ペドロ2世の王冠とアラゴンの歴史(4) | 過去世からのメッセージ

過去世からのメッセージ

前世療法で見た過去世の話しを中心に綴っていきます

 

 

「アラゴン建国の祖、ラミロ1世の後を継い
だのは子のサンチョ・ラミレスだった」
「あれ!サンチョ・ラミレスという名は祖父
のサンチョ大王とラミロ1世の名前をくっつ
けたようですね」
「そう、王家では偉大な祖先と同じ名前を息
子につけるのはよくあることだ。逆にその王
が失敗したり嫌われたりするとその名前はも
う2度と使われない」
「厳しいですね」

 

 

「アラゴンの5人の王が眠る霊廟だ」

 

 

「家系図もある」

 

 

「アラゴン2代目の王サンチョ・ラミレスは
アラゴンの国の仕組みを整え、国の基礎を
作った偉大な王である」
「国の基礎を作るとはどういうことですか?」
「サンチョ・ラミレスは王になって最初にし
たことはローマへの巡礼の旅だった」
「僕たちは南イタリアから船に乗ってバルセ
ロナに上陸し、それから陸地を通ってアラゴ
ンに辿り着きました」
「当時はピレネーの麓の小さな国だったアラ
ゴンからローマへ行くのは大変なことだった。
だが、サンチョ・ラミレスはそれをやりとげ、
ローマ教皇と友好関係を結んだ」
「ハインリヒ様は教皇に唆されて反乱を起こ
し、目を潰されて幽閉されました。だから僕
は教皇は嫌いです」
「余もまた教皇に破門されて教会の正式な場
所に埋葬されなかったため亡霊となった。だ
があの時代、国の基礎を作るためには教皇と
友好関係を結ぶことは極めて重要だった」
「キリスト教の国となったことでアラゴンは
発展したのですね」
「その通り。サンチョ・ラミレスは聖ペドロ
の弟子になると宣言し、長男にペドロという
名前をつけた。ペドロ1世だ」
「ペドロ様はその名前をもらってペドロ2世な
のですね」
「サンチョ・ラミレスは国にたくさんの教会
と修道院を作り、儀式のやり方もローマと同
じにした。国の行政や軍隊も整えた。王には
3人の息子がいた。長男ペドロを王の後継ぎ、
次男アルフォンソを軍隊の指揮官、そして三
男のラミロを修道士にした」
「なるほど、兄弟を軍隊と修道院の長にする
ことで争いが起きないようにしたのか」
「隣の国ナバラでは弟が兄を殺すという事件
が起きていた」

 

 

「アラゴンでは兄弟が争うこともなく順調に
国は大きくなっていったのですね」
「そなたが作った王冠と同じだ。ドン・グリ
よ。そなたはこの王冠をどこから作った?」
「帽子に見えるように全体の枠組みを作り、
それから下の段から作りました」
「国作りも同じである。どのような国にする
か全体の形を考え、それから下の段から作り
始める」
「僕はハインリヒ様が世界で1番大きくて偉
大な王になると信じてこの王冠を作り始めま
した」
 
 
 
ーつづくー