『コノ国らしい』と言えるかも 105 「努力」はヒトから横取り、が好きなのか…? 3 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

   

   私は先ず『仕入れ業者』の話には一切触れないことに決め、簡単なメールを返信した。

 

 

 

 

   「『オリジナルレシピ』は私の「個人財産」です。

 

   だから正式に雇われていない今の段階では教える事は出来ません。

 

   互いの立場がいわゆる「ビジネス・ベース」になったら順次公表して行きますので、悪しからず」

 

  

   …と。

 

    

    するとまた『ナッツ』からの返信は直ぐに来た。

 

 

 

    「雇うとは言っているんだから、

 

    『オリジナルレシピ』を

 

   サッサと寄越せ!」

 

 

 

 

    ………( ̄_____ ̄)………!

 

 

 

 

    …今すぐ正式な「契約書」を添付メールででも送って来たら信じるよ、と返信してやろうかと思ったけれども油に火を注ぐというか『ナッツ』が逆上しかしない事は容易に想像出来たので止めましたよ…!

 

 

 

 

  「何度も言うように、『オリジナルレシピ』は私の「個人財産」です。

 

 

  ただ、アナタが希望するレシピの『素材』だけならリストにして教える事が出来ます」

 

 

 

 

   そう返すとまた、

 

 

 

   「じゃあ××と○○と…(中略)…の

 

   『材料』リストを直ぐに寄越せ!」

 

 

 

 

  …という口調の返事が直ぐ来た。

 

 

 

   本当にまあ、どっちが「本性」なんだろうね、と『ナッツ』の豹変した態度に呆れつつ、私は真面目にリストの制作を始めることにした。

 

 

   それとほぼ同時に私は『唐揚げ』の為の下準備が必要な事を思い出し

 

 

 

   「『唐揚げ』の下拵えをしなきゃならないから、土曜日に『店』に行くのでよろしく」

 

 

   …というメールを送った。

 

   するとまた直ぐに

 

 

 

   「『唐揚げ』になんて

 

  そんな下拵えは必要無いんだから、

 

  『店』に来る必要はない」

 

 

   …と返事が来たのだ。

 

 

 

   出たよ、「やったことは無いけど、何でも判っている」らしい、典型的コノ国の「上役」達よ……!(参照;『パイ生地』の墓穴 1『パイ生地』の墓穴 5

 

 

   アナタ、「最初から最後まで」自分一人で『唐揚げ』を作ったことあるのかね?

 

  

 

 

   『ナッツ』の回答に呆れつつ、私も直ぐ短い返事をした。

 

 

 

   「『私のレシピ』は仕込んで一晩以上寝かすのが基本です」

 

 

 

    するとまた直ぐ来た『ナッツ』からの返事はこうだった。

 

 

 

   「寝かす必要の無い、『別のレシピ』で作れ!」

 

 

 

    ……( ̄_ ̄|||)

 

 

 

    いやいやいや、何よりアナタ、私の『オリジナルレシピ』が欲しいんじゃなかったのか……ね?