再び(×何回目?)な~んの実りも感じられなかった『義務面接』の次の日は『フラン』との電話面接の日だった。
例に寄って予定時間5分前からスタンバイしていたのだが
『また』
…中々鳴らない。
私は「記録」として5分置きに「正」の字を書き始めたのだが、丸一個書き終わってしまった。
二個目の一画目を……と思った瞬間に電話が鳴り、また例に寄って
「あ~、もしもし~、リオぉ~? 『フラン』だけどぉ~!
で~、この前からどうしていたあ~?」
…といきなり言って来た。
全くコノ人達の頭の中では「サッサと進める」という意識はあっても「時間通りに進める」=自分が言い出した時間を守る、という意識はないのだな……とつくづく確信した。
しかし、幾らなんでもビジネスに関わるのに「遅刻連チャン」、それも5分10分のレベルではない。
私は『フラン』の問い掛けに直ぐには答えず、しっかり2秒置いてから
「……『約束の時間』は12時
……で、良かったんですよね?」
…とゆっくり、でもハッキリと言った。
「そんなこと」失業者でどうせヒマこいている(!)だろう相手から言われた事など無かったのだろう、『フラン』は露骨に慌てた声を出した。
「え? え、ええ、えええ、ええ、そ、そうよ!
…お、お、遅くなってごめんなさあ~い!」
…そうそう、「遅刻」したのなら謝りましょうね~、迷子になった幼稚園児じゃないんだから!
「…で、で、で、どういう感じぃ~?」
「…相変わらずですよ」
…と答えると、何と『フラン』はこう言ったのだ。
「アナタ、『履歴書』を書き直す気はない~?」