先日のセファリの海洋実習の後、セファリメールに送った潜水の道理は以下の通り。
イケメン二人へ
水をかいて斜めに潜るのではなく、潜水は垂直が原則で重力を利用する。
上半身を海底に向けて「くの字」形に折り曲げ、そのまま下半身を垂直に立てれば簡単に沈む。
人の比重は海水と同じ、つまり浮きも沈みもせず肺の容積の分だけ浮力となり水から出る。
流氷を例にしたアルキメデスの原理。
水から出た下半身の重みで潜るのだよ。
そうすれば水をかかなくても3mは沈み、軽くひとかきで5m。
5mは「耳抜き」しなければ水圧で耳が痛くなるが、鼻をつまんで鼻から息を吹き耳に空気を送れば良い。
木の棒を水面下斜めに押し込んでもすぐに浮いて抵抗も大きい。
棒を真っすぐ立てて半分持ちあげ手を離せば深く沈むのと同じ原理だな。
人間の重心は腰、浮力の中心は肺、水中では上半身の浮力が強く浮きやすくなる。
潜水も競泳も最低限の力で最大の効果を出す力学であり協生農法も同じようなもの。
中学の頃は一度海に入り沖へ出たら、網の中がサザエ、アワビ、タコ、突いた魚で満杯になるまで陸に上がらなかった。
平均すれば2時間は泳ぎ潜り続けたが疲れることなく息切れ一つしなかったな・・・
体力の無駄使いはやめようね~
野人
数日後に原人はパリからセファリメールに野人との電話会議の内容を投稿した。
熱帯での協生農法、乾燥地での協生農法、猪からの教訓など、長々と協生原理を書いた後、これは「野人カレーの作り方」に次ぐ番外編だ。
番外編2 素潜りの仕方について
原人がパリの水深3mのプールで試したところ、本当にあっさり自由落下、ひとかきでプールの底に到達してしまいました。
その報告をすると更なる技を伝授してくれました。
逆立ち=素潜り・・で、いかに体を真っすぐ立てるかがポイント。
「真下」が大事で身体を一直線にするほど抵抗が少なく楽に沈む。
逆立ちが下手だと上手く潜れず、必ず真下に潜ってから横移動する。
足から潜るにはシンクロのように水面に縦に伸び上がり、両手を上に伸ばしたまま真っすぐ飛び降りるようにストンと落下、手を上にかけばそのまま足から潜って行ける。
山と海から学んだ物理学は協生農法に通じる思考原理、各人色々試して野人さんも唸るような「○人オリジナル」を作るべしとのことです。
原人
まったく・・オリジナルTシャツではあるまいし・・・
それに原人のシンクロなど見とうはない。
修士生二人に宛てたメッセージだが、すぐにパリで潜水法を試すところが可笑しい・・
それに・・逆立ちが下手だと上手く潜れない??
水中ではコケる心配ないからでんぐり返るつもりでやれば良いではないか~
上半身の水中の抵抗ででんぐり返ることはないから心配いらない。
やはり原人は全体的に笑える。
人間の浮力の中心は肺。
横や斜めになれば浮力の高い上半身から浮き上がろうとするので潜りにくい。
人体を完全に垂直にすればどうなるか?
浮力の作用線は頭から足のラインとなり分散される。
つまり足の裏が浮力の中心と考えればいい。
垂直を保つ限り上半身が浮くこともなく、重力の法則で沈む。
たかが素潜りを科学的に説明すると難しいようだが、単に浮力の位置を変え、水の抵抗を少なくして重力を利用するだけのことだ。