何処の国でも「オカミ」は責任のなすりつけ合いが好きなんだろうな 73 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

   再び(×何回目?)な~んの実りも感じられなかった『義務面接』の次の日は『フラン』との電話面接の日だった。

 

 

 

   例に寄って予定時間5分前からスタンバイしていたのだが

 

   『また』

 

   …中々鳴らない。

 

 

 

  私は「記録」として5分置きに「正」の字を書き始めたのだが、丸一個書き終わってしまった。

 

 

 

  二個目の一画目を……と思った瞬間に電話が鳴り、また例に寄って

 

 

 

  「あ~、もしもし~、リオぉ~? 『フラン』だけどぉ~!

 

 

   で~、この前からどうしていたあ~?」

 

 

 

  …といきなり言って来た。

 

 

 

 

   全くコノ人達の頭の中では「サッサと進める」という意識はあっても「時間通りに進める」=自分が言い出した時間を守る、という意識はないのだな……とつくづく確信した。

 

 

 

  しかし、幾らなんでもビジネスに関わるのに「遅刻連チャン」、それも5分10分のレベルではない。

 

 

 

  私は『フラン』の問い掛けに直ぐには答えず、しっかり2秒置いてから

 

 

 

  「……『約束の時間』は12時

 

   ……で、良かったんですよね?」

 

 

 

   …とゆっくり、でもハッキリと言った。

 

 

 

 

   「そんなこと」失業者でどうせヒマこいている(!)だろう相手から言われた事など無かったのだろう、『フラン』は露骨に慌てた声を出した。

 

 

  

   「え? え、ええ、えええ、ええ、そ、そうよ!

 

    …お、お、遅くなってごめんなさあ~い!」

 

 

 

   …そうそう、「遅刻」したのなら謝りましょうね~、迷子になった幼稚園児じゃないんだから!

 

 

  「…で、で、で、どういう感じぃ~?」

 

 

   「…相変わらずですよ」

 

 

 

   …と答えると、何と『フラン』はこう言ったのだ。

 

 

 

  「アナタ、『履歴書』を書き直す気はない~?」