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11月に入りましたね!私は毎日忙しく走り回りながら、マンガを読んでは深みにハマっておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
『ヴィンランド・サガ』に続き、私にとってストライクど真ん中だったのが『チェーザレ~破壊の創造者~』。
塩野七生さんの『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』『神の代理人』を読んでいたので少し予備知識はあったのですが、
描かれているチェーザレ像が美しくかっこよすぎて、また政治のドロドロ(権謀術数)に血沸き肉躍りながら、読み進めていました。至福のひととき!!!
私にとっては、政治家の言動というのは意図と思惑を読み解けばいいので、普通の人たちの意味不明な言動よりもずっと理解しやすいというのも発見でした。
相変わらず日常では周りの言っていることややっていることがよく分からないという悲哀を感じること多数なので、「他者の意図を明確に理解できる」ということが、これほど精神衛生上良い効果をもたらすのだということを実感し、
永田町にいたときも、政治家と話をするのは楽だけど、職員や秘書の人たちの言っていることがさっぱり分からなくて、死ぬほど悩んでいた理由が時を超えて明らかになったという。
魅力的な登場人物がたくさん出てきて、アンジェロの分かってなさや、怖いもの知らずの言動など、永田町での自分の姿を見るような気がしますが、
いろんな経験を積むうちに、政治を理解するようになり、政治センスが磨かれていくのは、やはりチェーザレという稀有な人物を間近で見ていたからなんだろうと思うのです。
私の「秘書道」シリーズはこちら→「秘書道」記事一覧
政治家という生き物は、すべてにおいて思惑と意図があって、「こういうふうに変えたい」という内なる情熱に動かされているもの。
優れた政治家をそばで観察しただけで、誰もがアンジェロのようになるわけではないですが、その視野の広さや見識の高さ、人格の魅力などに直接触れる中で、
さまざまな難題や政局の場面場面で、「あの人は何を考えているんだろう?」「あの人なら、どう動くだろう?」と、ボスの目線で考え、頭の中をシミュレーションしてみる。
もちろん、実際には「見えている範囲」が違い過ぎて、ひたすら感嘆するしかないのですが、それでもその視座や見識の高さに少しでも近づきたいと日々努力することで、自分も成長できる。
私は伊吹校長(=伊吹文明元衆議院議長)に仕えた4年半があったからこそ、一生懸命ボスの言っていることや考えていることを理解しようと努力していたことで、ぐっと視野が広がったと思います。
校長は教養人なので、彼にお仕えすると、まず歴史を知らないとバカにされるので、ローマの歴史や和歌など、どんなに勉強しても追いつくことがなく、とにかく毎日必死でしたが、あの頃、吸収したことはすべて私の糧となっている。
『ローマ人の物語』は長すぎるので、ハイライト版を読んで分かったつもりになっていたら、「全部読まないとだめじゃないか」と校長に怒られたけど、いまだ全巻読破は成っていない。
ヴェネツィアの歴史もちょっとかじったけど、途中で投げ出したままになっていたなあという後悔と、『チェーザレ』が面白すぎて、世界史全部を理解するのは大変だけど、西洋史だけでもものにしたいという新たな目標ができました。
昔から、私が激しく心惹かれるのはいつだって西ヨーロッパだったし、もっと深く知りたいという知的好奇心に突き動かされて、自分の残りの人生で深めたいことの的が絞れてきた感じ。
そして、ロレンツォ・メディチのフィレンツェの、古代ローマの共和政という政治形態が美しく機能するためには、指導者の力量(ヴィルトウ)だけじゃなく、民衆(ポポロ)の経済的・文化的豊かさの両輪が揃っていなければいけないし、
チェーザレが体現している多様性の尊重とともに、フィオレンティーナの「自由と寛容」こそ、私が最も守りたい、またこの世で実現したいことなのだと、魂に深く響いています。
この秋の「潜水」はいつになく深く、またことばにするのが難しく、なかなかブログを書くことができないのですが、
いつになっても簡単ではない「言語化のプロセス」において、私は諦めることをしないのが神様から頂いたギフトだと思っているので(→分からないのが気持ち悪いので、とことん突き詰める超濃厚アスペ)、
自分の内側に湧きあがる想いを、形にならないその心のゆらぎや気付きを、つれづれに綴っていきますので、時々のぞいてみてくださいね。
→「100年後にまで残したいものは何か?」~私は人を残したい。人の心の美しさを。
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