた学童保育・児童クラブが、遊ぶことを中心に生活を変えたら落ち着いたという話はよく聞きます。

 

実際にそういう学童保育・児童クラブも知っています。

 

遊ばない方針の学童保育・児童クラブが増えてきているようですが、子どもたちが「言うことを聞かない」とお悩みでしたら「遊び」をしっかり業務として取り入れてみましょう。

 

 怒っちゃいけないわけじゃない

 

怒ることを全否定しているわけじゃありません。どうしても、怒っちゃうことあるもんね。それだけ、子どもは騒がしくて、言うこと聞かないんだから。

 

「怒る」以外にも、子どもを静かにさせる方法はあるということです。

 

さらには、支援員は一人ではないですよね。

 

チームで子どもに対して取り組みましょう。

 

一人が前に出たら、ほかの人は子どもたちの中に入って、注目を促すこともできます。

 

そうやって、チームで1週間取り組んでみることをお勧めします。1週間のおやつ時間で、どのくらい怒っている時間があるのか?怒らないでやってみたら、子どもたちの反応はどう変わったか?

 

一つずつ支援員間で検証することが最も大切です。

 

学童保育系の本には「おやつは楽しい時間」と大体書いてあります。

 

しつけをする時間ではなくて、子どもとコミュニケーションをする時間と捉えて、楽しい「おやつ時間」を作ってみてくださいね。

 

 


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