「返事に窮した」とは正にその時だった。
確か
「あ~、ああ、
まあ、じゃあ、また明日ね…」
…くらいのことを言って早々に離れたと思う。
「断言夫人」の全く邪気の無い……そう、子供達のそういう姿を「恥ずかしい」とも「見られた」とも思っていないだろう顔を思い出し、その日から暫く何とも言えない気分になってしまった。
「外に出てしまう」
…いや、例えば当時の我が家の様に玄関を出たら即「外」で、直ぐ公道に出てしまう……というのなら判る。
しかし、彼女の家は社宅とは言え一軒家、それも中が見えないような壁に囲まれ、更にちゃんと中からかんぬきを掛けられる門扉があり、そこから玄関までは駐車場を兼ねたポーチがあり、その奥にある「庭」との間にも囲いと鍵が出来るドアが付いていた。
つまり、小さな子供を「庭」に放して(🤣)置いても外に出てしまうような心配は一切無いような家だった。
まして、マメな彼女が毎日手入れして一面綺麗に「芝」にしていたから、多少転ぼうが何しようが怪我の心配もない。
そんな恵まれた環境なのに「外」に出さない⁉
それでも「汚れる」のが嫌だから、なんだろうな……とは直ぐ思った。
と言うのも、皆で遊んでいる真っ最中でも自分の子供がちょっとでも「汚れる」と
「ああ、お風呂入れなきゃっ!」
…と言って、その時点で直ぐ帰ってしまうような人だったから。
だからそうなんだろうな……と頭が理解しても、どうしても心が賛同出来なかった。
私だったら近所の子供達も呼んで、一日中放り出していただろうに!(ヾ(- -;)
やっぱり、根っこの部分では相容れない人だな……としか思えなかった出来事だった……。
