ワタシはこれで……仕事を辞めました ソノ16  オーナー・夫 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 さて、M&Mズ=オーナー夫妻の生態に関してはチョコチョコ話しては来たけれども、私の記憶が消えないうちに(もうかなり薄くはなっているがね……(;^_^A!)ここで少し今までの中で書き切れなかったエピソードなど行きたいと思う。

 

 

 

 先ず、『M夫』。

 

 彼の容姿を例えるなら、こちらでも最近ニュースで観ない日は無い,

 

  某北朝鮮指導者を体型&雰囲気をそのままに、インド系の顔にした感じ

 

 ……でピッタリ。

 

 

 

 

 服装はまあ一応オフィス・ワーカーというが……大体普通のシャツにズボン、という恰好がほとんどなのだけど、単に気にしないだけのか、二人(=M&Mズ)の口癖……

 

 「ウチにはオカネが無い!」

 

 ……の通り、ということかどうかは知らないが、常にボタンがちぎれそうにパッツンパツンになったシャツの隙間から「腹毛」がはみ出し、ヘソの下を経由するズボンのベルトは見事に腹を「二等分」していた。

 

 

 

 

 

 

 そんな彼の態度を一言で言えば、

 

 

「エラそう」

 

 

 …もちろん、実力が全く伴わないので「直ぐバレる」=信頼感ゼロ、なのだけど、そういう人間が一応でも権力を持ってしまっているから質が悪い。

 

 

 

 

 まして、ハウスの真の実力者『M妻』は、若い時からの移民とは言え彼女も根っこは今も基本は国家的に『男尊女卑』『夫唱婦随』を良しとする国の出身者。

 

 

 

 

 『夫唱婦随』と言えば恰好がつくが彼女が『ケツの始末』をしている、という事が多かったのだけど(だから私も当初は同情心があったのだと思う)、この『M夫』、何かにつけてエラそうな態度はするが、同時に呆れるほどの

 

「小心者」

 

 …何かあると直ぐ部下のせいにするか、『M妻』の後ろに逃げる。つまり

 

「イザと言う時には全く頼りにならない」(ああ、デジャヴ…!)

 

 …の典型。

 

 

 

 

 「ハウス」のウェブサイトには

 

『20年以上に渡りコノ国の医療関係に真摯に従事し……』

 

 …なんてあったのだが、付き合いが長くなるほど彼の英語力は私より少しマシ、と感じる程度(もちろん発音は完全なる『インド訛り』のソレであったし)だったので、『Yさん』が言うように、『病院の雑役係』=殆ど会話する必要が無い仕事、であったのだろうと思う。

 

 

 

 

 

  「ハウス」に来ると毎度エラそうに指示はするが、従業員(特に私!??)から不備を指摘されると途端に勢いが無くなり、サッサと『おかあちゃん』=『M妻』の後ろに隠れる。

 直接対応している彼女の後ろでビクビクとしながら、事が済んだら『吠えて』終わり、というタイプ。

 

 

 

 

 料理に関しても「一応」料理従事者の資格は持っているので(前にも書いたと思うが、これは『実地』ゼロ、料理が全く出来なくても「知識」さえ覚えてオカネさえ払えばオンラインならその場で取れるくらいのモノです)万が一の「お役所対策」としてキッチンには堂々と彼の名前が入った『免許取得証明書』が張ってあったが、

 

「料理なんて大嫌いだ!」

 

 …と公言しているくらいだから、実際にお湯一つ沸かしたのを見たことはない。

 

 

 

 

 そして、これは『M夫』に限らず、私がコノ国の庶民全般に感じる事なのだけど、

 

 「基礎的なシュミレーション能力が無い」

 

 =想像力&予想力(=改善力)が足りない。

 

 そういうことをしたらこうなるでしょう?ということが、判らない。

 

 まあそういう場面はコノ国の日常のあらゆる場所であるのだけど、その度に、コノ国ってのは極一部の「天才」でもっているのだろうな、と思わされてしまう。

 

 

 

 

  『アタリマエのシュミレーションが出来ない』

 

 …という場面での『M夫』のアホさ加減で一番印象に残っていることと言えば、キッチンに掲げられた「サイン」のこと。

 

 

 

 

 当然だが、キッチンは『関係者以外立ち入り禁止』エリア。

 

 

 …しかし、例えそう書いてあっても、痴呆の進んだ住人などは勝手に入って来てしまう事が多々ある。

 更に悪いことに便宜上・構造上の都合で「ハウス」台所のドアは常にほぼ開けっ放しだったので、住人のみならず、訪問者でも勝手に入って来るような状態だったのだ。

 

 

 何より、大きな『立ち入り禁止』のサインはチャンとあったものの、私が入った時にはそれが何故か

 

 

 

 「ドアを通ってキッチンに入った

 

   その右奥下の足元」

 

 

 …に張ってあったのだ。

 

 

 

 誰が見るのだ?……という以前に、

 

「キッチンに(しっかり)入らないと、見えない」

 

 

 

 …と考えられないのだろうか?と思ったのだが、私が就任した直後に「侵入」して来た常習犯のバアちゃんに向かって、その前に立ってサインを指差しつつ、

 

 

 

「ほら、ここに『立ち入り禁止』って書いてあるだろう?

 

 だからキッチンに入ってはダメなんだぞ!」

 

 

 

 …と、

 

『キッチンの中に入ったまま』

 

  真顔で

 

 

  ……説明していた『M夫』を見た時には

 

 

 

  「経験しないと、判らない」

 

 

 

 …なんてものではなく、

 

 

 

 「経験しても、判らない」

 

 

 

 …人間も居るのだなあ、とは本気で思った。

 

  が、似たような経験はコノ国では山ほどしているので、これもまた

 

 呆れるけど、驚かない

 

 …でしかなかった。

 

 

 因みに、その「サイン」はその後直ぐに私がキッチンの外、廊下に面した

 

「出入口直ぐ横・大人の平均的身長の肩レベル」

 

 …の壁に張り直し、『不法侵入』は激減したのでありました……!