ああやれやれ。
いやしかし、これで……終わり?
「感想」の話し合いは無いの?
オフィスを見渡しても『ベル』は全くこちらを気にしていないのは直ぐ判った。
あの~、「次」の予約は?とも思ったけれども、言っても「どうせ」
「ああ、じゃあ後で連絡するわ!」
の一言で、彼女から一方的に決められるダケだろう、と「経験値」から考えた。
とにかくもう自分の「予約時間外」なんだから関係ない、という事だろうと理解した私は、そのまま受付で退出の手続きをすることにした。
受付に居た女性が笑顔で「どうでした~?」と言ったので
「ええ、まあ、ちょっと理解し難い所がありましたけどね…」
…と軽い気持ちで答えると、突然
「あらまあっ!?
それでっ!?
大丈夫だったの!?」
…と矢継ぎ早に聞いて来たので私の方が驚いた。
「…ええ、後で今日使った資料は
後で送ってくれるってことでしたので…」
「あらそう、良かったわね!」
アッサリとそう切替されて、また力が抜ける。
結局「次」の予約も何も無いままオフィスを出た訳だが、ああいう人達ってのは「顧客」に何を期待しているのか?と本当に思う。
とにかく、約束通り?その日のうちに「スライド」はメールで送られて来たのだが、その最後のページにはその日「講師」となった男性の連絡先と大きな写真がバ~ン!と載っていた。
余談だが、そのプロフィール写真に私は一瞬
「誰だ、コレ?」
…と思ったほど、「リモート」に出て来ていた人とは別人という印象だった。
もちろん「リモート」の方がより「そこらのオッサン」だったことは言うまでもない。