こんばんわ![]()
今日も雨が降らなかったし、
しのぎやすいのでお店の営業までせっせと草を抜きました。
6月5日の朝刊に、『AI作成論文見破る』
というタイトルの記事が載ってました。
人間が書いた論文か、
生成AIが書いた論文かを判定するシステムを、
AIベンチャー「ヴァラールインテリジェンス」(大阪市)
が開発したと。
今日は、「AIが夢を見るのか」
というタイトルに惹かれて読んだ本のお話です。
三宅陽一郎著、-2026年4月発行ー。
ビジネスパーソンにとって、今は人工知能について考えることが
必須になってしまった。
しかし単なるビジネスフレンドとして表面を追っているだけでは、
人工知能そのものについて理解したとはいえないだろう。
この本は、人工知能を単なる技術としてではなく、
人類の想像力や思想、身体観の延長線上にある存在として
捉え直した1冊。
AIはニュータイプの夢を見るか
人工知能と想像力のあいだ
物語、アニメ、ゲーム、音楽など、
「エンターテインメント・コンテンツは人の世を映す鏡である」。
人の願望、不安、未来への展望、過去への想起ーー
コンテンツは生活必需品ではなく、
いつも触れたいときに触れて、
やめたいときにやめられるからこそ、
そこにはまっすぐに人の願望や不安が反映される。
そして近年のコンテンツでは、
人工知能というモチーフが頻出している。
コンテンツの中に登場する人工知能を通じて考えることで、
その技術ではなくあり方について考察することができるだろう。
「人が望む人工知能の姿」
「人が望み得る人工知能との関係」とは、
果してどのようなものなのだろうか。
ガンダムという思考実験
人工知能の研究には、
「ある特定の問題を設定してそれを解けるようにする」
という方向のものがあり、
この問題設定は「フレーム」と呼ばれている。
たとえば囲碁や将棋はフレームが明確であり、
こうした分野から人工知能の研究は発展してきた。
人間の生きる世界は
フレームで閉じているわけではなくオープンだが、
人間もやはりフレームにとらわれているという見方もできる。
歴史を紐解いて過去を参照すれば、
人がひとつの考えにとらわれていると思えることもあるだろう。
一方で、未来には今の当たり前がそうでなくなっていることも
想定される。
『機動戦士ガンダム』(サンライズ、1979年)は、
地球にいる人々と、
スペースノイドと呼ばれる宇宙の居住地域(コロニー)
に住む人々との戦いを描いた物語だ。
ここに登場する概念が「ニュータイプ」である。
「ニュータイプ」とは、宇宙空間で活動するようになった人類が、
「地球という環境内の閉じた『フレーム』」から脱して、
より大きく認識を拡大していくようになったことを指している。
ニュータイプは「通常の人が持っているフレームより、
その先の大きなフレームを、普通の人類に先駆けて捉える人」
のことではないだろうか。
人工知能の観点で重要なのは、
「人類が宇宙に進出している」こと、
「モビルスーツ(ガンダム作中に登場する搭乗型ロボット)に乗る」
ことの2点である。
知能というのは、あくまで
「生物と環境の関係から相対的に定義されている」にすぎない。
しかし西洋では、「人間こそが知能のひな型である」
ということが基本的な思想としてあるように思われる。
東洋的な考え方だと、知能には基準がなく、
環境と身体に応じて生成されるとする。
宇宙に進出すれば、知能のかたちが変るのもごく自然なことといえる。
また、我々が捉えるフレームを規定しているのは身体だ。
環境と身体が共通しているから、分かり合える。
しかしモビルスーツが人間の身体をおよそ10倍に拡張すれば、
身体のスケールそのものが変化し、
認識フレーム、そして知能のあり方が影響を受ける。
モビルスーツ・パイロットは人類に先んじてニュータイプになったのだ。
ニュータイプは人間の知性の変容可能性を示している。
平和な世界で充実した人生を送る人工知能を作るのはとても難しい。
そこにニュータイプの要素が加わったら、
どんな社会になっていくのだろうか。
「東洋の思想をどこまで西洋の思想にもとづく人工知能に
カウンターとして提示できるか」が、
これからの人工知能研究で問われるだろう。
AIがニュータイプになれるかは、
「AIにおける身体をどう設定するかにかかっている」。
しかしそうして人間とは異なる身体感覚をもつには、
「人工知能における無意識というものを探求しなくてはならない」のだ。
つづく・・・。
「ニュータイプ」をAI論へ接続する視点が難しいです。
宇宙進出やモビルスーツによる身体拡張によって、
人類の認識そのものが変化するというガンダムの思想?
を通じて、知能とは固定的な能力ではなく、
環境や身体との関係から相対的に生まれるものだと語られています。
ついていくのが難しいです![]()
では、また明日^^

