樹医 野人 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

野人エッセイす


野人エッセイす

野人は実は樹医、つまり樹木の医者だった。もう20年も昔の話だが一応勉強した。これはその時のテキストとテープだ。しかし今となってはまったく役に立たない。内容は樹木の病気を診断し、適切な処置や薬物を使うことがほとんどだ。その後、自然界の植物は基本的には病気にならないことを理解した。病気になるには人間が余計なことをしたからだ。それを排除すれば健康になる。原因がわからなければ一切余計なことをしなければ治る。手遅れならどうやっても枯れる。たったそれだけのことだった。今の人間の医療とまったく同じではないだろうか。役に立ったのは、松食い虫から庭の松を守る予防注射くらいだろう。まあこれは病気と言うより災害だ。家のシロアリ駆除と変わりない。マツクイムシはどうやっても来る時は来る。