本気で片付けを終わらせたい
あなたの解決策を見つけて
あなたのやり方を一緒に見つけていく
あなたに真剣に向き合う
整理収納コンサルタントの
須藤昌子です。
何度片付けても戻る家で、ようやく見つけた答え
「捨てられない」の先にあったもの。
47歳女性が片付けで気づいたこと
「減らした方がいいのは
分かっているんです」
そう言いながら、
手が止まってしまう。
片付けのレッスンをしていると、
そんな場面によく出会います。
本を読んだり、SNSを見たり。
収納の工夫も試してみた。
それでも片付かない。
むしろ、片付けようと
頑張るほど苦しくなってしまう。
そんな経験はありませんか?
今回ご紹介するのは、
47歳のみなこさんのお話です。
みなこさんのお宅には、
迷ったモノを入れた紙袋が
床に広がっていました。
モノが多いことは分かっている。
減らした方がいいことも分かっている。
でも、その判断ができないのです。
思い出がよみがえるモノ。
「いつか使うかも」と思うモノ。
お金を出して買ったモノ。
手放そうとすると、
いろいろな気持ちが湧いてきてしまう。
だから保留にする。
そして
その保留の紙袋がまた増える。
その繰り返しでした。
みなこさんが望んでいたのは、
「欲しいものをすぐ手に取れて、
やりたいことをすっと始められる暮らし」
でした。
けれど、
片付けの方法を学んでも、
その暮らしには
なかなか近づけなかったのです。
レッスン中、
ある研修のテキストを
手にした時でした。
「これはどうしようかな……」
そう言って手が止まりました。
そこで私は聞きました。
「悩んでいる理由は何ですか?」
すると、
「これは自分が頑張って
研修を乗り切った時の
テキストなんです。
その証を捨てる判断はつかないです」
と話してくださいました。
そこで、そのテキストは
保留ボックスへ。
無理に決める必要はありません。
次のモノを手に取ります。
また手が止まりました。
「迷っている理由は何ですか?」
すると、
「今は使わないし、
今までも使わなかったけれど、
捨てると後で使う時が来たら
困りそうだから」
という返事でした。
そんなやり取りを繰り返しながら
進めていくと、
あることが見えてきました。
保留ボックスの中に納まったのは、
散らかりにつながっていたモノが
大半でした。
そこで私は、
「まずは残すモノだけを
使いやすく戻してみましょう」
とお伝えしました。
収納の中に戻していくと、
そこには余白が生まれました。
欲しいものがすぐ見つかる。
取り出しやすい。
戻しやすい。
そんな状態です✨
そして次に、
「保留していたモノの中で、
どうしても残したいものを
選んで戻してみましょうか」
とお伝えしました。
すると、みなこさんは少し考えて、
「今、使いやすそうな状態なのに、
保留にしたものを入れたら
窮屈になりそう」
とおっしゃったのです。
私はさらに聞きました。
「それを取っておくことで、
おうちの中は
どんな状態になりそうですか?」
すると、
「窮屈になるだけじゃなく、
また同じ状態に戻ると思います」
という返事が返ってきました。
そこで、
「そうなった時、
ご自身はどんな気持ちになりますか?」
と尋ねると、
「またか……って、
悲しい気持ちになります」
とお話しくださいました。
私はもう一度聞きました。
「そうなってまでも、
そのモノたちを残しておきたいですか?」
「残しておく価値があると感じますか?」
すると、しばらく考えたあと、
みなこさんが静かにおっしゃいました。
「苦しくしているのは、
自分が勝手に
捨てたくないと思っていることが
原因なんですね」
その瞬間でした。
みなこさんの中で
何かがつながったのです。
片付けはモノを
減らすためではなく、
自分を快適な状態にするためにしている。
そのことが、
すとんと腑に落ちたそうです。
結果として、
保留していたモノの中から
本当に残したいものだけを選び、
それ以外は手放すことができました。
収納には余白が残り、
使いやすい状態が整いました。
そして最後に、
こんな言葉を話してくださいました。
「これからは、
この快適さが
私にとっての幸せなんだと思います」
「その気持ちを
崩すものは
抱え込まないようにしていきます」
片付けというと、
モノを捨てることだと思われがちです。
でも本当は違います。
片付けは、
自分の中にある思い込みや不安、
過去への思いに
気づくための時間でもあります。
「お金を出したから」
「いつか使うかも」
「思い出だから」
それらは本当に
今の自分を
快適にしてくれているでしょうか。
何を解決したいのでしょうか。
それを持つことで快適になりますか?
片付けはモノとの
向き合い方を通して、
自分自身を知る作業でもあります。
だからこそ、
40代50代の私たちは
片付けを通して
たくさんのことに
気づけるのだと思います。
モノを減らすことが
目的ではありません。
自分にとって
快適な毎日を選ぶこと。
そのために、
まずは目の前のひとつのモノに、
「私は何を守ろうとしているんだろう?」
と問いかけてみてください。
そこに、暮らしを変えるヒントが
隠れているかもしれません。
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