そうか、『あの日』からもう5年も過ぎていたのか。
…そうは言っても、遺族の、特に松永さんの気持ちから『あの日』が消えることは一生無い。
それはもう「業」のレベルかもしれない……とは思うが、私が真っ先に考えたのは
『上級国民』
…という言葉を生んだ『勲章爺さん』の方だった。
『あの日』が無ければ……究極的に言えば
「サッサと過失を認め、
即5年の刑に服していたら」
…「罪人」として……と言うよりも、『刑務所』の中で死ぬこともなかっただろうに?
同時に、もし最後は刑務所側の「最後は家族と共に」とかなんどかの配慮で自宅に返されていたとしたら
「じゃあ、松永さんはどうなの?」
…などどなってしまうし。
「立派な勲章まで貰った、エライ人」
…から
「勲章如きで、忖度されまくったボケ爺」
…になってしまった人。
『晩節を汚す』
…と言う言葉を、これほど体現してくれた人間は居ない。

