左 紅葉しない山
右 紅葉する山
下の一部が植林
遠くの山も はっきり分かれている
山も森も紅葉する。
しかし国内には紅葉しない山の方が圧倒的に多い。
紅葉が見たければわざわざ紅葉の名所に出向くしかないほどだ。
長年暮らしていれば周年緑に覆い尽くされた山が普通であり違和感もなくなる。
一面黄緑色に覆い尽くされる穀倉地帯も同じだろう。
野人でさえ草原や田んぼは美しいと思う。
それは庭園や公園や並木道も同様だ。
人間の感性で見れば素晴らしいのだろうが、自然界とは程遠く生物多様性とも程遠い。
それらの山も森も田畑も庭も公園も人間の為に作られたものであり、人間の為の緑だからだ。
植えられた植物達は人間の為に働くしかない。
それらの山も森も公園も庭園も田畑も、他の生き物達にとってエサは乏しく安住の地でもない。
平地だけでなく山の頂上まで支配し尽くせば動物達に行き場がなくなるのは当然。
生きる為、繁殖の為、子育ての為に人間の領域を犯せば駆除される運命。
一面植林の深緑に覆い尽くされた中の自然林は彼らにとってはオアシス。
花も咲けば木の実も豊富、落葉で陽が射せば草も生える。
草がなければ表土は剥き出し保水力も失せ、川に注ぐ一滴の水も消える。
川の水量が減れば人間も含めてすべての生き物が困窮する。
放置された植林、山を覆い尽くすほど猛威を振るう竹林。
どちらも中は暗闇・・
百年後はどうなっているのか。
誰も手も足も出ない。
因果応報とは言え、何もしないわけにはいかない。
解決策はあるのだから。
人間が手を加える前、周囲の山々は全面紅葉していた。
春は山桜が咲き乱れ、秋は紅葉・・
その景色を想像するだけで気力が漲って来るな。








