失敗すると人のせいにする。
注意すると言い訳ばかり。
「先生が悪い」
「友達が悪い」
「だって〇〇だったから」
そんなふうに、自分の責任を認めようとしない子どもの姿を見ると、
「ちゃんと反省してほしい」
「自分のこととして考えてほしい」
と思いますよね。
そして、
「どう育てたらこんなふうになるの?」
と悩んでしまうこともあるかもしれません。
実は、他責思考は子どもだけの問題ではなく、親の関わり方が影響していることがあります。
他責思考とは、
「問題の原因を常に外に求める考え方」
のことです。
反対に、
「何でも自分の責任だと思う考え方」
を自責思考といいます。
人は誰でも、他責も自責も持っています。
大切なのはそのバランスです。
どちらかに偏りすぎると、自分が苦しくなったり、人間関係のトラブルにつながったりしてしまいます。
ただ、子どもの場合、
本当に責任逃れをしようとしているわけではありません。
その背景には、
・怒られたくない
・自分を守りたい
・失敗を認めるのが怖い
という気持ちが隠れていることが多いのです。
そして、その気持ちを強めてしまう関わり方を、親も無意識にしていることがあります。
結果だけを見て責める
例えば、
「なんで忘れたの?」
「だから言ったでしょ!」
こんな言葉です。
責められる経験が増えると、
子どもは
「全部自分が悪いんだ」
と自責を強めるか、
「自分を守らなきゃ」
と他責を強めるようになります。
どちらも苦しい状態です。
時間や心に余裕がないと、ついイライラしてしまいますが、その状態を放置すると、結果として子どもの他責を後押ししてしまうこともあるのです。
親が答えを決めてしまう
「こうしなさい」
「こうしておけばよかったのよ」
そんな関わりが続くと、子どもは自分で考える機会を失います。
親のほうが早く答えを出せますし、失敗も防げます。
だからつい答えを渡したくなるのが親心です。
でも、それが続くと、
何か問題が起きたときに
「誰が悪いのか」
ばかり考えるようになってしまいます。
自分で考え、自分で決める経験は、責任感を育てるために欠かせないものなのです。
失敗を許さない
失敗すると、
・怒られる
・がっかりされる
・否定される
・からかわれる
そんな経験が続くと、
子どもにとって失敗は危険なものになります。
すると、
失敗を認めるよりも、
言い訳をしたり、
誰かのせいにしたりして、
自分を守ろうとするようになるのです。
これはある意味、とても自然な反応です。
「誰が悪いか」ではなく「次どうするか」
他責思考を緩めるために大切なのは、
責任者探しではありません。
未来に目を向けることです。
例えば、
「なんで忘れたの?」
ではなく、
「次はどうしたら忘れずに済みそうかな?」
「誰のせいでこうなったの?」
ではなく、
「何があったのかな?」
たったこれだけでも、子どもが考える方向は変わります。
責任感は責めることで育たない
責任感は、
怒られて育つものではありません。
また、放っておけば育つものでもありません。
自分で考え、
自分で選び、
自分でやり直す。
そんな経験を積み重ねることで育っていくものです。
親の役割は、
そのプロセスを見守り、
必要なときに支えること。
子どもが他責思考を強めるのが長年の積み重ねなら、
それを緩めるのも日々の積み重ねなのです。
おかんも言い訳を引き出していました
息子たちも小さい頃は、
失敗するとよく言い訳をしていました。
でも、コーチングを学んで気づいたのです。
その言い訳を引き出していたのは、おかん自身だったのかもしれないと。
「なんでそんなことしたの?」
そうやって追い詰められたら、
誰だって自分を守ろうとします。
「〇〇のせいだ」
「〇〇がなかったからだ」
そう言いたくなるのも当然です。
それに気づいてからは、
失敗しても責めるのではなく、
「何があったの?」
「次はどうしたらいいかな?」
と聞くようになりました。
そして普段から、
認めること、
聴くことを意識して、
子どもが安心できる関係を作っていったのです。
自分はこれでいい。
そう思えるようになると、
無理に自分を守るために他責に走らなくてもよくなります。
親自身はどうでしょうか
そして最後に、とても大切なことがあります。
それは、
親自身が他責になっていないかを振り返ること。
子どもは親の姿をよく見ています。
失敗したら謝る。
間違えたら認める。
その姿を見せ続けることが大切です。
親子喧嘩になったとき、
おかんは先に
「ごめん、言い過ぎた」
と謝ります。
すると子どもも、
自分の行動を振り返れるようになりました。
責めれば、人は自分を守ろうとします。
これは当たり前の反応です。
だからこそ、
責めるより、
認める。
怒るより、
聴く。
子どもの行動の奥には、必ず子どもなりの理由があります。
表面的な出来事だけを見て責めるのではなく、
その背景にある気持ちを理解しようとすること。
そして、
子どもが自分で考え、
自分で決め、
自分で行動できるように見守ること。
子どもは、信じてもらえることで、自分の行動に責任を持てるようになります。
怒りや責める子育てから、
信じて見守る子育てへ。
そして、
「きく子育て」へ。
少しずつシフトしていきませんか?
今日もお読みくださり
ありがとうございます。
