新たな介護の手始めは
新たに勃発した介護問題のおそらく最大の難問は、住処です。先祖代々の家なのですが、跡取りがいないので今の住人がいなくなれば空き家になります。しかし、売りに出せるような物件ではない。家が古すぎて、仮に売るとしても相当な手入れが必要になります。こういう時、無責任な親戚は大概「アメリカでいろいろDIYとかやってるから詳しいでしょー」と言って逃げるのですが、あいにく我が家は夫のおかげでDIYなど全くと言っていいほどやらないので何もわからない。自分で庭の手入れやメンテナンスをしなくて済むという理由で1ベッドルームのアパートに引っ越そうとするほど責任逃れに必死な夫がいるので、私がやっているDIYなんて家具の自作とかカーテンレールの設置とかそんなもんで、他の家みたいにさりげなくおしゃれな手すりを階段に取りつけるとかそんなのは夢のまた夢の話です。いっそのこと市に譲渡してしまえと言いたいところですが、そのためには家を取り壊す必要がありその費用がびっくりするくらい高い。なにせ古い家なので瓦が立派だし柱も立派だし、基礎もずいぶんしっかりしているし。今どきの合理性を最優先した安い作りの家とはわけが違います、っていうか、それはうちが持っている日本の家なんですけど。さらには、敷地内に先祖代々のお墓があり、この墓じまいが相当大変らしい。一口に「先祖代々」と言っても一体どこまで遡るのかよくわからないし戦死した家族も名前だけとは言えお墓に入っていることになるので、ざっと数えて10人は下らない程度の人数がいることになり、それら全員が墓じまいの対象となると1,000万円くらいかかるのだそうです。そりゃあ、ご先祖様の供養にかかるお金にケチはつけられないですが、いくらなんでもその大金を誰が払うのかというか誰なら払えるのか。もちろんこういう時、無責任な親戚達は「海外で暮らしてるからお金持ってんでしょー?」と言って押し付けてくるわけですが、あいにくこちらにはこれから大学進学にお金がかかる子供がおり、しかもその学費は日本の10倍以上な訳なので、どんなにご先祖さまを敬いたくても無理なのです。とりあえずは床板の張替えから始めるそうなので、一時帰国をしたら即ニトリで大量注文してDIYをしようと思います。