老化現象実況中継 | ふーちゃんのブログ

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私のブログは、離れて暮らす子どもたちと孫たちに向けて書いています。

雪であたり一面を銀色に染めた美しい景色の中で
目覚めました。

寒いですね。

みなさま、お元気ですか?





一昨年の12月に筑摩書房から
「レッツゴー・ばーさん!」なる小説が上梓されました。

筆者はわたしより5歳年上のお姉さん、平安寿子さんという
フリーライターを経て小説家になった方です。

還暦を迎えた主人公が実感し始めた老化現象のいろいろから、
今後のことを考え、
どうせ老いるなら前向きに考え、
「ばーさん」道へレッツゴーといこうではないか
と、張り切るというか、悟るというか、
自分に言い聞かせるというかそんな決意表明に至る物語です。

もちろんモデルは作者です。

「老境」を語る的なしみじみとしたものではなく、
「チックショー。とうとう老化現象が来てしまったぜ。どうする? 」
みたいなドタバタ劇です。

作者の平さんは、
その老化現象小説をコメディタッチで書きたいと思ったのは、
「老化現象」と言う言葉さえなくしてしまった
世間の老いへの忌避感にもの申したいからだといいます。

化粧品などのCMが、
「エイジングケア」とか、
「年齢肌」とかで、
「老化」を必死で言い換えるのはよしとしても、
日常会話からも「老化」という言葉を消去してしまう
メンタリティはいかがなものか

確かに年を取れば、容姿も機能も衰えます。

でもそれが、老化のすべてではありません。

それなのに、ひたすら老化とは悲しく情けないこととするのは、
人生に対する侮辱ではないか ・・・と。

若いときは、お肌はピチピチで、体力もあります。

見た目の美しさは最高潮ですね。

でもそのぶん、精神が未熟だから、
すごく苦しい。

年を取ることで、
知恵がつき、賢くなり、生きるコツのようなものが見えてくる。

その一方で、
見た目や体力面の強さは減っていく。

「これで全体のバランスがとれているのだ。」と彼女は強調します。




で・・・、
還暦を迎えた年に彼女は、
子どもから大人になり、そして年寄りになる。

その過程をそれぞれ踏んでこそ人生のダイナミズム、
面白さがあるのだと信じ、
老化現象実況中継小説を書きたいと思ったそうなのです苦笑


還暦というくらいだから、ここからはもう「ばーさん」だ。

50代まではそう思っていたけど、
実際還暦を迎えてみると、
還暦の段階ではまだ「ばーさん」ではなかった。

準備段階の「プレばーさん」なのだ。

その発見から小説は始まっているのです。



養老孟司さんの著書に、
「年を取ると自分が小さくなる」という記述があります。

自分のためにああしたい、こうしたいという欲が無くなって、
自分がそうすることで人が喜ぶならというところに
行動のモチベーションが移る・・・、
という意味のことが書いてあります。

自分が小さくなる。

すなわち、自意識が小さくなる、欲や執着がなくなると
解釈すれば、実に共感できるのです。



体力がないから、こなせる仕事量も減る。

仕事の最前線から身を引く気持ちになりやすい。

仕事の前線を降りれば、付き合いも圧倒的に縮小される。

残るのは、利害関係のないただの友達。


友達はたくさんいる必要がないと身に染みてわかっているから、
時のふるいにかけて残った友達が2.3人で十分だとホッとできる。


これって、人が生きていく過程でずっと願い続けてきた
境地ではないかな?

まあね、わたしの周りでも自意識にしばられて
うまく老いていけない人は少数派です。

だいたい孫の登場(誕生)で、
自然なこととして老いを受け入れ、
機嫌よく、老いた姿をそれなりに装って、
出来るかぎり楽しく暮らそうと努力しているみたい(*^o^*)


ふっふっふ、そうです、努力しなければ、楽しくはなりません。

それほどに老化現象は、肉体や精神に負担をかけるのです。

けれど、老いがつらいからこそ、「死」を
「ありがたいお迎え」として喜んで?受け入れられるのだと
平さんはおっしゃっています。

最後までわたしも老化現象実況中継ができるくらいに
このブログを書いていたい。

そのために一生懸命努力したい。

そのためには、きちんと老いていかなければと
わたしも思うのでございます('-^*)/

では、また明日






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欠点などを自分から引きはがせずに、
あがく女性たちを描いた
「こんなわたしで、ごめんなさい」。
世代間のギャップをテーマにした
「オバさんになっても抱きしめたい」。
など著書は多数。

ある時点を境に加速する老化現象。
老いを受け止められない方には、
ぜひ読んでいただきたい1冊です。