ワタシはコレで……仕事を辞めました ソノ14 ここまで来ると……! | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 何度も書くがオーナーの『M&Mズ』は、本当に呆れるほどのドケチだった。

 

 どのくらいケチか、というと、基本食材の量や質が毎度絶対足りなくなるくらいの量しか買わない、というのは未だカワイイもんで、コノ国の「法律」で決められているような備品……ペーパータオルやトイレットペーパーですら必要な場所にない、という状態が半ばアタリマエだった。

 

 ペーパーホルダーにペーパータオルが入っていることは滅多になく、トイレットペーパーの「予備」は

 

「一個(注;一袋、ではありません)に限る」

 

 …ということで……ご想像下さい。

 

  何に置いても彼らの考える「一回分」は信じられないくらい少なく(且つ人数と期間に対応する計算も出来ない!)、住人の服やシーツを洗濯する洗剤の量にすら一々口を出していた。

 

 

 

 台所にも「もちろん」家庭サイズの食器洗い機があったのだけど、一日でそれを使って良いのはメインである昼食が終わった後『のみ』だった。

 

 

 何故か?

 

 

 「食器洗い機用のタブレット(=洗剤)代がモッタイナイ」

 

 …という理由。

 

 

  因みにそれは「もちろん」最低価格の某格安スーパーの自社ブランドで、

 

 「30コ入、日本円で約200円」

 

 …という製品。それを

 

「4週間持たないのがオカシイ、

 無駄遣いしている!」

 

 と、一度も食器洗いなどしたことは無いだろう人間が文句を言って来たからなのだ。

 

 では、ソノ一回以外はどうするか?

 何度も言うが私は基本4時間しか居ず、午後のお茶や夕食の時間はケアラーしか居ないのだから。

 

 でも『M&Mズ』の「指令」は

 

 

「手が空いているものが(手で)洗え」

 

 …つくづく

 

「この人達、バカだな」

 

 …と思った瞬間だった。

 

 誰が手が空いているのか?

 その時は本気で

 

「そんなの、アンタ達だけだよ」

 

 …と言いたくなった。

 

 

  最低賃金で一生懸命働いてくれている人達の負担を減らすどころか、自分達の「目先の損得」で結果的に増やすことしかしない。

 

 負担が増えるから直ぐ人が辞めて行く。

 

 誰かが辞めると残った者の負担が増える。

 

 更に人が辞めて行く。

 

 結果的に「穴埋め」として彼ら……と、言っても『M夫』は絶望的に

 

 『口ばっかり』、

 

 俗に言う

 

「使えないヤツ」

 

 …だったので、必然的に負担は『M妻』に回り、

 

「コノ国の役所職でマネージャーにまで登り詰めた」

 

 …というのが『自慢』の彼女が、最終的には穴埋めに働いていたのだ。

 

 

  しかし従業員には態度がデカい『M妻』も、根は昔の日本以上の「古いタイプの女性」、腐っても『旦那さま』である『M夫』に対して直接的な文句を言うことは絶対無かったのでありました……!