…と書いていて、私はふとコノ国の最初の「ボランティア」で出会った、まさに「若く学歴もない失業者トリオ」を思い出した。
20歳そこそこの彼ら、最初から友達同士という訳ではないが三人とも「教会繋がり」でやって来た、ということは当時の私の英語力でも理解出来た。
しかし三人のキャラは完全に違い、一番賢い?一人は「リーダー」として実質「調理主任」のような立場を任されており、私が一番良く話した相手だった。
もう一人は(日本人から見れば?)一見「イイとこのボンボン風」と言うか、それこそ「モト」じゃないが彼を黙って日本に連れて来たらモテるだろうなあ……という雰囲気だった。
が。
彼こそが私の前で、本気で
「え?
3引く9って『マイナス』6になるのっ⁉」
…と叫んでくれた子である。
彼は私が入って直ぐ一度就職して離れたものの、一か月過ぎた頃に「出戻り」して来た。
いわゆる「斡旋業者」からの派遣、という就職だったようなのだが、彼の雇用先が賃金を滞納したということで当然そこが契約解除、そこから彼も自動的に解雇、となったらしい。
彼こそ「今」どうしているだろう……と時々思う。
最後の一人……は一見「そこらの男の子」だったけれども、彼はコノ国の『悪い部分』を全部持っているような子だった。
先ず、「働かない」=動かない!
実際「身内」しか来ないようなヒマなカフェではあったが、やろうと思えばやる「仕事」は幾らでもあった。
(いわゆる「倉庫」には未整理な品が山になっていたし)
でも実質的「店長」と言えた『お局』のオバちゃんが余りに博愛精神に満ちていて皆に甘々だった故に、彼の態度は本当に「目に余る」モノだった。
ほぼ一日中カフェ内のソファに仰向けに寝転んで携帯を操作し続け、「客」が来ても人手が足りている、とみると全く動かない。
気が向いて動く時も、何をするのが良いか?……と言うよりも「自分がやりたい仕事」しかやらない。
それは大体「台所」の仕事、つまり料理なのだが、そのやり方がまた凄かった。
前記の通り「物の前後」「やりくり」みたいなものを全く考えられない人間(多分🤣)だったようで、例えば付け合わせとして「レタス」を用意する時も、「使い掛け」があっても完全無視!
その時にある
「一番良い、新しいレタス」
…を当然のように取り上げ、更に後先全く考えず、丸ごとのソレを「何故か」
「上から上斜め半分」(=実質「上1/3くらい)
…くらいをバッサリと切り落とし、「一番イイ部分」を使って、さらに使い終わった後のソレはまな板の上に置きっ放しにして平気、という人間だったのだ……!