お手伝いを続けさせて
いただいております。
どの子羊もいい具合に
育ちあがった今、
ミルクやり作業は
柵にとりつけられた箱に
哺乳瓶を入れれば
あとは子羊がそれを
上手に飲んでくれるだけ、
主な仕事は飼料や水の補充、
掃除、哺乳瓶の洗浄など。
最初のうちは、特に
私がお手伝いに
参加させてもらえるまでは
一部の子羊は『哺乳瓶から
ミルクを飲む』コツを
上手くつかめず、故に
人間が一対一で子羊を膝に抱えて
補助をしていたそうなのですが
・・・ああ、羨ましい、と
思うじゃないですか、そこは。
でもそれはそれで大変らしく・・・
羊飼い氏は現在の箱に
哺乳瓶を固定する方法を
「子羊を抱きかかえるより
ずっといい」と言っていて、
それはまず第一に
子羊たちはある時期が来たら
牧草地に放たれ、今後はそこで
生活することになるのですが
「食事を『人間に
撫でられながらする行為』と
子羊が思い込んでしまうと、
飼料や牧草が主食になった時に
子羊たちが困ってしまうから」
そしてもう一つの理由は
「今のやり方だと子羊を
あまり撫でなくて済むでしょ。
君が現在ミルクを与えている
この子羊たちは夏の終わりには
すべてうちの牧場を離れるからね」
子羊を『愛する(love)』ことは
とても大事、でも
『撫でる(pet)』ことは
避けたほうがいい。
・・・これは私も
指導教官の毒舌夫人
(現在負傷休養中)や
牧場主奥様から
繰り返し言われていて・・・
「間違っても子羊に
名前をつけちゃ駄目よ」
「お気に入りの子羊とか
持つものじゃないわよ」
・・・その割にお二人とも
こっそり子羊を愛称で呼んだり
贔屓子羊に多めにミルクを
与えたりしている様子なんですが。
でも確かにそれは
大事な考え方だと思うんですよね。
気をつけています。
だからあんまり・・・
子羊たちの
写真も撮れない感じ・・・
ほら、私は一度好きになると
かなりしつこいから・・・
生き物を育てるのって
本当に難しいですね
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