「ボクは『やりっ放し』にしている
『ダケ』なんだから、
こんなになったのはオマエが悪いんだっ!!!」
…この、普通のヒトなら「はあ?」としか言えなくなるような言葉を何度「モト」から言われただろう。
ソレは泥だらけのまま放り出された金属製の園芸のスコップであったり、使用後のまま畳むこともなく放り出されていた折り畳み傘であったり、墨が付いたまま放り出されていた書道の筆であったり。
ハッキリ言って
「そりゃ~、アナタの責任でしょ?」
…と言いたくなるようなモノ「しか」なかったから、私はタダ呆れるしかなかった。
それは義母と少し年の離れた姉二人、つまり
「三人のお母ちゃん」
…の中で育った「モト」とは、そういうことをしても『次』に自分が使う時には「いつの間にか」自分が使い易いように元通りになっていることに疑問を持たないのだろう……と考えていた。
コノ国に来て……特に「別居」して「モト」以外の人達と関わるようになって……から、今に至るまでもつくづく思うのは
「コノ国のヒトにとっての
『手入れ』とはナニか?」
「モト」と同じ!とは言わないが、コノ国では結構な頻度で
『手入れ』=やりっ放し
…ではないか?……と思ってしまうことが多々ある。
私が今の職場=『カミ』で居心地が良いというか感心する……と言うよりも
「これが『基本』だよな~」
…と思えるのは、仕事の最後になると「全員」が、それぞれの持ち場をかなり本格的に掃除=『手入れ』するところにある。
「洗い物」でさえ、必要とあれば「ジョー」が率先してやっているから、当然全員がやる。
小さい職場だから当然でしょ?
…と思われるかもしれないが、規模の大小関わらず
「洗い物は『洗い場係』がやるもの!」
「掃除は『掃除人』がやるもの!」
「ゴミ屋の為にゴミをクリエイトしてやっている!」
…という意識が染み込んでいる人達は『庶民』ほど多い、と私は感じている。
ただ、もちろん?そんな『カミ』であっても
「あ~、『コノ国のヒト』だな~!」
…と感じることは多々あるのだけど……!