ペドロ2世の王冠とアラゴンの歴史(6) | 過去世からのメッセージ

過去世からのメッセージ

前世療法で見た過去世の話しを中心に綴っていきます

 

 

 

 

 

 

「4代目の王アルフォンソ1世が亡くなっ
た後、アラゴンは滅亡の危機に襲われた。
アルフォンソ1世は後継ぎを残さず、しか
もアラゴンは騎士団に寄付をするという遺
言まで残していたからだ」
「アルフォンソ1世は戦士としては優秀か
もしれないけど、王としては失格です。
無責任です!」
「サンチョ・ラミレスには3人の息子がい
た。長男ペドロ1世、次男アルフォンソ1世
そして三男のラミロだった。ラミロは王宮
ではなく子供の頃から修道院に入れられ、
修道士として育てられていた」
 

 

 

「サン・ペドロ・エル・ビエホ修道院、アラ
ゴン王家の霊廟があり、ラミロが修道院長と
して長年過ごしてきた場所である」
「僕はお城の子として生まれましたが、体が
弱くて父さんには嫌われていました。ある時
修道院に連れて行かれ、僕はそこで木の実の
装飾品の作り方を教えてもらいました。僕が
作った装飾品を父さんに見せると、父さんは
すごく喜んでくれました」
「ラミロは本人も周りも修道院長として生涯
を終えると信じていた。だが兄アルフォンソ
1世が亡くなったことにより、突然王として
生きることになり、ラミロ2世として即位す
ることになった」

 

 

「ラミロ2世がアラゴン王として即位した
時は40代後半であった。子供の時から修
道院に入れられたラミロは王になるため
の教育を受けていなかった。政治につい
ての知識もなければ、馬に乗ることも剣
を使うこともできなかった」
「僕も戦いは苦手です。馬に乗ったり剣
を振り回したりはできません。だから父
さんは僕を修道院に連れて行ったのだと
思います」
「貴族たちはラミロ2世を馬鹿にして各地
で反乱が起きた。ラミロ2世は一計を案じ
た。ウエスカに大きな鐘を作って国の平和
を祈りたいからと寄付を募って貴族たちを
呼び集め、反乱に加わった者をその場で首
を刎ねて処刑した。たくさんの首を集めて
鐘のように高く積み上げた。ウエスカの鐘
という事件だ」

 

 

「僕の作った王冠、大きな鐘のようにも見
える・・・切り落とした首を積み上げて作
った大きな鐘・・・僕はアラゴンの歴史な
んて何も知らないし、ラミロ2世のことも
知らなかった。それなのにハインリヒ様の
ために大きな王冠を作ろうとして、そのま
ま放置して、ここアラゴンまで持って来て
完成させた。まるで、ラミロ2世に呼ばれて
この王冠、ウエスカの鐘を完成させたみた
いだ」

 

 

「この王冠を作ったのは僕だけど僕ではない」
「余もペドロ2世であるが、ペドロ2世ではな
い。祖先のアラゴンの5人の王が余の姿を通し
てそなたに命じ、この王冠を作らせた。これ
はウエスカの鐘のようにも見え、アラゴンの
歴史を象徴している」
 
 
 
 
ー続くー