今朝はしっかり雪が積もりました
TVでは美作4cmと言っていますが、車に積もった雪に
定規を差し込みますと、
10cm~ありました。
まもなく暦の上では大寒ですから、季節らしいお天気です。
わが家は日本家屋ですから、
ちょうどこれくらいの積雪は日本の庭に美しく映えます。
水墨画のような風景を前に座禅などしたりなんかすると、
身も心も洗われるような感じに浸れるのではないかと
思うのです。
仏教には「定命(じょうみょう)」という言葉があるそうです。
人にはそれぞれに定められた命の長さがあるということです。
もちろん、健康に留意した生活を心がければ、
ある程度病気を予防はできるでしょうね。
しかし、自分の命を完全にコントロールできることなどできないのです。
にもかかわらず、
「どうにもならないこと」にとらわれ、それに抵抗しようとすると
悩みが生まれます。
自分の力が及ばないことについては、
受け入れるしかありませんね。
今の自分にできることに心を向けるしか方法はないのでしょうね。
また、
「知足(ちそく)」という言葉があります。
足るを知る。
わたしはこの言葉が無性に好きです。
言い換えれば、「ほどほどを知る」ということ。
人間の欲望には際限がありません。
ひとつのモノを手に入れたら、
すぐにまた別のモノが欲しくなる。
「もっと欲しい!」という思いに心がかき乱され、
いつになっても満たされないとしたら、
それは大きな苦しみです。
自分にとって必要なものを手に入れたら、
「これで十分」と考え、それ以上を求めない。
それが「足るを知る」ということでしょう。
お金や物だけではありませんね。
仕事でも人間関係でも、ほどほどを知るということは、
大切です。
わたしたちがどんなことに取り組むにしても、
きちんと努力をすれば、
7割くらいのところまでは到達するといいます。
それ以外の3割は、どうにもならないことがかかわってきます。
どんなに精いっぱい力を尽くしたとしても、
3割はどうにもならないことに左右されてしまいます。
それにもかかわらず、完璧を求めようとするから、
悩みや苦しみが生まれるのだといいます。
「どうせ7割でいいのだから」と努力を怠れば、
4割や5割しか達成することはできません。
努力をした結果、
7割までたどりついたら、満足する。
それが「知足」です。
その心を持つことが、
人生を生きやすくする秘訣だそうです。
何かがきっかけとなって、
心の中にマイナスの感情が押し寄せてきたら、
「考えたらダメだ。」
「雑念を消そう。」
などと無理に感情を抑えようとするのではなく、
そのまま放っておけばいいのです。
感情を放っておくためには、
目の前にあることに集中するのみです。
時間を置くと、波立っていた心が静けさを取り戻すのです。
いずれにせよ、時の流れが人の心を楽にしてくれます。
時間を置くことで、物事を客観的に見られるようになるからです。
すると、ざわつく心も、ささいなことだったと
気づけるのです。
いつも、そういう自分でありたいと思っています。
では、また明日(*^.^*)

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今日のお話は、曹洞宗徳雄山建功寺ご住職・枡野俊明さんのエッセイから。
庭園デザイナーで、禅の思想と日本の伝統文化に根差した
「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得ておられます。
多摩美術大学の教授も務めておられます。
「心配事の9割は起こらない」 「心がやすらぐ、お別れの心得」などの著者。