何処の国でも「オカミ」は責任のなすりつけ合いが好きなんだろうな 116 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

  それでも最初、その「スライド」が送られて来るとは思わなかった私は気になる言葉をちょこちょこメモしつつ、同時に自分が映っていないのを良いことに「丸見え」の外の人通りを観察したりしていた。

 

  

   まさに「窓際」だったから貰ったコーヒーはすっかり冷めていた。

 

 

  通行人は多めだったがこちらが別に商業施設でもないのは知れているので殆どの人は特に覗き込みもしないが、ハッキリ言って『ガマの油』状態だな、とも思えた。


   

 

 

  そして結局、話の間に1~2回「講師」の方から

 

 

   「判りましたか~?」

 

 

  …と聞かれて複数の

 

 

   「は~い」

 

   …という声が聞こえただけで、

 

 

  「じゃあ、今日の資料(=スライド)は後で送って置きますから!」

 

 

 

  …と言われ、ほぼ「一方通行」のまま「予定通り」(90分)の時間が過ぎてその日の「講師」の話は終わった。

 

 

 

   すると今度は女性の声が聞こえ、個人の名前を呼びながら

 

  「では〇〇さん、これ以降も続けたいと思いますか?」

 

  …と参加者一人一人に聞き始めた。

 

 

 

  う~ん……以後は「個人」=一対一でのリモートも可能だ、と最後に言っていたけれども、どうも直ぐ

 

 

  「ハイ、御願いしますっ!」

 

 

  …という気分にはなれない。

 

   と言って、無下に断る程のことでもない……と言うか、逆に断ったら益々こちらの

 

 「じゃあ何処でもイイんだからサッサと働け!」

 

  …なプレッシャーが増すのは確実だろう。

 

 

 

 

  「ハイ、ではリオさん、如何ですか?」

 

   

 

 

  「……少し考えさせて下さい」

 

 

  少し間を置いて、勇気を奮って出した言葉だったが

 

 

 

  「ハイ、判りました、では次、△△さん…」

 

 

   …と相手の女性がアッサリと引き下がったので拍子抜け。

 

 

 

   「ハイ、では皆さん、今日は御苦労様でした!」

 

 

 

   …その声と共に画面が再び真っ暗になった……!