続きです。

 


コンカフェの女の子風w

 

これまでのお話下矢印下矢印下矢印下矢印

 

 

 

 

 

 

「電話、代わって」 息子にそういうと、スマホを取り出し30代男性にLINE通話をした。

もちろんスピーカー会話で全て私が聴こえるようにしていた。

 

無事に30代の男性が家に着いたかの確認、送ってくれたお礼

午後に、22歳の男と2人っきりになった時に「アコムに行く度胸があるなら」という話をされたこと。

ちょいちょい途中で電話がかかってきてて「仕事の電話」といい。息子から遠くに離れて通話をしていたこと。

これはきっと誰かに指示を仰いで僕たちはカモにされていたんだと思う

 

と話していた。

 

そして息子が「お母さんが変わってほしいと言っている」と伝えたら快く受け入れてくれた。

 

 

受け取った向こうの男性の声は、思っていたよりも落ち着いていて、低く穏やかだった。

 

 

 

「もしもし。(○○の母)と申します。息子が大変お世話になりました」

 

 

30代男性「いえいえ、こちらこそ。なんだか色々とご心配をおかけしてしまって……」

 

 

その丁寧な言葉遣いと落ち着いた声に、少しだけ気持ちが和らぐ。
だが、警戒を解くわけにはいかない。

 

私は静かに、しかし明確に尋ねた。

 

 「コンカフェでの支払い、明細はどのように把握されていますか?それ以外でもホテル代とか明細をいただけますでしょうか?」

 

30代男性「はい、今確認してみますので、30分ほど時間いただけますか?明細も全て送ります」

 

15分ほどしたら、全ての明細が送られてきた。

どこでいくら使ったかの詳細 一人いくらかかっていて

30代男性がいくら立て替えているか等 細かく記載してあった。

 

そしてすぐにLINEで息子の電話が鳴った。

 

「22歳の子が一人10万と言っていたのは、多分コンカフェ代だけではなく駐車場、高速代、ご飯を食べにいったお店で金額を合わせてですね。 それを彼は1人分と言っていたようです」

 

22歳の男性が言っていた“30万円”はやはり盛られた数字だった。

 

「コンカフェは、基本料金が一人4,400円で飲み放題がついていました。ただ……問題は22歳の彼でして」

 

彼は続けてこう話した。

「22歳の子が、勝手にシャンパンを4本入れたんですよ」

 

私「……シャンパン、4本ですかチーン

 

一瞬、めまいがした。

 

私は過去に水商売をしていたので、歌舞伎町のお店でのシャンパンなんて言ったら

そこそこ値段取られてるだろうなぁと恐ろしくなった。

 

1本25,000円するらしく(思ってたより安かったw)、4本……それだけで10万円。

 

しかも、息子たちが自分で頼んだわけでもない。

 

 

「で、お店が朝5時で閉店なんですが、22歳の子がもうベロベロで、動けなくて。
無理やり引っ張って出すのも気が引けて、1時間延長したんです」

 

「……その追加料金もかかったと」

 

「ええ。それも含めて、だいたい13万円くらいになったと思います」

 

高額シャンパン4本。動けなくなった当人の延長料金。

 

「7万円の楽しい企画」とは
うちの息子はただ巻き込まれて支払いに参加させられた形だった。

 

「その後どうされたんですか?」

 

「2人でその子を車まで連れて戻って……でも僕もお酒を飲んでしまってたので、運転できなくて。
車中泊するつもりだったんですが、正直3人で車の中はキツくて。彼(22歳)はそのまま寝てたので、僕と息子さんはホテルに泊まりました」

 

男3人はラブホに泊まれないこと。22歳は爆睡だったので息子と2人で泊まった。

サウナや漫画喫茶はちょっと距離があったこと(車運転できない)

前にも友人と男同士でラブホに泊まったことがあった。と話していた。

 

「……なるほど。ご丁寧にありがとうございます。足りない分、立て替えてお金を貸してくださったとのことで、ホテル代も息子も泊まってるので半分お支払いさせます。」

 

そう話して電話を切った後、息子が少し安心した顔で言った。 

 

「この人は本当に悪い人じゃない。大丈夫だと思う。前にも一緒にカラオケ行った時に割り勘でご飯食べたりしたし・・・

22歳のやつがヤバいんだよ」

 

その言葉を信じるかどうかはともかく、30代男性との電話では、少なくとも“明細”について嘘をついているような雰囲気はなかった。

 

 

だが、それでも安心はできない。

 

 

私は続けて、息子にこう言った。 「じゃあ、今すぐ22歳の男にも電話して」

 

気まずそうな顔をしながらも、電話をかけた。(もちろんスピーカー)

 

 

「大丈夫だった?」 呑気な声が聞こえた。

 

 

車で送ってもらってる時、鬼のように私がLINEを送っているのがバレてたようで(苦笑)

私がガチギレしてるのはわかってるようだ。

 

息子「もしもし……うん、今ちょっと親が聞きたいことあるって。代わっていい?」

 

その瞬間だった。

 

『今忙しいから、ちょっと無理』

 

ツーッ、ツーッ……。

 

電話は切れた。

 

 

 

「……逃げたな」

思わず、口に出してしまった。 

 

 

やっぱり、この男だ。全ての元凶は。

 

逃げるってことは、“やましいことがある”ってこと。

 

 

私はそのまま、息子のスマホを借りて、22歳の男にメッセージを送った。

 

 

 

続く