うちのスキースクールは、
修学旅行で来て下さるお客さんがほとんどです。
そして、その修学旅行でスキーデビューする
と言う生徒さんがたくさんいます。
このブログを読んでいてくださっている方の中にも
修学旅行で初めてスキーを履いたよ、
と言う方がいらっしゃると思います。
とても楽しかったので、
大人になって自分でお金を稼いで、
またゲレンデに行くようになりました、
と言う人もいるのではないでしょうか?
でも、中には
せっかく修学旅行を楽しみに来て下さったのに、
全然滑ることが出来なかった、
ただ寒いだけだった、
我慢できずに、途中でリタイアしてしまった、
なんて思い出の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
人生で一度きりの
在籍する学校の修学旅行が、
つまらない思い出になってしまったなんて…
親御さんも、
頑張って働いて稼いだお金を掛けてくれたのに、
お子さんがつまらなかった、なんて帰ってきたら…
本当に悲しいです![]()
そこで、うちのスキースクールでは、
通称トライを積極的に使っています。

トライは、スキーの先っちょに着けて、
ハの字の形を覚えてもらうための道具です。
昔、私の先輩インストラクターに、
「インストラクターは教えるのが仕事だから、
こういうのには頼ってはだめ」
と言われたことがあります。
確かに、プライドを持って指導に当たる
というのは大事だと思います。
私は、プライドは他の所に使って![]()
まずは、手っ取り早く、すいすい滑ることが出来るように
してしまった方がいいと思っています。
スクールでも、
この道具を使うことによって、
途中リタイアの生徒さんが
激減しました![]()
スキーが滑れるようになれば、
楽しくなっちゃうのです。
うまく出来ないから、
心が痛くなっちゃって、
脚の痛みに出たり、
お腹が痛くなっちゃったりするんです。
もちろん、本当の病気の子もいますから、
しっかり見極めることが必要ですが![]()
まずは、
ハの字が出来るようになるまでの講習
(専門用語で、初期講習と言います。)
をしっかりやって、
出来るだけそこで、ハの字は完成させてしまいます。
で、どうしても出来ない子だけ、
「貴方だけ特別に、秘密兵器貸してあげる」
とかなんとか言って![]()
トライスキーを着けちゃいます。
雪の無いところに住んでいる子達は、
足の裏が滑る経験が無いので、
スキーが滑るのがすごく怖いみたいです![]()
坂に立つだけでも恐怖を感じる子もいます。
それに、これは私の肌感覚なんですが、
ここ最近、
色んな運動経験が不足している子が
増えているような気がします。
まっすぐ立つ、とか、
両足の裏にしっかり体重を乗せる
とか言う感覚が分からない子が
増えているような気がします。
そうすると、スキーを履いて
足の裏が滑って
体勢が不安定になった瞬間、
もう、どうしていいか分からないんですね。
勘のいい子達は、
すぐそういう状況にも慣れます。
でも、ある一部の生徒さんは、
恐怖で身体が後ろにのけぞってしまうんです。
そうすると、
かかとに体重が乗ってしまい、
身体の動きの構造から、
爪先は開いてしまい、
スキーのハの字が出来づらくなってしまうのです。
そういう子には、強制的に、
スキーの先端を固定してあげて、
「足を開いてごらん」というと、
ハの字が出来てしまうんですね。
ただ、スキーは滑り出すと、
ハの字が閉じてしまう性質があります。
だから、
「常に足を開いていてね」
とアドバイスします。
長くなったので、続きます。

