「放課後とは何か」から始める支援の再構築 | 10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

学童保育歴20年・島根県スーパーバイザーのさとさんが、特に低学年の子どもとの信頼関係作りをテーマに、働くママを応援するブログです。「聞く・訊く・聴く」を軸に、自己肯定感を育む関わり方と、親子のタイプに合わせた4つの関係性モデルを実例とともに紹介しています。

お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。

 

 

 

 

 

「放課後とは」と検索すると

 

夏休みなどの長期休暇も含めて、放課後になる。

 

では、児童クラブの子どもたちにとって放課後はどんな時間であるといいのかを考えていきましょう。

 

ちなみに、児童福祉法には字度ぷクラブについて、こう書かれてます。

 

授業の終了後に~適切な遊びお呼び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業

 

育成支援をする場なんですよね。

 

「健全育成」という言葉が、学童保育・児童クラブの内容を誤解させてしまっているところがあるんだな。

 

子どもの最善の利益をどう捉えるかで、支援の内容が変わってしまう可能性がある。

 

広く小学生として捉え、放課後とはどんな時間かな?と考えてから、そのあと学童保育・児童クラブの子どもたちについて深堀しましょう。

 

 放課後何してた?

 

今の子どもたちではなく、支援員のあなたは放課後何してた?

 

ぜひ、じっくり思い出してほしい。

 

世代でずいぶん違うよね。

 

 

ちなみにさとさんの場合。

第2次ベビーブームのど真ん中世代です。

 

放課後、地域には子どもがうじゃうじゃいた。そう、ファミコンが登場したころで、クラスで数人しか持ってなかった。

 

公園で集まって野球したり、寺で虫取ったり、無駄に虫も殺して遊んだり。ザリガニ釣りも飽きるほどして、ずいぶん無駄に死なせてしまってるな。

 

ときどき、ファミコンのある家に行って、ゲームさせてもらった。レゴを一緒に遊んだりもした。ままごと的な遊びも、すぐ目の前のお寺でやってた。お墓の敷地は鬼ごっこするための場所で、ずいぶん走り回っている。

 

喘息持っている子だったから、はしゃいで遊んで帰ると、朝方発作が出る子だった(笑)

 

兄が5つ離れていて、でも手加減しない兄で、キャッチボールも1年生を相手に5年生が思いっきり投げるような感じ。

 

めんこも流行ってた。友達とやって勝ちまくってたけど、家で兄に負けて全部取られるという流れ。

 

おかげで、色々器用になったんだな。大人数で遊ぶこともあれば、2人で遊ぶってこともよくあった。家では一人でレゴ・折り紙・絵を描くもしてた。

 

キン肉マンの新キャラかんがえてたなー。

 

好き勝手に遊んでたことしか思い出せない(笑)

 

皆さんはどうですか?

 

子ども集団がまだまだ健在だった世代もいるだろう。

 

ポータブルのゲーム機を一台ずつ持ち始めている世代もいるでしょうね。

 

外で遊ぶより、部屋で少人数で遊ぶってのがスタンダードって方もいるだろうね。

 

一人一人違います。

 

ということは…

 

一人一人放課後は違ってきます。

 

 放課後はどんな時間?

 

では、今の小学生にとって放課後とは、どんな時間なんでしょうか?

 

ずいぶん社会も遊びもコンテンツも変わっている。コロナという経験もしてきている。その中で、子どもたちは何をしているのか?

 

さとさんから見ると、あまり自由な時間は持ってないように見えます。

 

自由を獲得しているのは、当たり前になっているゲームやSNSの世界。そこで、大人の目をかいくぐって遊んでいる。

 

色々な問題もあるとは思うけど、そこでしか遊ぶ場所が無いようにも見えます。

 

公園で遊ぶのも難しい時代だから。遊ぶと怒られたりする。

 

ふまえて、放課後はどんな時間なのか?

 

これは、今も昔も変わってないように見える。

 

解放

 

学校という場所から解き放たれて、親ともある程度の距離を得て、自分のやりたいことをやれる。

 

解放の手段は大きく変わったけれども、子どもの本質的な欲求は変わらないと考えています。

 

放課後はどんな時間自分で考えて、自分で決める時間

 

 児童クラブはどんな時間

 

授業の終了後に~適切な遊びお呼び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業

 

児童クラブでは「与えて」となっています。

 

先ほどの放課後はどんな時間と重ねると、さとさん的には違和感を持っています。

 

だからこそ、そこにプロとしての立ち位置がある。

 

児童クラブという枠の中で、いかにして「自分で考えて、自分で決める」を確保することを追求する。

 

放課後児童クラブ運営指針第1章の3(1)に、こう記してあるよ。

 

 

1.子どもが安心して過ごせる。

2.安全面に配慮し子どもが危機回避能力のUP

3.自主性・社会性・創造性の向上

4.基本的な生活習慣の確立

 

まず出てくるのがこれ。

 

安心

 

児童クラブに安心して子どもたちは来てますか?

 

安心とはいったい何なんでしょうか?

 

 

安全にばかり気を取られ、子どもの安心を見過ごしていませんか?

 

安全をどう確保していけばいいか。

 

 

 

安心を作る

・子どもと会話、対話

・子どもの話を聞く(共感)

・子どもと遊ぶ

・保護者との関係

 

安全はこちらの図で。

 

 

これらを総合的に職員で話し合って、ビジョンを作る。

 

児童クラブという枠の中で、「自分で考えて、自分で決める」を確保すると、児童クラブでも放課後の時間を過ごすことができる。

 

結果として、自主性も社会性も創造性も遊びの中で育むことができます。

 

 与えるを勘違いしない

 

最後に「与えて」を勘違いしないことが求められていると、さとさんは考えています。

 

正直、放課後児童クラブ運営指針は今の児童クラブのシステムでは不可能だとも。

 

児童クラブ支援員の高齢化が進み、子どもと遊べない支援員が増える中、子どもが好き勝手に暴れている児童クラブ崩壊も現実としてあります。

 

 

根本的な解決は国のレベルじゃないとどうにもならないと思うけど、こんなニュースも流れてきている。

 

 

支援員個人の情熱だけで、問題は解決しない。

 

心の支えになる仲間を作っていくことが、現場レベルでできることかなとさとさんは考えているよ。


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